2023年12月10日 阪神11レース　阪神ジュベナイルフィリーズ（GI）

�@コスモディナー
調子→
「美浦に帰厩した時には体重こそ減っていたが、体はしっかりしていたし、バランスも良くなっていました。仕上げは順調。輸送して450キロは切って欲しくないですね。どんな競馬でもできるし、この時期なのでそれほど力の差があるとは思えない。」とのコメントも、今回9着に敗れる形。後方からひと脚は使っているが、純粋な決め手勝負では見劣ってしまった印象。G2以下で改めて。

�Aクイックバイオ
調子→
「1500メートル、1400メートルで駆ってきたけど、マイルまでは対応させたいと思っている。流れに乗せていいレースができれば。」とのコメントも、今回13着大敗。初マイルで流れに戸惑ったか、中団に控えていたが脚を使う事は出来なかった。GIでは力不足という印象も。

�Bキャットファイト
調子↑
「1週前にびっしりやって、今週は騎手が乗ってしまいの反応を見てもらった。感じはいい。2戦目からはいい脚を使えて前走は強い勝ち方。相手は強くなるが、どこまでやれるか楽しみがある。」とのコメントも、今回10着と大敗を喫する形。近2走とは打って変わって、後方からのレースも脚を使う事が出来なかった。脚が溜まらなかったという印象で、G2以下で見直したいところ。

�Cニュージェネラル
調子→
「短期放牧を挟んだが、調教はしっかりとやっている。2日には坂路で好時計をマーク。気配はいい。」とのコメントを寄せていたが、結果は17着。流石に相手が強すぎたという他ないレース内容。自己条件で再出発したいところ。

�Dスプリングノヴァ
調子→
「初戦は逃げ切りで、前走は馬混みから抜け出す形。レースセンスがいい。中間も体を使って走れている。阪神コースも気にならないので、あとは一気にメンバーが強化されて、どうかだろう。」とのコメントも、今回14着大敗。後方に構えたが全く脚を使わず、そのままなだれ込むだけという展開。GIではまだ力不足。

�Eステレンボッシュ
調子→
「早めに栗東入りした事で落ち着きがあるし、最終追い切りにまたがった鞍上もいい感触を掴んでくれた様子。乗り方は任せるが操縦性が高くて乗りやすい馬だから、流れに応じて運べるはず。」とのコメントも、今回2着好走。展開が向き後方から上がり最速で追い込んできてはいたが、先に抜け出した勝ち馬に僅かに残られてしまった。GIでも通用する力は示した格好。来年のクラシックでも要注目。

�Fアスコリピチェーノ
調子↑
「追い切りではかなり負荷を掛けられた。その後の状態は良く、思い描いていた通りに力を出せる状態。カーブが1回の広いコースは最も力を発揮できる。右回りになるのも問題ないし、好勝負を期待している。」とのコメントも、今回ゴール前の接戦をクビ差で制し、見事勝利を収める格好。2着馬との明暗を分けたのは機動力に優れた分か、巧みな立ち回りで見事接戦を制してみせた。3連勝でいざ来年のクラシック戦線へ。

�Gプシプシーナ
調子→
「前走はジョッキーが馬場のいいところを選んでうまく乗ってくれました。行く馬がいなければ主張してもいいと思いますが、逃げにこだわらなくてもいいタイプ。坂の有るコ―スに替ってどこまでやれるかですね。」とのコメントも、今回15着大敗。坂が苦手なタイプか？中団に控えていたが直線全く脚を伸ばす事が出来なかった。自己条件から見直したいところ。

�Hテリオスルル
調子→
「今回はハナにはこだわらないし、立ち回りのうまさを生かしたい。ただ、ポテンシャルは秘めているが、1600メートルで結果が出ていないし、もう少し体を使えるようになって欲しい。今後に向けていい経験にしたい。」とのコメントも、今回11着と大敗を喫する形。好位に控える形も、ペースが速く直線早々に脚色一杯になってしまった。次走もマイペースで行けるかどうかが鍵。

�Iコラソンビート
調子↑
「追い切った後もしっかりとカイバを食べているし、オンとオフの切り替えも女ウッズで申し分ない状態。調教では右回りも問題ないし、マイルまでは十分に対応出来ると思っている。一戦ごとに力を付けているし、素質的にここでもチャンスがある。」とのコメントも、今回3着好走。好位の後ろから良い脚は使っていたが、結果的にペースが速く、その分最後に粘り切れなかったか。この馬なりに力は発揮しており、来年クラシック戦線で巻き返しは十分可能。

�Jスウィープフィート
調子→
「前走はスローで上がりの勝負になったけど、しまいは外からいい脚。折り合い面で進展があり、モタれる面も軽減した。出たなりのポジションでうまく脚がたまれば。」とのコメントも、今回7着に敗れる形。展開が向いた事で後方からいい脚は使えていたが、一方で内容的には現状これが精一杯という印象も。まだ今後成長が見込めそうな1頭。

�Kシカゴスティング
調子→
「デビューから前々での競馬が続いたけど、前走はうまく脚をためてラストはよく追い上げてきた。非力さが残るので坂の有る阪神でどうかだが、うまくかみ合えば。」とのコメントも、今回5着入線。自らハイペースを刻み、そのまま粘り込むという高く評価出来るレース内容。G2以下なら重賞制覇は目前。

�Lカルチャーデイ
調子→
「前走は1400メートルをいい時計で勝利。センスの良さを見せてくれたが、今回はもう1ハロン延びて坂もある。ここの克服がカギだが、在厩しての徴性で順調。この舞台と相手でどこまでやれるか。」とのコメントも、今回16着と大敗を喫する形。流石に距離が長かったと言うべきレース内容か、最後まで脚が持たなかった。次走距離短縮で改めて。

�Mサフィラ
調子↑
「前走は勝った馬が強かった。自身は少し硬さが残る中、力は示した。中間は堅さが取れて気配は上向き。前走時よりも感触はいいので、GIのメンバーでも楽しみ。」とのコメントも、今回4着入線。後方から脚は使っていたが、上位3頭とは決定的な着差を付けられてしまった。出遅れが痛恨も、レース振りからはもう一段階力を付けたいところか。

�Nナナオ
調子↑
「前走は前半の入りが遅く行きたがる面はありましたが、本来は折り合いに不安のないタイプ。距離延長、直線の坂と課題はありますが、心肺機能の良さを生かせる形になれば。」とのコメントも、今回12着大敗。好位に付けたがペースが速く、息が入らなかったという印象のレース振り。もう少し距離は短い方がいいタイプ。

�Oルシフェル
調子→
「初めての阪神で直線の坂に関しては苦にしないと思いますが、1600メートルへの対応が鍵になりそうです。来年に向けていいレースができれば。」とのコメントも、今回6着に敗れる形。初マイルという事を思えば着差程負けてはいないが、流石に道中は追走で手一杯だった感は否めないか。これを糧に次走ペースに慣れていれば。

�Pミライテーラー
調子→
「前走は輸送や左回りなど初めてのことが多いなかで、最後まで粘り強く走っていた。GIだし、芝も初めてだけど、ここで好走出来れば今後の選択肢が増える。」とのコメントも、今回18着と最下位に敗れる形。距離が長かった上、レース振りから現状芝よりはダート向きという印象は否めない。舞台替りで改めて。

�Qドナベティ
調子→
「勝ち馬には届かなかったが、前走はハイペースの中、内でうまく脚をためて差し込んだ。当日輸送で力を発揮できたのも大きな収穫。さらに距離が延びるので、ここもいかに脚をためるかだね。」とのコメントも、今回8着敗走。後方からひと脚は使っているが、枠順、距離延長の面から現状はこれが精一杯というレース振り。本質的にはもう少し距離は短い方が良いタイプ。