■中日新聞杯 競馬予想のポイント
・波乱の傾向が強い
・1〜3番人気に勝鞍無し!
・差し馬が中心!
中京競馬場の芝2000mで行われる中央競馬の重賞競争。4歳以上の古馬戦となっており、開催時期を12月に変更した時期があり、それが2006年のこと。このタイミングで、負担重量の変更もかけており別定戦からハンデキャップ競争に変更になっている。再び2012年からは3月の開催に戻している。
第1回の開催は1965年で、決して歴史の浅い重賞ではないが、度重なる開催時期の変更や距離変更、負担重量の変更などもあって、使用できるデータは多くは無い。グレードによる格付けはG3。2010年〜2011年は中京競馬場の改修工事に伴い小倉競馬場で開催されている。
開催時期もそうだが、改修工事によるコース変更、距離の延長など、条件がコロコロと変わっているので、過去の成績を元にレース内容を振り返る今回は、2012年以降は中日新聞杯を使用し、改修工事期間だった2011年はデータ除外、2010年までのデータは同条件で施工されていた中京記念のデータを参考にすることとする。
まず人気では1〜3番人気の馬の勝鞍が無いことに注目したい。2007年には3連単23万馬券、翌2008年に3連単76万馬券、さらに翌年2009年に3連単25万馬券、新しい中京競馬場で開催された2012年には3連単255万馬券が飛び出すなど、波乱の傾向が強いレースとなっている。もっとも勝鞍が多いのは4〜6番人気。人気通りの決着とはならないので、競馬予想の際には少しズレた予想をすると面白いだろう。
2ケタ人気の馬の好走も多く、特に12番人気は2着1回、3着1回。15番人気の馬も勝鞍1、3着1回と好走した実績があり、予想の際には人気薄の馬も広く押さえる必要があろうだろう。脚質では差しがもっとも好走しており、予想の際は差し馬が中心。先行馬も悪くない。逃げ馬と追い込みはまったくダメで、極端な脚質の馬には厳しいレースとなっている。
また、ハンデ戦だがトップハンデを背負った馬が好走しずらい傾向が出ており、2010年に4番人気で57.5kgの斤量を背負ったシャドウゲイトが1着に入賞しているのみで、重たい斤量の馬は苦戦傾向にある。フルゲートも18頭と多く波乱の一戦。いっそのこと思い切ってBOX買いでまとめて網羅するなど、思い切った手法をオススメしたい。