2021年4月17日
阪神11レース アーリントンカップ（G3）
①トーホウディアス
調子→
「前走は馬場が悪いなか、無理して前に行ったからね。馬任せで運んだ方がいい。中間も順調だし、良馬場で走らせたい。」とのコメントも、結果は12着。陣営の思いとは裏腹に雨の重馬場開催。良馬場で見直したい。
②アドマイヤザーゲ
調子↑
「前走は特殊な馬場が合わなかったのか。パワータイプなので多少力の要る馬場になっても対応してくれると思う。力は出せる仕上がり。あとはマイル適性がどうか。」とのコメントも、今回9着に敗れる形。特殊な馬場状態だっただけにジャッジは難しいが、現状は中距離の方が向いているか。
③ノースザワールド
調子→
「昇級の前走はキレ負けと言うより、最後でやめてしまった感じ。まだ気持ちにむらはあるけど、調教の動きからも通用の力は持っている。集中して走れるかどうか。」との少々色気の有るコメントを寄せていたが、故にか結果6着と善戦。最後方からのレースではあったが、重馬場も苦にせず。馬場次第で再度注目の1頭。
④バルドルブレイン
調子→
「前走はまだ幼さを見せていましたが、休み明けでもうまく流れに乗れて、距離もこなしてくれました。もう少し経験を積む必要がありそうですが、体調はキープしています。」とのコメントも、今回10着と大敗を喫する形。本質的に距離はギリギリな印象だけに、重馬場でスタミナを削がれてしまったのは痛かったか。
⑤バクシン
調子→
「今回は条件をがらっと替えてみる。試金石になるが、体調がいいし、先入観を持たずに乗ってくれれば。」とのコメントも、今回15着と大敗。重馬場というよりは芝コースが向いていないか。ダートに戻って改めて。
⑥タイフォン
調子→
「昇級後がひと息だが、2走前は包まれて競馬ができず、前走は口を割って引っ掛かり、伸びを欠いた。重賞だが、距離短縮で折り合いをつけてどこまでやれるか。」とのコメントも、今回14着と振るわず。折り合いを気にし過ぎてか、終始位置取りは後方。このメンバーで末脚勝負は分が悪い。
⑦サイモンメガライズ
調子→
「転厩馬ですが、ずっと休まずに使われているので、状態を維持する様に努めてきました。このメンバーを相手にどこまで頑張ってくれるか。今後につながるレースをしてくれたら。」と控えめなコメント、故にか結果も16着と伴わず。重馬場以前に、現状重賞でやるには力不足か。
⑧ピクシーナイト
調子↑
「前走は発馬も良く、折り合いもスムーズでした。逃げる形になりましたが、時計も速く、いい内容だったと思います。短期放牧明けですが調整は順調。今回もリズム良く運んで、スムーズな競馬ができればと思います。」とのコメントも、今回4着に敗れる形。道中折り合いに苦心したか、直線での伸びがイマイチ。リズム良く運ぶ形で改めて。
⑨ホウオウアマゾン
調子→
「先週にコースで負荷をかけたので、今週は坂路でラストを伸ばせば十分。前走後に跛行したが、今は走りのバランスも戻っていい状態。持ち時計もあるので楽しみです。」と強気なコメントを寄せていたが、それも当然という形で今回後続に1馬身以上の差をつけ見事完勝。好位から押し切る王道競馬、引き続きGIの舞台でも注目の1頭。
⑩リッケンバッカー
調子→
「前走は早めに動く形。着差以上に強い内容だった。ベストは良馬場で好位から運ぶ形。もともと素質を感じていたし、重賞でも見劣らない。」と評価の割には強気なコメントを寄せていたが、結果2着と好走する形。先に抜け出した勝ち馬は捉えられなかったが、この馬場でも中団から力強く抜け出す形。力を付けている。
⑪ジュリオ
調子↑
「前走はいい位置を取り、最後まで諦めない頼もしい走りだった。この中間の前進気勢の強さは気になるが、乗り慣れた騎手だし、阪神は流れも速くなりやすい。次につなげたい。」とのコメントも、今回11着と大敗する形。重馬場が合わなかった上、現状力も重賞ではやや足りないか。自己条件で改めて。
⑫レイモンドバローズ
調子→
「先週にジョッキー騎乗で追ったので、今週はさらっとやれば十分。まだ体形は推さないが、スッとポジションを取れて、むきにならないように、レースセンスがいい。重賞でも楽しみはあると思う。」とのコメントを寄せていたが、結果3着と好内容のレース。陣営サイドのコメント通り、レースセンスは非常に良い。こういう渋った馬場も向いている。
⑬サトノラムセス
調子→
「前走は想定外の競馬だったが、いい脚を使ってくれた。ためても切れる事がわかったのは収穫。素質はある馬。中間は動きにも迫力がでてきたし、重賞でも期待している。」とのコメントも、今回7着に敗れる形。見立て通りキレる脚こそ使ったものの、直線最後方では…。今後も展開次第か。
⑭ワールドバローズ
調子→
「ここにきて少しづつしっかりしてきた。昇級緒戦の前走も上手な競馬で差のない走りをしてくれたし、1600メートルの方が競馬がしやすい。あとは重賞のメンバーでどれだけやれるか。」とのコメントも、今回5着と好内容のレース。重賞でも展開ひとつという印象。自己条件なら要注目の1頭だろう。
⑮ショウリュウレーヴ
調子↑
「前走はゲートの駐立が良くなかったので、中間はくくりつけて練習を。その前走は狭いところをこじ開けてきたし、能力を見せてくれた。少しもたもたしていたのは久々のぶんだろう。使ったことで反応は良くなるだろうし、今週の動きも抜群。重賞でも。」とのコメントを寄せていたが、今回8着に敗れる形。3～4コーナーで動いてしまった事で、逆にしまいが甘くなったか。ゲートは出た分勿体ない内容。
⑯ジャスティンカフェ
調子→
「ペース的にも前回よりリズムを作るのは楽だと思いますが、スッと加速できないところがある。多頭数の競馬になって、入りたいところにスッと入っていけるかが鍵になりますね。」とのコメントも、今回13着と大敗を喫する形。これまでのレースを思えば、後方に控える形となったのは致命的だったか。現状重賞でも少々厳しいという印象。
⑰サンデージャック
調子→
「ようやく常識にかかってきた。休み明けだが、今週はジョッキー騎乗で悪くない動きを見せていた。一気に相手が強化されるので、どこまでやれるかな。」とのコメントも、今回18着と最下位入線する形。多頭数に揉まれる競馬で全く力を引き出せずという印象。自己条件で見直せるか。
⑱グレイイングリーン
調子→
「前進気勢が強いタイプなので1ハロン延長が鍵になるが、前走は折り合って運べたし、強い内容でした。パワーがあり、道悪にも対応出来そう。」とのコメントも、今回17着と結果は振るわず。距離延長、加えてこの馬場を苦にしたか。良馬場で見直したい。