2021年3月6日
阪神11レース チューリップ賞（G2）
①メイケイエール
調子↑
「体がふっくらして帰厩したので、調整がしやすく、目方は少し増えるくらいで出られそう。レースでは折り合いが鍵。我慢させる競馬をして、桜花賞に向けて中身のあるレースを期待したい。」とのコメント。しかし思い通りのレースは出来ず、4コーナーでは早くも先頭に並びかける形。それでも最後差し切りは許さず、そのまま粘り込んでの同着1位入線。地力の高さを示す結果となったが、一方で課題の我慢させる競馬が出来なかった事が次走どう出るか。
②ストゥーティ
調子↑
「前走はゲートを出てつまずいてしまったけど、直線はいい脚。新たな面を見せてくれました。今週の追い切りも前進気勢を感じる中、コントロールが利いていたし、力を出せる態勢です。」と陣営からは強気のコメント。結果は3着も、最後まで粘り通す好内容。見立て通り良いレースは出来たが、賞金加算が出来なかったのは痛恨か。
③レアシャンパーニュ
調子→
「前走はいい脚を使ってくれました。この中間はさらにトモをしっかりと使えているので、追ってからの反応がもっと良くなりそう。上積みが見込めて鞍上も2度目。何とか3着までに来て権利を。」とのコメントも、結果は9着。序盤からスローだっただけに、4コーナーでは逆に位置を下げる形になってしまったのは致命的だった。
④シャーレイポピー
調子↑
「前走は出遅れたのが全て。中間のゲート練習では落ち着きがあるし、駐立もしっかりできるように。ゲートを出てリズム良く流れに乗れれば、もう少しやれていいはず。できれば良馬場が希望。」とのコメントも、結果は5着。稍重馬場でペースも遅く…この馬向きの展開にはならなかったか。スタートが良かっただけに悔やまれる結果。
⑤エリザベスタワー
調子→
「馬具を工夫して口向きの難しさは矯正されつつある。先週に速い時計を出しているので、今週は調整程度。右回りに戻るのもいいと思います。」とのコメント。道中は終始メイケイエールをマークする形で、直線でも見せ場十分。結果はメイケイエールと同着1位入線。仕上がりは勿論、鞍上の完璧なエスコートも拍手の一言。
⑥エイシンピクセル
調子→
「先々週、先週としっかりとやり、今週の追い切りはしまい重点。いい感じに仕上がった。前走の1400メートルは忙しかった。勝っている舞台で好走を期待。」と強気なコメントを寄せていたが、結果は12着としんがり大敗。自分のレースは出来た印象だが、重賞のココでは流石に厳しかったか。
⑦タイニーロマンス
調子→
「前走はうまく運べたが、相手が強すぎた。阪神コースは問題ないし、距離延長も良さそう。初めての輸送をクリアできれば。」とのコメントも、今回7着に敗れる形。輸送でマイナス8キロ。前走時もマイナス馬体重だっただけに流石に減りすぎか。状態が万全ではなかった印象。
⑧テンハッピーローズ
調子→
「中間はテンションを上げない様にじっくり乗り込んできた。ジョッキーも乗るごとに良くなっていると言ってくれているし、癖もつかんでいると思う。何とか権利を取りたい。」と意気込んでいたが、結果は10着と振るわず。当日馬体マイナス10キロは流石に…。力を発揮する事が出来なかった。
⑨シャドウエリス
調子→
「前走は外からプレッシャーをかけられて終始力み気味だったが、それでもバテずに頑張っていた。徐々に地kらをつけているし、レースも上手になってきた。何とか権利を取って次走につなげたい。」とのコメントも、結果は6着。勝ち馬とはコンマ3秒差だけに大きく敗れてはおらず、今回は位置取りひとつだったか。この相手関係では、後方からの追い込み一辺倒では厳しい。
⑩マリーナ
調子↑
「今週は馬場の思い坂路でラスト1ハロン12.0秒。引き続いて状態はいい。勝った前走でも集中できていない面があったので、重賞で相手が強くなる方が真面目に走るかもしれないね。」と意外にもトーンは上向きだったが、結果は8着と振るわず。勝ち馬とはコンマ5秒差。小差の競馬ではあったが、いきなりの重賞挑戦。流石に荷が重かったか。
⑪バリコノユメ
調子→
「前向きすぎるくらいだが、巣軽さが出てきて状態の良さを感じる。芝の走りは悪くなかったし、ジョッキーも手の内に入れてくれている。流れに乗って運べれば。」とのコメントも、結果は11着。想像以上にペースについて行く事が出来ず…。やはり本質的にはダートでこそという1頭か。
⑫タガノディアーナ
調子→
「中1週なのでさらっとという感じだったが、動き、反応ともに良かった。1頭強いのはいるが、マイルも守備範囲。現状の力でどれだけやれるか。」とのコメントを寄せていたが、今回惜しくも4着。終始スローペースで、中団に控えていた当馬は脚を余してしまった印象…。無念ではあるが、次走展開ひとつで巻き返し。