【開催場所】大井競馬場
【コース】ダート2000m
■東京大賞典 競馬予想のポイント
・先行馬が圧倒的
・4歳・6歳馬が好走傾向
・近年はJRA所属馬が優勢
・サンデー、ミスプロ系が中心
大井競馬場のダート2000mで施行されている地方競馬重賞競走。農林水産大臣が賞を提供しているため、正式名称は農林水産大臣賞典 東京大賞典と表記されている。
1955年に「秋の鞍」の名称で創設され、大井競馬場の四大競走のひとつとして位置付けられた。1962年より施行距離を3000mへと変更し、現在の東京大賞典へと名称を変更。開催時期を12月に繰り下げ、中央競馬の有馬記念を模したグランプリ競走としてファン投票で出走馬を選出している。その後は新設された帝王賞と共に南関東公営競馬のサラ系古馬における2大競走として、南関東競馬の1年を締めくくるビッグイベントとして定着している。
1998年からダート2000mへと施行距離を短縮、1999年からは12月29日に施行日を固定していることから南関東公営競馬場のみならず日本競馬全体の1年を締めくくるグランプリ競走として中央競馬ファンにも定着している。2011年からは地方競馬としては初となる国際競走として施行され、格付けも国際G1に変更されている。
出走資格はサラ系3歳以上の競走馬に限定され、フルゲートは16頭。外国調教馬が8頭まで出走可能なことから、外国調教馬の出走状況によってJRA所属馬6頭まで、南関東所属馬7頭まで、南関東以外の地方競馬所属馬は3頭まで出走可能となっている。
また、トライアル競走である
浦和記念を南関東以外の所属馬が2着までに入着し、優先出走権を保持している場合には、南関東馬所属馬の出走枠を減らすことが定められている。
レース傾向は人気馬同士での決着が多く、枠順別成績では8枠が断然有利。年齢別成績では4歳と6歳馬が好走しており、斤量別では57kgの背負う馬が優勢。脚質は先行馬が最も勝ち鞍を挙げている。
血統面ではサンデーサイレンス系産駒の勝率が良いが、連対率ではミスタープロスペクターが優秀なため、この2血統を狙いたい。