2020年12月26日 阪神11レース　阪神カップ（G2）

�@クリノガウディー
調子↑
「追い切りは思った以上に速い時計が出たけど、決して無理はしていないからね。それだけ調子がいい証拠だろう。今は掛からないので、距離も問題ない。」そう自信を覗かせていた陣営サイド。結果は2着馬からクビ+クビ+クビ差の5着。陣営の采配ズバリと言えるレースだったが…それだけに結果を残せなかった事だけが悔やまれる。

�Aレインボーフラッグ
調子→
「中1週なので追い切りはしまいを伸ばしただけ。年齢的にも体調の変動は少ない。相手は揃っているが、距離短縮はプラスなので。」とこの馬なりにベストは尽くされた一戦。結果は7着と振るわずも、着差的には小差で上がりも2位。展開さえ向けばここでもやれる事を示した一戦だった。

�Bイベリス
調子→
「前走は行きっぷりが良かったし、内容が良化。ラストは諦めずにもうひと踏ん張りしてくれるので、道中でもまれずに運べれば。」とのコメントも結果は6着。粘りは見せたが、終始徹底マークされてしまったの結果的にはが痛恨だったか。

�Cヤマカツマーメイド
調子→
「休み明けだけど、馬にはいいリフレッシュになったようだね。阪神のこの距離の重賞でいい競馬をしているし、強い相手にどこまでやれるか。」との陣営談。結果は見せ場なく13着。逃げ馬に競り掛ける形で臨んだのが今回は仇となってしまった形。

�Dクラヴィスオレア
調子→
「前走は後ろを引き付けながらマイペース。最後は決め手の差が出たが、見せ場はつくったし、いくらも負けていない。レースが上手だし、ここにきて力もつけている。阪神芝1400メートルはこの馬のスピードを生かすにはいい条件。自分のリズムでスムーズに運べれば。」と人気薄の割には高い評価。しかし結果は14着と大敗。内枠が災いしてか、自分のリズムで競馬できなかったのが今回は痛恨だった。

�Eダノンファンタジー
調子↑
「前走は重馬場が堪えた。どうしても進みすぎるところがあるので、中間はオーバーワークにならないように調整。気性的に久々は苦にしないし、古馬になって精神面での成長を感じる。距離も合うと思う。」そう陣営も期待を寄せての一戦、見事期待に応えて久々の1着を勝ち取った。本質的にこの距離が合うと見られ、加えて厩舎サイドの懸命な立て直しが今回は功を奏した印象。

�Fステルヴィオ
調子→
「申し分のない状態。騎手もいい手応えをつかんでくれている。前走は勝ち馬にうまく逃げ切られたが、課題の発馬は決まったし、不利があった中で力は見せた。強い馬はいるが、引けを取らないと思っている。」そう強気な姿勢を崩さなかった陣営だが、結果は出遅れてしまいまさかの12着大敗。未だ発馬に関しては課題が残るか。

�Gフィアーノロマーノ
調子→
「勝った後も順調にきているし、体調は申し分なし。1400メートルも力を出せる条件ですからね。あとは相手関係。」と京阪杯を制した後だけに口調も上向きだったが、結果は9着と振るわず。結果的にはここ一番で若手騎手を配した事が災いしたか。

�Hサウンドキアラ
調子→
「前走はもう少し動いて欲しかったですが、GIでメンバーもそろっていましたからね。レースを使いながら状態は戻ってきていますし、きっかけをつかみたい。」そう語っていたが結果は4着。着実に復調気配を見せているが、本当に良かった頃には未だ戻っていない様子。

�Iタマモメイトウ
調子→
「前走はゴール前で進路がなくなり、外へ切り返す面があったからね。スムーズならもっと際どかっただろう。着実に力を付けているし、強い相手にどこまでやれるか見てみたい。」と挑戦者の姿勢を見せていたが、結果は11着と無念と結果。このメンバーが相手では、流石に後方2番手に控えては厳しかったか。

�Jジャンダルム
調子↑
「前走は左回りで初の1400メートルだったが、強い内容でした。器用さがあるので内回りコースは合うし、帰厩後の状態もいい。相手は揃うが、楽しみはありそう。」と状態面も上がっていただけに、陣営サイドも期待を寄せていたと思われるが、今回はコンマ5秒差の7着。進路取りが響いた印象だが、地力は通用すると思われるだけに次走も注目。

�Kインディチャンプ
調子↑
「前走は自分の競馬はできていたが、相手が強かったね。中間も順調で、引き続きいい状態。マイルで実績を残しているけど、走りもピッチ走法で1400メートルでも大丈夫と思う。」と王者らしいコメントを残したが、結果はまさかの3着惨敗。結果的には後ろ過ぎたか…。もう少し前目でレースを進められればという一戦だった。

�Lブラックムーン
調子↑
「年齢の影響もあってか、けいこで動けなくなっている。前走は休み明けのGIで厳しかった。上積みが見込めるだろうし、初距離がいい刺激になれば。」と伏兵ながら雰囲気は良かった1頭。だが今回はスタートで後手を踏み10着。上がり2位の末脚を使っているだけに少々勿体ない競馬だった。

�Mキングハート
調子↑
「今週は輸送も考慮してさらっと。だいぶ状態は上がってきましたよ。今はズブくなっているので1400メートルぐらいがいいですね。発馬を決めて流れに乗れれば。」と7歳馬ながら状態面の良さをアピール。しかし結果は15着。序盤から全くスピードに乗れていなかった辺り、陣営のトーンとは裏腹に未だ復調には至っていない様子だ。

�Nミッキーブリランテ
調子→
「休み明けの前走が案外だったが、多頭数の外枠も厳しかったかな。中間も馬は元気いっぱい。2走目で心身のバランスが整えば。」と叩き2走目だけに巻き返しを期待してい口調も、結果は16着と再度の最下位。気ムラな性格なのか？復調はまだ遠い印象だ。

�Oマルターズディオサ
調子→
「これからはマイル以下の路線を考えています。調教方法も少しぴりっとさせるように変更。ただ、体調はいいけど、G2の1400メートルのペースに対応出来るか。斤量差を生かして上位争いを期待したい。」そうコメントしていた陣営だが、結果は緒戦から見せ場十分の2着。距離は短い方がいいという陣営の采配ズバリと言えるだろう。厩舎力は流石の一言だ。