■フローラステークス 競馬予想のポイント
・先行馬から狙うのがセオリー
・内めの枠が有利
・前走
フラワーC組から狙う
東京競馬場、芝2000mで施行される中央競馬の重賞競走。上位3着に入賞した各馬に、
オークスへの優先出走権が付与されるステップレースとしての指定を受けており、出走条件は3歳牝馬に限る。斤量は一律54kgが課されることになっている。
第1回の施行は1966年と古く、グレードによる格付けはG2である。オープン戦であるスイートピーステークスと並んで、
オークスへのステップレースとして組まれているが、当のオークスでは
桜花賞から直行した各馬の好走が多く、同レースからオークスを制した馬は少ない傾向である。
過去の成績からレース内容をひも解いてみると、順当な決着の年もあるが、荒れるときにはとことん荒れるレースで、2011年には9番人気バウンシーチューン、15番人気マイネソルシエールがワンツーを決め、3連単113万馬券となった。しかし、過去10年で見ると勝馬のうち5勝は1番人気が挙げており、半分は順当な結果に収まっていることを物語っている。一方で2ケタ人気の馬も連対、あるいは複勝圏にまで脚を伸ばすこともあり警戒が必要そうだ。
脚質で見てみると、まずは先行馬から狙うのがセオリー。開幕週の東京で施行されることが多く、芝の状態は良好で前が止まらないことが多々あるので、競馬予想の際には覚えておこう。次いで差し馬。逃げ馬も2着までなら粘れることがある。追い込み馬は厳しい傾向だが、よっぽどのハイペースになると、強い追い込み馬がまとめて差すケースもある。
次に枠順で見てみると、勝馬は偏りなく平均的に各枠から輩出されているが、連対率・複勝率などのトータルで見ると、内めの枠の方が好走傾向が多いので、競馬予想で迷ったら内めの枠の馬を優先するようにしてみよう。
その他、前走レースでは
フラワーカップ経由で臨んだ馬が中心で、勝鞍も多く連対率も優秀な傾向にある。その他では牝馬限定の未勝利からの勝ちあがりで、いきなり好走するケースが少なく無い。500万クラスの特別戦であるミモザ賞経由で臨む馬も少なく無いが、好走はほとんど期待できないので割り引くことが出来るだろう。