G3/エルムS

【開催場所】札幌競馬場
【コース】ダート1700m

■エルムステークス 競馬予想のポイント
・順当な結果が多いレース
・2ケタ人気馬の好走は稀
・先行馬が断然!マクりも決まる
・内枠が不利な傾向

札幌競馬場、ダート1700mで施行される中央競馬の重賞競争。3歳以上のレースとなっており、斤量はグレード別定。負担重量は3歳で52kg。4歳以上は56kgが課される。牝馬はセックスアローワンスにより2kg減となっている。他に過去1年間にG1レースで優勝した馬は3kg増。G2競争1着馬には2kg増など、重賞で勝っている馬ほど斤量が課されることになっている。

第1回の施行は1996年でグレードによる格付けはG3である。2011年までは9月中旬頃に開催されていたが、2012年〜2013年は8月の下旬に開催。さらに2014年以降は7月下旬と開催時期が細かく移っている。さらに2009年は改装工事の影響で新潟競馬場で施行。また2013年は札幌競馬場の工事に伴い函館競馬場で開催されるなど、開催場所も細かく替わっている。

過去の成績からレース内容をひも解いてみると、勝鞍は1〜2番人気馬に多く小回りのダート戦らしい結果に。2着馬もおおむね1ケタ人気馬に分布しており、3着馬に関しても2ケタ人気馬の好走はほぼ無いと思って良い。フルゲートの頭数が少ないということもあり、当然の結果とも思えるが、2ケタ人気馬以上の穴馬から予想に入るには無謀と言えるだろう。(今回のデータ抽出では札幌競馬場で開催された回のみとしている。)

脚質では、こちらも小回りダート特有の傾向で先行馬が圧倒的に有利。2着馬に至っては先行馬が100%のシェア率を誇る。スタートの出が悪くて向こう正面でマクル馬も番手につけられれば十分チャンスがある。ちなみに4コーナーで4番手以内につけた馬の入賞率は56%と非常に高い数字になっている。逃げ馬、差し馬、追い込み馬はすべて3着まで。ただし、前に行っている分で逃げ馬の方が若干有利な結果になっている。

枠順では好走馬の大半が4〜8枠に固まっており、1〜3枠は厳しい結果となっている。特に死に枠は2枠で入賞馬を1頭も輩出していないゾーンとなっているので、競馬予想で気になる馬の枠順にも注意を払ってみると良いだろう。

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