2023年8月20日
札幌11レース 札幌記念(G2)
@ソーヴァリアント
調子↑
「前走後は山元トレセンへ放牧に出し、函館に入厩。順調に調整ができて、馬もリラックスして気配がいい。操縦性をよくするためにハミをリングに替えた効果がうかがえるだけに、実戦でも本来の力を出せれば。」とのコメントも、今回3着好走。3コーナーから手応え十分に進出し、直線も止まっていないが上位2頭からは大きく離されてしまう形。とはいえ近走が案外だっただけに、ここでようやく復調気配を見せたのは収穫。
Aウインマリリン
調子→
「1か月近く乗り込んでいるので、態勢は整いました。肘の状態も大丈夫。ただ、1つ年を取ったので、昨年のパフォーマンスを望むのはどうかな。頑張って欲しいが。」とのコメントも、今回9着に敗れる形。結果的に重馬場が堪える形となってしまったか、昨年程のパフォーマンスを見せる事は出来なかった。馬場が良ければまだやれるか。
Bウインマイティー
調子→
「転厩初戦の前走は勝ち馬との斤量差が出たが、内容は評価出来るもの。札幌へ移動後も順調に来ている。有馬記念でも頑張っていた様にp、相手なりに動けるタイプ。」とのコメントも、今回13着と大敗を喫する形。道中は追走に手一杯で、3〜4コーナーでは最後方まで下がってしまう形…。渋った馬場では持ち味が生きない。
Cシャフリヤール
調子→
「前走は5着だったが最後まで脚を使っていたし、内容は悪くなかった。函館に入厩後も順調に乗り込み、2週続けてジョッキーにも乗ってもらっている。秋に向けていいレースを見せて欲しい。」とのコメントも、今回11着大敗。渋った馬場は不得手とは言え、やや負けすぎ感は否めないか。何らかのトラブルがあったか?立て直しは必須。
Dジャックドール
調子↑
「追うごとに馬体や域遣いも良くなってきた。最終追い切りでは鞍上もいい感触を掴んでくれたし、力を出せる仕上がり。秋に向けて好勝負を。」とのコメントも、今回6着に敗れる形。重馬場としてはかなり速いペースに巻き込まれる形となってしまい…。昨年程の伸びを見せる事は出来なかった。展開、馬場に左右された感もあり、まだ見限りは早計。
Eダノンベルーガ
調子↑
「天皇賞を前にひと叩きできるかを、比較的涼しい函館で凄し見極めた。直線のひと追いでぐんと良化し整ってきた印象。小回りや右回りを経験させ、選択肢を広げたい。」とのコメントも、今回4着入線。向こう正面からいい手応えで進出してきたものの、直線では伸びを欠いてしまった。結果的には荒れた馬場を苦にしたか。改めて力のあるところは示している。
Fヤマニンサルバム
調子→
「前走は最後で甘くなったけど、早めに動いてのものだから仕方がない。相手は強いけど元気いっぱい。状態の良さを生かして頑張って欲しい。」とのコメントも、今回10着と大敗を喫する形。道中好位の後ろに控えたまま、ジリ脚しか使う事が出来なかった。このメンバー相手では純粋に力不足か。
Gマテンロウレオ
調子→
「札幌に直接入厩。1週前の追い切りでは少し太く感じたが、だいぶ体をすっきり見せるようになった。今週の動きなら十分に力を発揮できそう。戦ってきた相手を思えば、いいレースが出来る筈。」とのコメントも、今回14着大敗。休み明けで仕上がっていなかったというべきか、久々とはいえ近走内容を思えば案外と言える内容。叩いて次走どこまで上向いてくるかが鍵。
Hアフリカンゴールド
調子→
「心房細動はすぐに治まったし、放牧を挟んで順調。入厩して日は浅いけど、牧場でしっかり仕上げて貰った。スムーズに先行出来れば。」とのコメントを寄せていたが、結果は12着。前走より行き脚はついたものの、ハナを叩く事が出来ず4コーナーで一気に失速…。馬場も堪えたが、現状このメンバーでは力不足感も否めない。
Iトップナイフ
調子→
「あまり体は増えていないが、ずっと使ってきた馬だからリフレッシュ効果はあるはず。ここ2週はしっかり追って動きは合格点。年長馬の一級線に交じって、どこまでやれるかな。」とのコメントも、今回2着好走。ただ1頭、荒れた内々を通って直線も止まる事無く脚を使っている。こういった馬場は滅法得意か?次走も要注目。
Jラーグルフ
調子→
「前走は阪神に輸送して大きく体が減ったし、レースの流れ自体も向かなかった。函館入厩後は順調だし、今週のひと追いで態勢は整うはず。」とのコメントも、今回8着敗走。行き脚がつかず後方からのレースとなり、勝負所でも馬場の影響か動きが鈍かった。中身もまだ本調子とはいかなかった様子。
Kヒシイグアス
調子→
「暑い中でも活気があってフレッシュ。追い切りから乗り手の感触はもうひとつだったが、馬場が緩くてノメっていたぶんもある。全体的にはいい印象を持っている。」とのコメントも、今回5着入線。久々でも道中は手応えこそ良かったものの、馬場が渋った分やや後ろ過ぎた印象は否めないか。7歳でもまだ好勝負出来る力は有している。
Lプログノーシス
調子→
「栗東である程度仕上げてきたので、こちらでは調整程度。放牧明けで少し休み明けの感じがあったので、当週はピリッとさせようと芝で併せ馬を。初めてのタイトなコ―スがどうかも、洋芝自体に不安は感じていません。」とのコメントも、今回後続に4馬身差を付け、見事勝利を収める格好。開催の進んだ荒れた馬場に加え、雨の影響でタフな馬場コンディションだったが、全く苦にすることなく直線はただ1頭力強く抜け出して見せた。好メンバーを相手に圧勝、秋の活躍も楽しみと言える1頭。
Mイズジョーノキセキ
調子↑
「前走は直線で進路を見つけるのに手間取ったけど、57キロを背負って、しっかりと脚を使ってくれた。距離は問題ないし、このメンバーに交じってどこまでやれるか。」とのコメントも、今回7着敗走。現在のこの馬にはやや堪える馬場コンディションだったか、道中後方からのレースとなってしまったのが響いた。脚は使えているが、本来良馬場でこそというタイプ。
Nユニコーンライオン
調子→
「函館からの輸送があるので今週はセーブ。びっしり追った先週は反応よく動けたし、体も締まって上積みは見込めそう。ここも自分の競馬をして、いいペースに持ち込めるかどうか。気持ちが続く流れになれば。」とのコメントも、今回15着と最下位に敗れる形。勢いよくハナを切ったはいいものの、3コーナーで早々に失速してしまいそのまま見せ場なく終戦…。ペースも馬場コンディションを考慮すれば速かったが、それでも良かった頃の状態からは程遠い。