2023年9月24日
中山11レース オールカマー（G2）
①ロングラン
調子↑
「ここ数戦は馬場に泣かされている。放牧明けも体調はキープしているし、いい状態で出走出来そう。乗り慣れている騎手の腕にも期待したい。とのコメントも、今回8着敗走。後方からなだれ込むだけというレース内容。近走では一番と言える内容な一方、勝ち切るまでの地力は…。
②タイトルホルダー
調子↑
「最終追い切りは前に馬を置く形だったが、力まず上手に走れていた。手前の替え方が完調時に比べてもうひとつだが、いい状態に仕上がった。大目標は先だが、この舞台にしっかり合わせてきたし、これで結果もついてくるといいですね。」とのコメントも、今回2着好走。ハナを切ってスムーズな形も、勝ち馬の末脚に屈してしまう形。立ち直ってはいるが、まだ完全復調には至っていない様子。
③アサマノイタズラ
調子→
「脚元の不安はなく、調教の内容や質を強化しています。今回の方が息は持つはず。今の中山の高速馬場は気になるけど、中間の雨で少しでも時計がかかれば。前走よりは動けます。」とのコメントも、今回14着大敗。終始後方に控えたまま、脚を使うことなく敗れてしまう形…。明らかに精彩を欠いており、復調には至っていない様子。立て直せるか。
④マテンロウレオ
調子↑
「前走は馬場が悪くなりすぎたし、やや急仕上げでもあったので仕方がないかな。栗東に戻ってからは順調。先週末に坂路で負荷をかけ、水曜は馬なりで感触を確かめる程度に。動きはいいので、馬場が良ければ見直せる。」とのコメントも、今回12着と大敗を喫する形。向こう正面で位置取りを下げてしまい、そのまま挽回する事が出来なかった。前走の負けをまだ引きずってしまっているか。
⑤アラタ
調子→
「前走は思った以上に馬場が悪かったし、中1週も少なからず影響したのかも。力は出せると思うが、メンバーは揃っているし、今の中山は時計が速い。強気にはなれない。」とのコメントを寄せていたが、結果は13着。終始後方に構える形も、戦前コメント通り速い時計では力を発揮出来なかったか。この舞台では力を発揮出来なかった。
⑥ジェラルディーナ
調子→
「週を追うごとに良くなってきていますし、充実しているのを感じます。仕上がりは問題ないですよ。最近は位置を取れないので、スタートしてどのあたりになるかですね。次へ向けてどんなレースができるか。」とのコメントも、今回6着に敗れる形。後方からひと脚は使っているが、スタートが決まらなかったのは痛恨だったと言えるか。次走どこまで立て直せるかが鍵。
⑦ガイアフォース
調子↑
「1週前は調教駆けする馬をあいてにしっかり動けていたし、今週は調整程度で十分。春にマイルを使った事で流れに乗りやすいと思うし、秋の天皇賞へ向けてここから始動。相手は揃うが、自分のリズムで運べれば。」とのコメントも、今回5着入線。好位に付ける形も、脚が溜まらなかったか直線ジリ脚しか使えなかった。大きく負けてはいないが、目標の天皇賞までどこまで上向くかが焦点。
⑧ゼッフィーロ
調子↑
「帰厩後は馬体に余裕を感じたので、今週の追い切りはしっかり消化。輸送を挟んでちょうど良くなりそう。スタートが少し鈍くなっているので、ゲート練習も積んできたし、それが実戦へとつながってほしい。」とのコメントも、今回3着好走。向こう正面で位置取りを下げる形にはなったが、直線では上がり最速で追い込んできた。GI馬にクビ差まで迫る内容で、ここにきて着実に力を付けてきている1頭。
⑨チェスナットコート
調子→
「動きは良くて元気。跳びが軽いので芝向きは明らかだが、もう少し距離があった方がいいし、相手もこれまでとは全く違う。どこまで…。」とのコメントも、今回15着と最下位に敗れる形。終始最後方から競馬となってしまい、追走にも苦心する形で大差離される格好。流石に地方でないと現状は厳しいか。
⑩エヒト
調子→
「前走はいい位置を取り、騎手がこの馬の力を最大限に引き出してくれた。今回はメンバーも強くなるが、十分に戦えるだけの力はある。中山コースは問題ないし、先々が楽しみになる様なレースを期待している。」とのコメントも、今回11着と大敗を喫する形。スタートで後手に回ってしまい、そのまま追走に苦労する形で力を発揮出来ず…。このメンバーが相手だとまだ力も足りない印象。
⑪ノースブリッジ
調子↑
「ここを目標に7月半ばを過ぎてから時計を出し始めた。調教は2週続けてジョッキーが乗って態勢は整った。初の関西への輸送がこたえた大阪杯は参考外。今回は中山でG2を勝った舞台だけに、本来の走りができれば。」とのコメントも、今回7着に敗れる形。勝ち馬とはコンマ5秒差で大きく負けてはいないが、一方で純粋な決め手には見劣る形となってしまった。次走どこまで上積みが見込めるかが鍵。
⑫ハヤヤッコ
調子→
「前走後は札幌記念も考えたが、相手関係と距離を延ばしたかったことから、放牧を挟まずにここを目標に調整。動きはこの馬なりにいい。右回りでは内にモタれる面はあるが、鞍上が癖を把握している。距離単に時計が速くならなければ。」とのコメントも、今回10着大敗。向こう正面で仕掛けて行く形も、直線早々に脚色一杯に。見せ場は作る事が出来たが、流石に良かった頃程の状態には…。
⑬ローシャムパーク
調子↑
「負荷をかけて調教を消化。函館記念では重賞でも通用する力を示したが、これだけ強い相手は初めて。さらに高みを目指せるのか、まだ成長が必要か、試金石の一戦。」とのコメントも、今回後続に1.1/4馬身差を付け、見事勝利を収める格好。鞍上の巧みな手綱捌きも冴えていたが、それ以上にここにきて馬が力を付けてきている印象。次走GIに手が届くか、要注目。
⑭マリアエレーナ
調子↑
「前走は斤量のぶん、最後の脚色に差が出たが悲観する内容ではなかった。坂のあるコースで距離延長がどう出るかだが、夏場を使っている強みがある。テン乗りに不安はなく、体調は万全で斤量も軽くなる。極端な瞬発力勝負にさえならなければ。」とのコメントも、今回4着好走。この馬なりに力は発揮出居ていた印象だが、一方で昨年程の良かった状態には映らない印象。どこまで上積みが見込めるか…。
⑮ウインマリリン
調子↑
「前走よりはいい状態。ただ、本当にいい頃と比べると、背中のバランスがもうひとつかな。中山は得意だし、距離もちょうどいいので前走の様なことはないですよ。斤量の57キロは気掛かりだけど、どこまで頑張れるか。」とのコメントも、今回9着に敗れる形。コメント通り前走よりも上向いてきてはいるが、一方で直線はジリ脚しか使えず、大勢には影響しない位置取り。更なる上積みを見込めるか。