【開催場所】盛岡競馬場
【コース】ダート2000m
■マーキュリーカップ 競馬予想のポイント
・JRA所属馬が圧倒的
・外枠発走の馬が優勢
・高齢馬でも好走できる
・サンデーサイレンス、ミスタープロスペクター系産駒を積極的に狙う
盛岡競馬場のダート2000mで施行されている地方競馬重賞競走。農林水産省が賞を提供しているため、正式名称は農林水産大臣賞典マーキュリーカップと表記される。
1997年に創設された中央・地方全国指定交流重賞競走で、第1回開催より統一G3競走として施行されている。第1回は水沢競馬場のダート2000mで施行され、第4回開催の2000年より盛岡競馬場に施行競馬場を変更。岩手競馬で年度最初に行われる夏の風物詩。
帝王賞をはじめとする中距離路線で善戦しているJRA所属馬が多く出走することもあり、これまでに第2回にメイセイオペラが勝っている他はJRA所属馬が本競走を制している。
出走資格はサラ系3歳以上の競走馬に限定され、フルゲートは14頭。出走枠はJRA所属馬5頭、岩手競馬所属馬4頭、岩手競馬以外の所属馬が5頭と定められており、負担重量は3歳52kg、4歳以上54kg、牝馬2kg減としている。
年々賞金額が減額されており、1着3000万円、2着1200万円、3着600万円、4着450万円、5着300万円だった第1・2回開催時の賞金額が現在では、1着2300万円、2着529万円、3着299万円、4着207万円、5着115万円となっている。
基本的に人気馬が好走しやすく、枠順的には外枠が有利。古馬でも好走する傾向が見られるため、年齢的な割引は必要ないかもしれない。
血統的にはサンデーサイレンス系やミスタープロスペクター系産駒との相性が良いため、出走馬の血統にも注目したい。