2023年4月9日
阪神11レース 桜花賞（GI）
①ブトンドール
調子→
「前走は3～4コーナーでモタれ通しだった。今回はリングハミに替えてみる。本質はスプリンターだと思うが、ジョッキーには先入観なく乗ってもらい、良い面を引き出して貰えれば。」とのコメントも、今回9着敗走。中団でジリジリと脚を使ったが、伸び切れなかった。前走内容を見ても、現状距離はもう少し短い方が良い。
②ライトクオンタム
調子→
「時間を掛けて調整し、満足の行く仕上がり。右にササる面も前回より改善。バネがあって、良いスピードはありますが、華奢なので良馬場がいいですね。発馬五分なら。」とのコメントも、今回8着に敗れる形。陣営の希望通りの良馬場開催だったが、懸念されていた通り内で窮屈なレースになってしまい…。GIでやるには現状力不足。
③リバティアイランド
調子↑
「前走は強い勝ち方でした。2走前のアルテミスSで馬群に入る競馬をし、そこでリズム良く走れるようにジョッキーが教えてくれたことが生きたように思います。」とのコメントも、今回ゴール前の接戦を3/4馬身差で制し、見事勝利を収める格好。道中は届かないと思われた程後ろにいたが、直線に入ると上がり最速で豪脚一閃。見た目以上に強いレース内容で、2冠目へ向けて視界良好。
④ドゥアイズ
調子→
「ここ2走は直線で進路を探すロスがあり、追い出しが少し遅れてしまったからね。中間は折り合いに気を付けつつ、心身のバランスをうまく調整出来た。調教ではギアチェンジも素早くなったし、実戦でもスムーズなら。」とのコメントも、今回5着入線。阪神JFと同様に後ろからのレースとなったが、満足に脚が溜まらなかったか？直線案外な伸び脚。オークスでどこまで巻き返せるか。
⑤ハーパー
調子↑
「前走は初めての東京への輸送だったし、前半からもまれる厳しいレースだったが、良い内容で勝ってくれた。」とのコメントも、今回4着入線。中団からジリジリ詰め寄ってきたが、前を捉えられず、後方から追い込んできた勝ち馬にも差されてしまい…。大きく負けてはいないが、オークスでどこまでやれるか。
⑥モズメイメイ
調子→
「当週は馬なりでもきびきびと動けていたし、中間もいい状態を保てている。スタートが良くてスピードがあるのが強み。実績のある舞台で頑張ってもらいたいですね。」とのコメントも、今回13着大敗。スムーズな形でハナは切れたが、流石にマイペースで行く事は出来ず、徹底マークされる形。マイペースで行けないと厳しいか。
⑦コンクシェル
調子→
「前走はブリンカーの効果で集中して走れていた。まだ目いっぱいに走っていない分、体調も良さそう。デビュー前から期待していた馬。本番でも気分よく走れれば。」とのコメントも、今回15着と大敗を喫する形。状態自体は良さそうに映ったが、流石にこのメンバー相手では力不足感が否めないか。自己条件で改めて。
⑧キタウイング
調子→
「思惑通りの調整ができました。前走より体調は上がっています。馬群に怯まず、コントロールが利くのがこの馬の長所。前走は直線でゴチャついたので、うまく進路がつくれるといいですね。少なくともチューリップ賞組とは互角だと思います。」とのコメントを寄せていたが、結果は12着。後方から一定の上がりは使えているが、現状はこれが精一杯というレース内容か。使い詰め感もあるだけに、次走どこまで上積みが見込めるか。
⑨コナコースト
調子→
「当週追いでは思ったよりも時計が出ましたが、まだ体がしっかりしていないなかでもこれだけ走れているし、現状は能力だけで走っている。当日は馬場のいいところを走らせたいですね。」とのコメントも、今回2着好走。好位から粘り込む形でそのまま押し切るかに思われたが、勝ち馬の豪脚にゴール前屈してしまった。流れ一つで戴冠も狙える位置の馬。
⑩エミュー
調子→
「直前の長距離輸送を避ける為、早めに栗東に入厩して調整。体重を増やしてから輸送したので前走と同じくらいの体重で臨めると思う。追い切りの動きも良く、状態面の心配はない。阪神外回りへの対応が鍵だが、あまり注文がつかないタイプ。こなしてくれると思います。」とのコメントも、今回10着大敗。初の阪神遠征ながら、陣営の努力あって馬体は減らさずに来れたが…。現状はもう少し距離が長い方が良さそうか。
⑪シンリョクカ
調子↑
「全豪後はしっかり間隔をあけ、ここを目標に調整。以前よりも落ち着きが出て、フィジカルでの成長も見られる。競馬が上手なので、どの枠順でも対応は可能。当日には馬場も回復しそうだし、楽しみを持って臨みたい。」とのコメントも、今回6着に敗れる形。後方から一定の上がりは使えているが、上位からは離されてしまった。次走どこまで巻き返してこれるか。
⑫シングザットソング
調子→
「前走はゲートを五分に出たのが勝因のひとつ。少し左へ張るなど走りには若さが残りますが、中間は駐立の練習を含め、穏やかに過ごせています。GIで相手は強力ですが、能力を発揮出来れば。」とのコメントも、今回7着敗走。好位に付けたが、やはり距離が長いのか粘り切れなかった。大きく負けてはいないが…。
⑬ドゥーラ
調子↑
「外へ張る面があったので2歳時からトライアピットを着用してきたが、猛操縦性に問題なく中間から普通のは実に戻しています。前走は直線の不利が全て。休み明けを使ったことで追走はしやすくなると思うし、GIの淀み体ペースも歓迎。」とのコメントも、今回13着と大敗を喫する形。終始後方のまま何もすることが出来なかった。状態面がひと息か？立て直しは必須。
⑭ペリファーニア
調子↑
「前走は外枠で、スタートも今ひとつで厳しかったが、勝ちに行くレースをして収穫大。能力の高さは示せた。調教では時計が出過ぎる馬。輸送もあるので今週はしまい重点だったが、動きは変わらずいい。間違いなく上積みはあるし、今回も楽しみ。」とのコメントも、今回3着好走。外々から好位に付け、最後まで見せ場十分の好内容。調教の動きが良かった様にここにきて更に力を付けてきている1頭。
⑮ジューンオレンジ
調子→
「ゲートに関しては当日のテンションが影響している感じ。装鞍所までは比較的平常心を保っているので、パドック以後はこちら側ができることをしっかりやりたい。マイルが持たないというイメージもないし、脚も持っている。流れに乗れれば。」とのコメントも、今回16着と大敗を喫する形。終始後方に控えたまま何もすることが出来なかった。陣営コメントとは裏腹に、もう少し短い距離で見たい1頭。
⑯ムーンプローブ
調子→
「前走は距離を詰めて結果を出せたが、昨年のGIではマイルの外枠で力んでしまったので、いかに力まずに走れるかが鍵。馬を追い込まない調整をして、追い切りでは力まずに走れている。」とのコメントも、今回17着大敗。状態面がひと息だったが、全く見せ場を作る事無く失速してしまった。前走内容からももう少し短い距離の方が良さそうか。
⑰ラヴェル
調子→
「前走はスタートはも良くなかったが、外枠で前に壁を作れず伸び切った走りになってしまった。帰厩後は力まずに走れるように調整。折り合いや道中のリズムを整える為、メンコ着用で臨みます。」とのコメントを寄せていたが、結果は11着。後方に控えていたが、再度の外枠で脚を溜める事ができなかった。次走どこまで立て直せるか。
⑱トーセンローリエ
調子→
「早めに栗東入りし、使って減った体も戻っている。阪神は初めてだが、対応力のある馬で心配はしていない。メンバーが強くなって力量差がどうかだけど、今の絶好のデキでどこまでやれるか。」とのコメントも、今回18着と最下位に敗れる形。前走が接戦だっただけにお釣りがなかったか、好位に付けたが失速してしまった。次走どこまで立て直してこれるか。