2021年3月28日
阪神11レース 六甲ステークス
①クリスティ
調子↑
「冬場はパスしてここから始動。引き続き動きは申し分ないですね。前走はぶつけられて掛かってしまったので参考外。改めて。」とのコメント通り、不利なくすんなりハナを切った今回はそのまま逃げ切りＶ。力を付けている。
②テーオービクトリー
調子→
「仕上がりも良かったが、前2走はしっかり力を出してくれたね。さすがに上積みはないけど、流れにめぐまれれば上位争いしてもいい。」とのコメントも、今回11着と大敗する形。渋った馬場を苦にしたか、前走、前々走ほど前目に位置取れなかったのは痛恨だった。
③メイショウグロッケ
調子↑
「放牧先で挫跖があったが、帰厩してからは順調。追うごとに馬もぴりっとしてきた。今は短距離で差す競馬が板についているので、マイルがどう出るか。ゲートを出たなりの位置で脚をためたい。」とのコメントも、今回10着に敗れる形。良い位置は取れた印象だが…。良い頃と比べると上がり目はあまり見込めないか。
④セダブリランテス
調子↑
「屈腱炎で長く休みましたが、しっかり乗り込んでいるので息や体はできています。マイル戦は初めてだけど、外回りなのでそう心配はしていません。地力に期待です。」と強気なコメントを寄せていたが、結果は6着と振るわず。結果的には前々で積極策を取ったのが裏目に出てしまったか。着順ほど差は付けられていないだけに勿体ないレース。
⑤ワールドウインズ
調子→
「ここを目標に調整は順調。前走を見ると2000メートルはぎりぎりの感じで、参るぐらいの方が切れる脚が使えそう。多少の雨ならこなすと思う。」とのコメントも、今回8着に敗れる形。本質的に急坂は得意ではないか？小回りの前走と比べると案外過ぎるレース内容。距離ももう少しあった方がいい印象か。
⑥レッドヴェイロン
調子→
「転厩緒戦でまだ手探りだが、やれる範囲の中でこの馬に合う調整をしている。徐々に良くなっているし、実戦に行ってどれだけ動けるか。」と控えめなコメントながら、今回差のない4着と善戦。一時期の不調からは脱したか。オープン特別ならまだ見限れない、展開ひとつ。
⑦ウーリリ
調子↑
「調教ではいい頃に比べるとワンパンチ足りない感じがするが、立て直して昨秋より馬の雰囲気は良くなっている。あとは実戦に行ってどれぐらい変わってくれるか。」とのコメントも、結果は14着と大敗。馬体重プラス10キロでは、仕上がっていなかったと見るのが妥当か。叩いて次走どこまで。
⑧メジェールスー
調子→
「目先を変えて1600メートルへ。先行力があるタイプだけど、じっくり構えて乗ってもらうつもり。それでれーり振りに新味が出てくれたら。」とのコメントも、今回12着と大敗する形。見立てよりマイルはこなせた印象だが、それでも不振脱出からは程遠い内容。
⑨マイネルフラップ
調子→
「前走は一瞬勝つかと思ったくらいの手応えだったからね。今は状態が良く、集中力も備わってきた。今回も積極的な競馬を。」と意気込んでいたものの、結果は9着。雨馬場で脚が溜まらなかったか、陣営の口振りを思えば案外過ぎる内容。
⑩リュヌルージュ
調子→
「中山牝馬ステークスを使わずに出走が延びたけど、その分乗り込めたし、馬も元気がいい。あとはマイルでどんな競馬が出来るか。」とのコメントも、今回13着と大敗する形。レース振りを見ても現状マイルは忙しい。次走距離延長で巻き返したいところ。
⑪アバルラータ
調子→
「マイルなら折り合いが楽になるぶん、競馬はしやすい。前がやり合う展開で、流れが向いてくれれば。」とのコメントも、今回7着に敗れる形。着順ほど大きく負けてはおらず、7歳ながら状態は安定。とはいえ上積みは望み薄か。
⑫メイケイダイハード
調子→
「前走でも自分の持ち時計くらいは走っている。道悪はどうかだが、荒れた芝は合うし、メンバー次第で前進していい。」とのコメントを寄せていたが、結果は5着。陣営の見立て通り条件は合っていたが、これで入賞出来ない辺り、良い頃と比べると状態はいまひとつ。
⑬ラセット
調子→
「前走はスタートから出していって甘くなったけど、ためれば脚は使える。少し力の要る馬場でこの馬の持ち味が生きるようなら。」とのコメントを寄せていたが、見立て通りか直線豪脚を発揮しての2着。後方からの思い切った競馬が功を奏したか。状態はよかったものの、展開がハマった感は否めない。
⑭プリンスリターン
調子→
「早めに入厩して、ここを目標にしっかりと乗り込んできた。力を出せる仕上がり。重賞でも上位争いしているし、阪神も好相性。好レースを期待。」とのコメント、結果は惜しくも3着。この舞台は合っているが、結果的には進出するのが遅すぎたか。後方を気にし過ぎたか、逃げ馬を最後まで捉える事が出来なかったのは痛恨。
⑮ノーブルマーズ
調子→
「結果は伴っていないが、調整は順調。自分でやめている面があるので、この距離で集中力が続けば。」とのコメントも、結果は15着と最下位入線。明らかに直線でレースを止めており、この癖が治らないようなら今後も厳しいか。