2021年9月11日
中山11レース 紫苑ステークス（G3）
①スルーセブンシーズ
調子↑
「前走は競馬場に運んだら体が減ってしまったし、インコースで伸びあぐねた感じもあった。今回は440キロくらいで出られそう。舞台替りはプラスだし、体調もいい。」とのコメントも、今回2着と見せ場十分の好走。展開が向いたとは言え長く脚を使う形。力を付けてきている。
②トウシンモンブラン
調子→
「未勝利ではスピードの違いで先頭へ立ってソラを使う面があったが、近走は小回りの流れがフィット。オープンでさらに競馬はし易くなると思う。引き続き好調。」とのコメントも、今回5着に敗れる形。人気を考慮すれば善戦と言えるか。自己条件で改めて。
③ミスフィガロ
調子↑
「春に比べて数字はそう変わっていないが、体つきがしっかりしてきた。前回で輸送もクリアしてくれたので、中山遠征も問題ないと思う。期待していた馬だし何とか権利を取って次につながれば。」とのコメントも、今回3着と好走する形。後方から良い脚を使い差し込み。キッチリ権利を取れたのは鞍上の手綱捌きによるもの。
④エクランドール
調子→
「仕上がりは良好。貼るよりは体力がついてきたし、そのぶんしっかり調教もできています。毛づやもいいですね。牝馬同士の重賞なら、十分戦えるんじゃないかな。」とのコメントも、今回17着とまさかの大敗。最後方のまま何も出来ず終戦。ルメール騎手を以てしても現状は力不足か。
⑤キヨラ
調子→
「前走後は放牧に出し、帰厩してからは調教を積んで納得のいく仕上がり。折り合いはつくし、距離の心配はしていない。相手はつよくなるが、少しでもいい面が出ればと思っている。」とのコメントも、今回16着と大敗。流石に相手が強すぎたという印象。自己条件に戻ってどこまで。
⑥シャーレイポピー
調子→
「前走は自身も脚を使っているが、レースの上がりが早かったし、メンバーもそろっていた。今回のポイントは距離。うまく対応出来れば。」とのコメントも、今回4着と善戦する格好。唯一好位から粘る形。敗れたとはいえここにきて力を付けてきている。
⑦パープルレディー
調子↑
「放牧先から帰厩後はじっくりと乗り込めた。見た目に大きな変化はないがトモがしっかりしたことでフォームが安定。右回りも調教では問題ないし、好レースを期待。」とのコメントも、今回9着に敗れる形。決め手はあるが追走に手間取っており、現状は力不足という印象。
⑧メイサウザンアワー
調子↑
「前走は33秒台の上がりで勝ってくれたけど、持続力勝負の方が合う馬だからね。スタートやレースセンスがいいし、この舞台の方が合う。調教はすごく動く馬だけど、今週も良かったよ。」とのコメントも、今回6着敗走。大きく負けてはいないが…。ペースが速かっただけに展開が厳しかったか。流れ一つ。
⑨アイリッシュムーン
調子↑
「前走は着差こそ数かだが、強引な競馬で頑張ったと思う。今回の2000メートルはぎりぎりの印象なので前回のような競馬では厳しそうだが、ひと夏越して馬はしっかりしてきた。今の状態で強い相手にどこまでやれるか。」とのコメントも、今回10着に大敗する形。まだまだ力不足感は拭えず、もう一段階成長を待ちたい。
⑩エイシンチラー
調子→
「前走は最速の上がりを使い、強い内容でした。タフな馬でカイバもしっかり食べ、今が充実期ですね。いい結果を出して秋華賞に向かえれば。」とのコメントも、今回14着と見せ場を作れず。終始最後方からのレースで何もする事が出来なかった。自己条件で改めて。
⑪ファインルージュ
調子↑
「オークスは必要以上に2400メートルを意識した調整になり、それが4コーナーから直線のハミの取り方に出てしまった。中山は重賞を勝っているし、久々でもいい状態。」とのコメントも、今回見事差し切り勝ちを決める形。陣営コメント通り絶好の仕上がり。この相手関係ではモノが違ったという印象。
⑫アビッグチア
調子↑
「前走後は放牧に出し、ここを目標に。仕上がりは速いタイプだよ。開幕週はこの馬の先行力が生きるし、どう息を入れつつ競馬ができるかだね。」とのコメントも、今回12着と大敗を喫する形。自ら速いペースを刻んでしまい自滅…。痛恨の形。
⑬ハギノピリナ
調子↑
「今週は前の併せ馬を見せながら単走で消化。骨格が大きくなって成長しています。開幕週の馬場がどうかだが、持ち味が生きる流れになれば。」とのコメントも、今回8着に敗れる形。スムーズな競馬が出来ず…脚を余してしまった。現状展開次第という印象か。
⑭ホウオウイクセル
調子→
「右の飛節に不安が出てオークスを回避し、その後は放牧で立て直した。今週のひと追いで態勢は整ったし、以前に比べて精神的な余裕が出た。中山では重賞を勝っているし、スムーズな競馬ができれば。」とのコメントも、今回13着と見せ場を作れず。展開が向いたとは言え最後方からの競馬では…。もう少し前で運びたいところ。
⑮スライリー
調子↑
「前走後はここを目標に放牧を挟んで調整したが、当週の動きからも仕上がりはいい。オークスは掛かって消化不良に終わった。2走前の内容からも距離は問題ないし、折り合い次第。」とのコメントも、今回15着と大敗。終始ペースが速く脚を残せず…。現状はこれが精一杯。
⑯クリーンスイープ
調子↑
「前走後は予定通りに放牧を挟んでここへチャレンジすることに。馬体面の変化はないが、気性は徐々に成長。距離も1ハロン延長で中山なら気にならないし、素質的にはここでもそう差はない。」とのコメントも、今回18着と最下位に敗れる形。1ハロン延長に加えペースが速かった事が痛恨。最後までスタミナが持たなかったか。
⑰ホウオウラスカーズ
調子↑
「まずは2000メートルの距離が課題ですね。対策としてクロス鼻革を着用します。状態はいいので、道中でハミを抜いて走れるといいですね。」とのコメントも、今回7着に敗れる形。伸び脚を欠いたのは途中ハミを噛んでしまった分か。まだ力不足。
⑱プレミアエンブレム
調子→
「ルーラーシップ産駒で本当に良くなるのは紗季だけど、ここを目標にして順調に仕上がった。それほど切れないけど、持久力がある。中山の開幕週は合っていると思う。」とのコメントも、今回11着と大敗を喫する形。3～4コーナーで進出する形も、ペースが速かった為に想定より直線伸びなかったか。ここでやるには力不足感は否めない。