2023年9月9日
中山11レース 紫苑ステークス（G2）
①ミタマ
調子↑
「体調がひと息に感じた前走で勝ち切ってくれたのは大きいね。帰厩後は併せ馬も消化して、びしびし乗り込めた。開幕週の中山コースでどこまで動けるか。」とのコメントも、今回6着敗走。好位の後ろに付け、ゴール前良い脚で迫ってきたが…。現状はこれが精一杯か。
②モリアーナ
調子↑
「落ち着きが出てきて、カイバもしっかり食べて体調は良さそう。前走は直前に降った雨の影響で、馬場の悪い内を走らされ持ち味を生かせなかった。距離は守備範囲だと思うので、開幕週の馬場で好レースを期待したい。」とのコメントも、今回ゴール前の接戦を半馬身差で制し、見事勝利を収める格好。最後方付近から上がり最速で直線追い込んで来る、圧巻のパフォーマンス。展開も向いた印象だが、ひと夏を越して更に力も付けてきた。秋の大舞台で結果を出せるか。
③ヒップホップソウル
調子↑
「サイズが大きくなり成長。調教に乗った騎手の感触も良かった。中山で好走しているし、右回りの方が走りのバランスがいい。うまくスタートを切って流れに乗りたい。」とのコメントも、今回2着好走。ハイペースながら好位で粘っていたが、ゴール前勝ち馬の豪脚に屈してしまった。展開には恵まれなかったが力は発揮しており、重賞制覇は目前。
④ワイズゴールド
調子→
「輸送は問題ないし、芝も向きそう。相手はそろっているが、頑張って欲しい。」とのコメントも、今回14着と大敗を喫する形。道中は追走に手一杯で、3～4コーナーでは最後方まで下がってしまう形に…。芝よりはダート向き。
⑤キミノナハマリア
調子→
「前走は勝ち切れなかったが、疲れている様子は見られないし、叩いた上積みも見込める。一気にメンバーが強化されて甘くないだろうが、開幕週向きの先行力があるし、心強い鞍上。極端に時計の速い決着にならなければ。」とのコメントも、今回4着入線。前走より状態は上向いていた印象も、流石に相手が強すぎた形か。コンマ4秒差まで詰め寄るのが精一杯で、現状の力は発揮している。
⑥フィールザオーラ
調子→
「前走は減量が効いたし、鞍上の好騎乗。中間の放牧でパワーアップしたが。坂の有る芝2000メートルでどうか。」とのコメントも、今回11着大敗。ハナを奪って終始スムーズな形も、息が入らなかったか直線早々に脚色一杯となってしまった。マイペースな形で見直したい。
⑦ミシシッピテソーロ
調子↑
「前走時に体が増えていたが、暑い時期でも減らずにキープしている。追い切りには騎手が乗って感触をつかんでもらったし、コーナー4つの2000メートルでもリズム良く走れれば。」とのコメントも、今回5着入線。距離延長自体は問題ない様に映ったが、道中ややスムーズさを欠いてしまったのは否めないか。勝ち馬からコンマ5秒差まで迫ったが…。もう一段階力を付けたいところ。
⑧ニシノコウフク
調子↑
「放牧明けだが、状態は前走時よりいい。距離延長がどうかだが、ためるだけためる競馬でどこまでやれるか。馬場が渋るのはベスト。」とのコメントも、今回8着に敗れる形。想定通り溜める競馬に撤する事は出来ていたが、なだれ込むだけというレース内容になってしまった感。現状はこれが精一杯か。
⑨フルール
調子→
「まだ体が緩く、追い切りは動き切れないが、実戦で想定以上の走りをする。使う度に成長。まだ良くなるのは先だが、どこまでやれるか。」とのコメントも、今回7着敗走。後方からひと脚は使ったが、この舞台はベストとは言い難いか。相手関係も強く、自己条件で改めて。
⑩ソレイユヴィータ
調子↑
「1週前にしっかり追って、今週は坂路でサッと。全体的に肉付きが良くなり、状態も良さそう。小回りで好走してきたが今回は中山2000メートルトライアルのメンバーでどうかだが、能力的に引けは取らないと思います。」とのコメントも、今回12着大敗。逃げ馬をマークする形でスムーズな競馬も、ペースが速く逃げ馬と同タイミングで失速してしまった。重賞でやるにはまだ力不足か。
⑪マーゴットミニモ
調子→
「前走は間隔が詰まっていたせいかテンションが高かった。今週は芝コースでいい動き。跳びがきれいな馬だし、芝適正に関しては心配ない。相手は強いが、前目の位置取りで淡々と運べれば。」とのコメントも、今回17着と最下位に敗れる形。ハナを切る事が出来ず、3コーナーで早々に脚色一杯となってしまった。現状はダートでないと厳しい。
⑫アマイ
調子↑
「前走後はここを目標に調整し仕上がりはいい。前走の勝ち方が良かったし、ここも積極策でどこまで踏ん張れるか。」とのコメントも、今回13着大敗。好位に付けていたが、ハイペースに巻き込まれる形となってしまい早々に失速。重賞では未だ荷が重い。
⑬シランケド
調子→
「前走はコーナー4つの舞台と距離延長にも良く対応してくれた。スタートも徐々にましになってきている。さらなる距離延長と輸送続きで甘くはないと思うけど、現状でどこまで通用するか。」とのコメントも、今回3着好走。スタートがひと息なのは相変わらずも、後方に構えて直線良い脚を使って見せた。自己条件なら即勝ち負けを狙える1頭。
⑭グランベルナデット
調子↑
「オークスを腸炎で回避した事は残念だったが大事には至らず。6月下旬から乗り込み、通常メニューで調整出来ているしゲート練習も消化。成長して緩さが解消されてきた。未勝利戦で強い勝ち方をした舞台で内容のあるレースをして、本番につなげたい。」とのコメントも、今回10着と大敗を喫する形。好位の後ろに控えたが、状態面がひと息だったか？前走の様に脚を使う事は出来ず、直線ジリ脚しか使えなかった印象。もう一段階力を付けたいところ。
⑮エミュー
調子→
「先週にしっかり追ったことで出来上がってきた。今週はフォームに気を付けながら調整。筋肉がついて体に張りも出てきたし、プラス体重で臨めそうだ。あとは当日のテンションが鍵に。」とのコメントも、今回9着敗走。後方に構えていたものの、この距離はやや長いか？直線なだれ込むだけの形になってしまった。マイルくらいがベストか。
⑯アップトゥミー
調子↑
「馬体はひと回り大きくなって500キロくらいだが太め感なく仕上がったし、いい状態。中山コースも経験していて当時の走りも悪くなかったし、3歳牝馬同士なら素質的にそれほど見劣らない。どれだけやれるか楽しみ。」とのコメントも、今回16着と大敗を喫する形。後方に控えたまま終始脚を使うことなく終戦。陣営コメントとは裏腹に、馬体もやや太め残りだった印象だが、それに加え力も足りていなかったか。自己条件で改めて。
⑰ダルエスサラーム
調子→
「状態が良かっただけに前走の敗因が掴み切れないけど、あの一戦に限っては距離が短かったのかもしれません。引き続状態は気いいので、この舞台設定でどこまで。」とのコメントも、今回15着大敗。明らかに距離が長く、終始後方のまま脚を使う事が出来なかった。立て直しは必須。