種牡馬/フレンチデピュティ
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芝・ダート問わずの万能型【フレンチデピュティ】

現役時代の成績 米国【6戦4勝】

【主な勝ち鞍】ジェロームハンデキャップ
【代表産駒】クロフネ エイシンデピュティ アドマイヤジュピタ ノボジャック

2歳秋のデビュー戦では後続に5馬身差を付けての圧勝。翌春も一般競走で順調に勝ち鞍を増やし3戦3勝で臨んだジェロームハンデキャップでは、ダート8Fのコースを1分33秒5の好タイムで走り2着に4馬身差を付けての重賞初制覇となったが、続くアローワンス競走で2着。同年10月のブリーダーズクラシックカップに出走したが、優勝馬シガーから19馬身差の9着。このレースを最後に現役を引退、96年より米国で種牡馬としての生活を送ることとなった。

ファーストクロップのノボジャック、セカンドクロップのクロフネが日本の競馬で大成したこともあって、2001年から社台スタリオンステーションと共用している。代表産駒の多くが地方やJRAのG1を制している名馬ばかり。特にクロフネはリーディングでの上位の種牡馬として現在も活躍中だ。
基本的にはダート向きの血統だが、父方の血統を引き出せるタイプの牝馬との配合では芝向きの大物も出る傾向がある。しかし、近年は受胎率の低下や牝馬のレベルが落ちていることが原因でこれといった活躍馬が輩出されていないのが気がかり。

産駒成績から見ると、最も相性の良いコースは京都芝と、ローカルのダート。特に新馬戦では信頼性も高いが、その新馬戦がダートならばその信頼性は更に高まる。また、2歳時に好走する事が多く、芝・ダート問わずに短・中距離で成績を残す。重馬場であっても難なく走れるタイプなので、荒れる舞台で人気薄ならば競馬予想の際は狙い目と言えるだろう。