2024年4月7日
阪神11レース 桜花賞（GI）
①ワイドラトゥール
調子→
「前走はゲートを上手に出てくれたけど、道中でうまく脚がたまらずに最後は苦しくなってしまった。新馬戦や紅梅Sを見ても能力はあるので、いかに道中をリラックスして走れるかどうか。」とのコメントも、今回6着敗走。後方から良い追い込みは見せていたが、展開的にもこれが精一杯という形。GIではともかく、重賞ではまだ注目と言える1頭。
②クイーンズウォーク
調子↑
「今回は再びマイル戦。まだ戦った事のない相手に対し、どのような競馬をしてくれるのかというところですが、競馬場に行ったらしっかり走ってくれると思います。」とのコメントも、今回8着敗走。中団に構えてスムーズなレースとなった一方、直線の末脚比べではやや見劣ってしまった感が否めない。次走どこまで立て直せるか。
③イフェイオン
調子→
「先週に3頭併せで負荷をかけたし、ハミの取り方が良すぎるくらいなので、今週はオーバーワークにならない様に調整。ここまでトラブルはなく予定通りのメニューを消化できたのは何より。前走以上の気配で臨めます。」とのコメントも、今回11着大敗。着順ほど負けてはいない一方、決め手勝負では分が悪かった印象が否めないか。GIでは現状力不足感。
④キャットファイト
調子→
「1週前にしっかり負荷をかけて当週にさらっとは予定通りで仕上がりはいい。阪神JFではイレ込んで力を出せなかったので、今回は金曜に移動して落ち着かせます。相手は強いけど、平常心で臨んで頑張って欲しい。」とのコメントも、今回18着と最下位に敗れる形。好位からスムーズなレースは出来ていたが、直線は全く粘る事が出来なかった。このレベルでは現状力不足感が否めない。
⑤シカゴスティング
調子→
「リフレッシュ放牧を挟んで、前走は馬体がふっくら。ためる競馬を覚えさせる意味もあって、控える形を取った。引き続き状態は悪くないので落ち着いて臨めれば。」とのコメントも、今回12着と大敗を喫する形。好位の後ろからレース運び自体はスムーズだったが、純粋な決め手勝負では分が悪かったという他ないか。距離も本質的にはもう少し短い方が良い。
⑥ハワイアンティアレ
調子→
「実戦で良さが出る馬で、前走は馬の間を突く根性も見せた。スタートも本来はいいので、もう少し前で流れに乗れると思います。ここ2週の動きは文句なし。GIでさらｎ相手は強くなるけど、混戦なら出番があっていい。」とのコメントも、今回10着大敗。後方からなだれ込む形も、先に抜け出した馬を捉える事は叶わなかった。現状の力は発揮しているが…。
⑦スウィープフィート
調子→
「前走のスタートはあまり良くなかったけど、折り合いがついたことが最後の脚につながった印象。阪神のマイルで結果を出せたのも収穫でした。馬体に関してはかなり実が入ってきたし、疲れを残さない様に臨みたい。」とのコメントも、今回4着入線。最後方付近から良い脚で追い込んできたが、流石に位置取りが厳しかったという他ない形。見せ場は十分作っており、オークスでも軽視は厳禁と言える1頭。
⑧コラソンビート
調子↑
「ハードな調教を貸してもカイバが実になって馬体が増えているのはプラス材料。栗東の環境にも慣れた事で精神面が安定しているのは何より。体調面の上積みは大きいし、距離も決して長いとは思わない。」とのコメントも、今回16着大敗。好位の後ろに付けていたが、前が止まる展開で結果的に厳しい形。今後も展開には左右されるか。
⑨アスコリピチェーノ
調子↑
「追い切りは手応えに余裕があった。気持ちや走りのバランスはいい方に成長している。しっかり調教をやって、馬も応えてくれている。極端な枠ではなくてよかったし、競馬をし易い枠。大きな期待を持って臨みます。」とのコメントも、今回2着好走。勝ち馬とは3/4馬身差で、決め手の分差を付けられてはしまったが、この馬なりに力は発揮していた。この馬も間違いなく世代上位の1頭。
⑩セキトバイースト
調子→
「スタートは速い馬。いいポジションで流れに乗れる筈。できれば良馬場の方がいいけど、馬場が荒れていた京都でもがんばれたし、前走も稍重で1分33秒台で走れた。少しくらい馬場が悪くなっても大丈夫。」とのコメントも、今回7着敗走。展開的に大きく負けようがなかったとはいえ、勝ち馬とはコンマ6秒差。前走がフロックでない事を改めて示した形か。次走も注目。
⑪ライトバック
調子→
「2走前に比べれば前走は折り合いもついていたし、直線はよく差し切ってくれた。中間の調整は順調だし、決め手が生きる流れになってくれれば。」とのコメントも、今回3着好走。上がり最速の脚で最後方から追い込んできたが、見せ場はあった一方ゴール前の接戦では後手に回ってしまった感が否めない。距離が延びて更に良くなるか、オークスでも。
⑫ステレンボッシュ
調子→
「追い切り後も落ち着きがあって雰囲気はとてもいいね。極端な所ではなく後入れの偶数枠はいいと思うし、能力的にもチャンスはあるはず。スムーズな競馬でしっかりと力を出し切れれば、最高の結果を出せるのでは。」とのコメントも、今回後続に3/4馬身差を付け、見事勝利を収める格好。道中完璧なレース運びで、直線2着馬を捉える事が出来たのは鞍上の手腕と言って差し支えないか。阪神JFでの雪辱をココで見事に晴らして見せた。。
⑬テウメッサ
調子→
「この中間はやりすぎないことに気を付けて調整してきた。先週は長めからやって、今週は上がり重点。いい動きで仕上がりはいい。現状ではマイルが最も力を発揮できる。相手は揃っているが、どこまでやれるか。」とのコメントも、今回9着敗走。後方からなだれ込む形も、上位には影響しない位置での入線。現状はこれが精一杯か。
⑭ショウナンマヌエラ
調子→
「中間はゲート練習も消化しながら、テンションを挙げない様に調整しています。活気は十分ですし、発馬を決めてリズム良く運べれば。」とのコメントも、今回17着と大敗を喫する形。ハナを奪ってスムーズな形も、全く脚を使えず直線失速という形…。GIでは力不足感が否めないか。
⑮エトヴプレ
調子→
「プラン通りにきているし、文句のない仕上がり。距離に不安はないとは言い切れないが、能力は高い。いいスピードがあるし、自身を持って臨みたい。」とのコメントも、今回5着入線。逃げ馬をマークする形でスムーズなレース内容。差し馬が台頭する中、最後まで小差に粘り込んで見せた。初マイルでも見せ場は作っており、更に短い距離なら大きい所も狙える1頭か。
⑯セシリエプラージュ
調子→
「前走は外から差を詰めてくれたし、展開や通ったコースを考えるとよく頑張っていると思う。相手はさらに強くなるが、具合は良さそうなので力を発揮して欲しいね。」とのコメントも、今回15着大敗。後方に構えていたものの、脚が溜まらなかったか直線逆に失速してしまう形。このレベルのマイルでは厳しい様子か、距離短縮で改めて。
⑰マスクオールウィン
調子↑
「前走で賞金を加算出来たので、放牧を挟んで直行するのは予定通り。調整は順調だし、動きもいい。前走は出遅れて後方からの競馬になったが、どんな位置でも競馬は出来る。相手は強いが、どこまでやれるか楽しみ。」とのコメントも、今回14着と大敗を喫する形。前走が好内容だっただけに案外も、GIレベルでは力が通用しないといわざるを得ないレース振りか。G3以下で改めて。
⑱チェルヴィニア
調子↑
「前走は展開に恵まれた部分は有るが、控える形で上手に走れた。欲を言えば、恐らく中身の部分でブランクを跳ね返せるまではきていない。そこは栗東滞在を生かし、木曜以降で埋めたい。まだきつい流れで走ったことがなく、少しでも対応出来るように手助けできれば。」とのコメントも、今回13着大敗。好位の後ろから運んではいたが、久々だった分もあったかややチグハグなレース振りだった印象。次走どこまで立て直せるかが鍵。