2023年3月26日 中京11レース　高松宮記念（GI）

�@トゥラヴェスーラ
調子→
「帰厩後はすこぶる順調に過ごしてきたし、馬体も上々。最近の中では一番の状態と言えます。昨年、一昨年の内容を見ても中京1200メートルは最も力を出せる舞台ですし、雨予報も歓迎。」とのコメントも、今回3着好好走。不良馬場を全く苦にすることなく、内から力強く追い込んできた。内枠に配されたのも幸運だったが、鞍上の手腕でここまで来れたという印象。

�Aウォーターナビレラ
調子↑
「中間は張り詰めた様子もなく順調。当週追いは桜花賞に匹敵する程抜群の動きでした。距離もこなせそうですし、状態の良さで変わらないか。」とのコメントも、今回16着と大敗を喫する形。状態自体は良かった様に映ったが、不良馬場の影響か直線全く伸びなかった。復調のめどは未だ立たず。

�Bキルロード
調子→
「前走は落鉄していたので参考外。昨年は僅差の競馬だったし、この時期は合うのだろうね。」とのコメントも、今回9着敗走。ハナを切ったが全く粘り込めなかった。前走内容からも少なからず衰えがあったか？年齢的にどこまで立て直せるか。

�Cダディーズビビッド
調子→
「順調に調整出来ているし、使いつつ状態が上向いている。末脚が武器なので、極端に馬場が渋るとどうかだが、後ろから来る馬には差されないと思う。道中をどの位置で運べるかが鍵。」とのコメントも、今回11着と大敗を喫する形。これ程までの不良馬場は不得手か、好位に付けたが直線粘る事が出来なかった。もう一段階力を付けたいところ。

�Dメイケイエール
調子↑
「パンパンの良馬場の方がいいとは思うけど、馬場が悪くても対応出来る馬。左回りは走りがスムーズだし、中京の1200メートルは合う。気配もいいので、楽しみ。」とのコメントも、とのコメントも、今回12着大敗。ペースが速かったとはいえ、直線早々に手応えがなくなってしまい…。この馬の場合は気分よく走らせることが重要か、案外なレース内容となってしまった。

�Eナランフレグ
調子↑
「前走は少し重めだったし、59キロも微妙に影響したのでは休み明けを使ってしゃきっとしてきたし、追い切りでも自然とハミを取ってくれた。体重も昨年と同じくらいで臨めると思う。道悪もある程度はこなせるし、昨年の様にうまくさばければ。」とのコメントも、今回4着入線。ひと叩きされて一気に良化してはいたが、昨年以上の不良馬場で追い込み切れなかったのが痛恨。大きく負けてはいないが…。

�Fヴェントヴォーチェ
調子→
「前走は余力を持って本番を迎えられる勝ち方。負荷をかけすぎないように注意していましたが、いい最終調整ができました。相手は強化されるがいい状態で臨めるし、どれくらいやれるか楽しみ。」とのコメントも、今回8着敗走。大きく負けてはいないが、不良馬場だけに前走の様に積極的に仕掛けて行く事が出来なかった。良馬場なら前進は可能。

�Gロータスランド
調子↑
「先週、ジョッキーに気持ちを入れて貰ったし、今週は思った以上に時計が出ていたが、それだけ調子のいい証拠。前走で差す競馬に対応出来る事を示してくれたし、昨年と同じような馬場になりそうなのはプラス材料。」とのコメントも、今回6着に敗れる形。中団からジリジリ詰め寄ってきたが、前を捉えられずに終戦。直線上手く捌けなかったのも痛恨。

�Hディヴィナシオン
調子→
「さらに相手は強くなる。ただ、前走の様にゲートを出て、ある程度、前の位置で運ぶ競馬が出来たら頑張ってくれると思う。」とのコメントも、今回14着と大敗を喫する形。最後方からなだれ込むだけのレース内容…。前走がメイチだったか。不良馬場も不得手とする様子。

�Iオパールシャルム
調子→
「左回りの方が走りがいい馬で、持ち味を生かすにはやはりハナへ行く形。当日は雨予報。高速決着になると分が悪いので道悪馬場は歓迎。相手は強力だが、展開や馬場を味方に頑張って欲しいね。」とのコメントも、今回17着大敗。依然近走内容から大きく変わった様子はない。このメンバー相手では力不足。

�Jピクシーナイト
調子→
「阪急杯の予定が脚元の関係で再放牧へ。牧場でしっかりケアされて、調教でも素晴らしい動き。無事に走り切る事が一番ですが、そのなかでGI馬らしい走りを見せてくれれば。」とのコメントを寄せていたが、結果は13着。不良馬場に加え、流石に休養が長すぎたか。全く力を発揮出来ずに終わってしまった。今後一昨年の状態にどこまで戻せるか。

�Kアグリ
調子↑
「前走はいいスタートが切れて好位でレースができた。雨予報がどうかだが、以前と違ってたくましくなっている。スピードがあるのでこの舞台にも対応出来る筈。」とのコメントも、今回7着敗走。負けたとはいえ勝ち馬とはコンマ6秒差。初GIだった事も考えると及第点は与えられる内容か。これを糧に更なる飛躍を目指したい。

�Lファストフォース
調子→
「前走は好位でうまく脚が溜まった。いい競馬ができたし、収穫はあった。パワーがあって馬場状態は問わず、左回りも合う。」とのコメントも、今回後続に1馬身差を付け、見事勝利を収める格好。陣営コメント通り、不良馬場は全く苦にすることなく、直線力強く追い込んできた。前走アタマ差で敗れた馬を圧倒。鞍上と併せ、悲願のGI初制覇となった。

�Mトウシンマカオ
調子↑
「2週続けて鞍上が調教にまたがっていい感触を得てくれている。牡馬にしては馬格がないので斤量が少しでも軽くなるのはいい。極端に悪化するとどうかだが、ある程度の馬場ならこなせると思う。うまくかみ合えば。」とのコメントも、今回15着と大敗を喫する形。陣営が懸念していた極端な馬場となってしまったが、こういった馬場は全くダメなタイプか。出遅れて直線も全く手応えなく敗れてしまった。良馬場で巻き返しを図りたい。

�Nナムラクレア
調子↑
「前走はしびれるようなレース。激しい競馬だったのでダメージを心配していましたが、放牧先でしっかりケアしてくれて、いい状態で帰厩。先週のハードワークもこなしてくれたし、自信を持って臨めます。」とのコメントも、今回2着好走。中団から良い脚は使えているが、結果的に馬場適性の分勝ち馬の方に軍配が挙がったという印象か。馬場が悪いなりにこの馬の力は最大限発揮できている。

�Oグレナディアガーズ
調子↑
「昨年は大外枠でしたが、着順の印象程負けてはいないですし、力み加減で走る事を思えば1200メートルの適正はありそう。順調にきていますし、展開次第でもう少しやれていいと思います。」とのコメントも、今回5着入線。最後方から直線追い込みに撤して猛然と伸びてきたが、流石に位置取りが後ろ過ぎたか。大きく負けてはおらず、展開、馬場次第では勝ち負け出来るか。

�Pボンボヤージ
調子→
「坂の有るコースで一級線が相手。課題はあるが距離そのものはベスト。出るからにはチャンスはあると思っている。」とのコメントも、今回18着と最下位に敗れる形。依然近走内容から大きく上向いたという印象は感じられず…。復調の兆しは見られない。

�Qウインマーベル
調子→
「前走は結果的に余裕残し。斤量59キロや出遅れて内が伸びる馬場で外々を回る等、厳しい面も重なった。中間は調教を強化して体調は前回以上。少し時計がかかればなおいい。巻き返しを。」とのコメントも、今回10着大敗。状態面が本調子でないのか？昨年の勢いは完全に鳴りを潜めている印象。立て直しに時間を要しそうな敗れ方。