2023年7月22日
福島11レース TUF杯
①キャリックアリード
調子→
「前走は道中で他馬に動かされて厳しくなったし、調整面でもプレッシャーをかけすぎた。その点を反省しつつ調整したし、動きも良かった。気持ちが入れば好レースに。」とのコメントも、今回後続に1.1/4馬身差を付け、見事勝利を収める格好。スタートこそひと息だったが、向こう正面から手応えよく進出を開始すると、直線粘る逃げ馬を突き放す形。上がり3ハロン、レース内容ともに優秀で見せ場十分。再度小回りならオープンでも。
②メンアットワーク
調子→
「仕上がり自体は悪くないが、いい頃に比べると動きがが物足りない感じがする。この舞台で勝っているし、まともなら力は上位だが、今回に限っては地力に期待。」とのコメントも、今回4着入線。展開を味方に後方から追い込んできたが、既に大勢が決してしまった後で前に届かず。展開的にも現状はこれが精一杯か。
③ショウナンマリオ
調子→
「まだ良化の余地はあるが、休養が長かった前走より臨戦過程は良く上積みがありますね。地力はあるのできっかけをつかめれば。」とのコメントも、今回7着敗走。中団に控えていたものの直線ジリ脚しか使う事が出来なかった。上向いてはいるが、まだまだ良化は見込めそうか。
④レッドラパルマ
調子↑
「この中間も疲れはすぐに回復して体調は引き続きいいし、舞台も合っている。ロスなく運んで気持ちが続く形ならチャンスは十分。」とのコメントも、今回10着と大敗を喫する形。位置取り自体は良かったものの、締まったペースで追走に手一杯となってしまったか。次走立て直せるか。
⑤カズプレスト
調子→
「大型馬で使った方がいいと思っていたし、前走はよく頑張ってくれた。ペース的にこれくらいの距離が合っていそう。前につけられたらしぶといし、馬場も問わない。スムーズなら。」とのコメントも、今回2着好走。ハナを切る形で最後まで粘り込む好レース内容。勝ち馬は強すぎた印象も、この馬もクラス突破は目前。
⑥イチネンエーグミ
調子↑
「前走は控える競馬になった。休み明けだけど仕上がりは悪くないし、小回りの1700メートルも合っているので、前々に運んで粘りを生かしたい。」とのコメントも、今回6着に敗れる形。後方からなだれ込む形も、前を捉えるには位置取りが後ろ過ぎたか。叩いて更に上向けば。
⑦ヴェノム
調子→
「放牧を挟んでいるけど、具合は変わりないよ。パサパサのダートで52キロを生かしたいけど、1700メートルは忙しいかも。流れに乗れるかが鍵に。」とのコメントも、今回5着入線。最後方付近から上がり最速で追い込んできたものの、やはり位置取りが後ろ過ぎた感。陣営コメント通り、この距離は少々忙しそうか。
⑧コスモセイリュウ
調子→
「この条件は合うと思うが、休み明けのぶん息遣いに良化の余地がある。まだ重め感もあるし、今回は割引が必要。」とのコメントも、今回11着と大敗を喫する形。後方に控えたまま脚を使う事が出来ず終戦。良かった頃の状態からは程遠く…。ここを叩いてどこまで上向くか。
⑨サイファーシチー
調子→
「距離に対応出来るかどうかだが、この条件なら前々で運べそう。ハンデも手頃なのできっかけを。」とのコメントも、今回13着大敗。道中ペースが締まっただけに、好位で競馬をしていた馬は当馬を含め厳しい形を強いられたか。まだ上向いた印象も感じられない。
⑩カシノブレンド
調子↑
「具合は悪くないし、展開などがかみ合えば好走する力はあるからね。54キロのハンデはいいと思うので、何とか走って欲しい所だね。」とのコメントも、今回8着に敗れる形。後方のまま前を捉える事が出来なかった。3～4コーナーでは見せ場を作ったが…。まだ良かった頃の動きには遠いか。
⑪ラグラスドシエル
調子→
「近走は脚を使えていない。間隔をあけたことで、馬がリフレッシュしてくれれば。」とのコメントも、今回9着敗走。ひと息入った後でも、状態面が大きく変わった様子は感じられなかった。立て直しには時間を要しそうか。
⑫レイニーデイ
調子↑
「前走は競る形になってオーバーペースに。最後に止まったのは仕方がない。コーナーでうまく息を入れられれば、この距離にも対応は可能。」とのコメントも、今回14着と大敗を喫する形。前走同様、好位からスムーズな形も再度直線止まってしまう形に。展開が向かなかったとはいえ、大幅馬体減と併せてやや気掛かりな負け方か。立て直せるか。
⑬セイルオンセイラー
調子→
「暑い時期は得意ではない印象だが、力を出せる態勢。やや、おとなしくなっている感じ。今回はブリンカーを着用。」とのコメントも、今回12着大敗。ブリンカー効果も全く行き脚が付かず、直線失速してしまう形。陣営談通り暑い時期は厳しそうな様子。
⑭ラブリークイーン
調子→
「気むらな面があり、流れに乗れるかが鍵になるが、仕上がりは良く距離延長もOK。積極策でもまれず運びたい。」とのコメントも、今回15着と最下位に敗れる形。スタートこそ五分だったが、3～4コーナーで一気に失速。そのまま最後方まで下がってしまう形に。陣営コメントとは裏腹に、距離が長かった印象も。
⑮ラズルダズル
調子→
「1600メートルは短かったし、少しでも距離が延びるのはいい。ここにきて状態も上がってきて3勝クラスに昇級してからだと一番と言えるデキ。目処を立てて欲しい。」とのコメントも、今回3着好走。ひと息入って状態面が上向いていたか、近走から一気に立ち直ってきた。暑い時期も大丈夫。