■東京スポーツ杯2歳ステークスの競馬予想のポイント
・1番人気馬は信頼度高
・先行馬が中心
・勝馬は比較的内枠に多め
・
いちょうS経由の複勝率が高い
東京競馬場、芝1800mで施行される中央競馬の重賞競走。2歳限定の競走となっており、斤量は定量。牡馬55kg、牝馬は1kg減を基本としている。
1959年に東京3歳ステークスの名称で創設され、1996年に3歳重賞競走の整備によりグレード格付けG3の重賞競走に格上げされ、第1回の施行を迎えている。翌1997年からは東京スポーツより寄贈杯を受け東京スポーツ杯3歳ステークス、2001年には競走馬の年齢表示の変更により現在の東京スポーツ杯2歳Sに名称が変更されている。
過去10年の成績からレース内容をひも解いてみると、優勝馬は1ケタ人気以内で1番人気が6勝を挙げてトップ。2・3着馬は5番人気以内に好走が目立つが、2ケタ人気まで分布しているため、注意したい。配当面では3連単が5万馬券を超えることもしばしばのため、上位に人気サイドを支持したとしてもヒモ荒れを警戒した方が良いだろう。
脚質では先行馬が5勝を挙げており、勝率・連対率・複勝率共にトップの成績。次いで差し馬が3勝を挙げている。追い込み馬にも入着はあるが、上がり3ハロンで33秒台の脚を使えないと厳しい。また、逃げ馬は過去10年で2005年のフサイチリシャールが優勝したのみとなっているので、割り引きが可能だろう。
枠順では、勝ち鞍が1〜7枠に満遍なく分布しているが、1枠が3勝を挙げ勝率・複勝率でもトップ。2着は8枠が6勝を挙げており、連対率は28.6%と最も高い数値となっている。3着は3〜6枠から多く輩出され、中でも5・6枠は共に3頭の入着馬を輩出している。内枠から勝馬、中〜外枠から2・3着を選ぶと予想しやすいかもしれない。
前走レースでは新馬戦経由の馬が5勝を挙げ、勝率でトップ。2・3着には、
いちょうS、未勝利経由の馬が目立っており、いちょうSは複勝率でトップとなっている。最も連対率が高いのは
デイリー杯2歳S経由の馬となっているため出走メンバーにいるようなら押さえておきたいところだが、重賞経由の馬は出走馬18頭中入着したのは2004年のペールギュント(2番人気)、2012年のコディーノ(1番人気)の2頭のみとなっているため基本的には割り引き対象と考えることが出来るだろう。