2022年7月16日
函館11レース 函館2歳ステークス（G3）
①ロッソランパンテ
調子→
「1週前の輸送は無事にクリアして力を出せるデキ。初戦はやや若さを見せたので、1200メートルのペースの方が競馬はしやすいはず。理想は良馬場で、当日の天気が鍵に。」とのコメントを寄せていたが、結果は13着と最下位入線。雨が降って稍重馬場となってしまったのが今回は全てと言えるか。この馬にとってはペースが速くなってしまったのも痛かった。
②オマツリオトコ
調子→
「エンジンがかかるといい脚を使った。芝は未知数だが、渋った最終週の馬場を味方にしたい。時計がかかれば。」とのコメントも、今回3着好走。最後方から豪脚一閃。2着馬とはクビ差と惜しい内容で、渋った馬場は得意と思われる。良馬場で真価が問われる1頭。
③クリダーム
調子→
「初戦がいいパフォーマンス。勝った後は函館に滞在して調整。至って順調だよ。今週の調教は内に若干モタれたが、フットワークは良かった。ここも楽しみ。」とのコメントも、今回2着好走。先行馬が軒並み総崩れとなる展開だけに、逃げ粘った当馬は負けて強しと言えるレース内容。渋った馬場も無問題。
④オボロヅキヨ
調子→
「最後は伸び負けたが、うまく内へ入れていい形で運べていた。状態は上向きも、重賞になるし、どこまでやれるか。」とのコメントも、今回10着大敗。中団に控えたが、直線では逆に後退してしまう格好。相手が強かった上、稍重馬場も苦にした形か。
⑤スプレモフレイバー
調子→
「新馬戦はいい内容で勝ってくれた。使って状態は上向いている。相手は強くなるが、初戦の勝ちっぷりからも楽しみはある。」とのコメントを寄せていたが、結果は8着。結果的にペースが速すぎたか。雨が降って力の要る馬場状態だった事もあり、最後まで粘る事が出来なかった。良馬場で巻き返せるか。
⑥ニシノシークレット
調子↑
「芝コースでの追い切りは良く、初めての芝は問題ない。初戦の勝ちっぷりは良かった。状態もいいので楽しみ。」とのコメントも、今回6着敗走。中団に控えたがジリ脚しか使えず、直線後続に差されてしまう形。初芝自体は問題なく、現状での力は発揮している。
⑦シンゼンイズモ
調子→
「初戦で周りを気にした事を考慮して、前走は外をスムーズに走れた。まだ競馬を覚える段階だけに、更に相手が強くなって頭数もそろうなかで、どれだけ動けるか。」とのコメントも、今回7着敗走。後方から良い脚を使ったが、それでも前を捉えるには至らなかった。自己条件なら見直せるか。
⑧ミスヨコハマ
調子→
「馬混みを気にするので、そのあたりを練習する様な追い切りをした。函館の水が合うのか体調はいいし、スムーズな競馬ができれば楽しみ。」とのコメントも、今回5着入線。ペースが落ちたところで進出を開始したが、結果的に早く仕掛けすぎたか。大きく負けてはおらず、巻き返しの余地は有り。
⑨ゴキゲンサン
調子→
「勝った後に短期放牧を挟んだが、調整は順調。初戦は騎手が緩急をつけて、センスのあるレースをしてくれた。重賞でも見劣りしない。」とのコメントも、今回4着入線。人気を考慮すれば善戦と言える内容か。陣営コメント通り重賞でも見劣りしないレース振り。引き続きこの路線で注目の1頭。
⑩ミシェラドラータ
調子→
「発馬も良化して、2走目でレース振りがしっかりと上向いていた。学習能力があるし、立ち回りも上手。ここでも上位争いを期待。」とのコメントを寄せていたが、結果は11着。前走の好レースとは打って変わって、今回出遅れて全く見せ場を作ることが出来ず…。前走以上に渋った馬場も、この馬には堪えた形か。
⑪ニーナブランド
調子→
「短期放牧を挟んでいるけど、使ってテンションが高くなったから、いいガス抜きになった。デキは良好。控える形でも走れると思う。」とのコメントも、今回12着大敗。好位につけたが、馬場コンディションが悪かった上にペースが速く、早々に脱落してしまう形…。良馬場でどこまで見直せるか。
⑫ブトンドール
調子→
「初戦は仕上がり途上だったが、センスのいい走りを見せた。中間の追い切りでは動き、反応ともに良くなっている。状態面の上積みはある。」とのコメントも、今回中団から豪脚一閃を見せ、2着馬に1.1/4馬身差をつけ見事勝利を収める格好。前走同様稍重馬場だったのもプラスに働いたとはいえ、同様に速い上がりは使っており見せ場は十分。次代のスプリント王へ一歩前進。
⑬アスクドリームモア
調子→
「前走は着差派僅かだけど、手応えには余裕もあって完勝。連闘にはなるが、使った上積みも見込める。重賞でどんな走りをするのか楽しみ。」とのコメントも、今回9着に敗れる形。ペースが速かったのが全てと言えるか。直線向いた時点で既に脚色一杯という状況だけに…。自己条件、良馬場でどこまで巻き返せるか。