■ユニコーンステークス 競馬予想のポイント
・順当な結果が多い。
・先行馬と差し馬が中心。極端な脚質は厳しい
・中枠が有利?
・端午S、昇竜S組が中心!
東京競馬場、ダート1600mで施行される中央競馬の重賞競走。3歳限定のダート重賞となっており、斤量は56kg。牝馬はセックスアローワンスにより-2kgとなる。G1レースで1着になった馬は2kg増、G2レースで1着になった馬にはさらに1kgがプラスに課されることになっている。
第1回の施行は1996年で、グレードによる格付けはG3である。現在の施行条件に変わったのは2001年から。7月に地方競馬で行われるジャパンダートダービーの前哨戦としての一面を持つ。このレースを優勝した馬はG1レースを勝つことがほとんどで、出世レースとなっている。
過去の成績からレース内容をひも解いてみると、過去10年の人気別では1番人気馬が6勝を挙げるなど、人気サイドでの決着が目立つ傾向が出ている。さらに3連単の発売が開始された2005年以降、3連単は10万馬券を超えたことは無く、順当な結果となってきたことを物語っている。勝率・連対率・複勝率のほとんどで、不人気になるほど好走率が低下しており、穴党には向きづらいレースとなっている。
脚質ではダート戦ということもあり、先行馬が有利で、差し馬も優秀。この2つの脚質でほぼ二分していると言って良い。健闘する余地があるとすれば、レースがかなりハイペースになったときの追い込み馬ぐらいのもの。逃げ馬はほとんど馬券になれておらず苦しい結果となっている。
枠順では6枠が勝率トップで、回収率でも優秀な結果となっている。連対率・複勝率ではほとんど満遍なく分布しているが、1枠と8枠に関しては、やや好走率が下がるため、強いて言えば中枠有利と呼べるかも知れない。
その他、前走レースではダートを使ってきた馬が中心で、京都競馬場で5月上旬頃に開催されるオープン戦の端午ステークス、それから5月中旬頃に開催される昇竜ステークスなどが優秀な結果となっている。その他、兵庫チャンピオンシップや、500万戦などを経由する馬が好走している。500万戦経由で臨む馬は、距離を延長して臨む馬よりも、同じ距離か、距離を短縮して臨む馬の方が優秀という結果が出ているので、競馬予想の際に役立てて欲しい。