【開催場所】中山競馬場
【コース】障害・芝4250m
■中山グランドジャンプ 競馬予想のポイント
・5歳馬の勝鞍が多い
・内枠は不利の傾向あり
・ペガサスジャンプS経由の馬が狙い目
中山競馬場、障害コース芝4250mで施行される中央競馬の重賞競走。4歳以上の限定重賞となっており、斤量は定量戦となっている(4歳62kg、5歳以上63kg、牝馬はそれぞれ2kg減)。グレードによる格付けはJ・G1となっている。
第1回は1999年と歴史の浅い重賞となっている。前身は
中山大障害の春の競走で、年10戦しかない障害重賞の2戦目にあたる。日本の障害競走の春のチャンピオン決定戦となっており、競走に使用する4250mはJRAのレースの中でもっとも長い競走となっている。完走までに5分近くかかることもあり、国内競走の中でもっとも優勝タイムの遅いレースでもある。
過去の成績からレース内容をひも解いてみると、年齢では4歳馬が斤量の恩恵を受けられるが勝鞍の輩出は無く、2着までが多くなっている。もっとも勝鞍が多いのは5歳馬。6歳以上は横並びとなっている。ただし、6歳馬の2着率が突出して高いのは、競馬予想に使えそうなデータだろう。
枠順では1〜3枠で勝鞍が少なく、内枠不利の傾向が見て取れる。連対率、複勝率でも数字は低く、馬券に絡みにくい傾向が見て取れるので、競馬予想の際には内枠は割り引くことが可能である。人気では勝鞍がもっとも多いのは1番人気2番人気が同率、次いで意外にも8番人気馬の好走も多く、波乱の結果になることも少なく無いことを物語っている。
前走レースでは、障害オープン戦であるペガサスジャンプステークス経由の臨戦過程で挑んできた馬の勝鞍がもっとも多く、かつ当レースでの勝率・連対率・回収率などすべての面で信頼できる。次いで
阪神スプリングジャンプ、年末の
中山大障害からの直行組などが挙げられる。