ダートでの新たな活躍に期待大【タートルボウル】
現役時代の成績 通算【21戦7勝】
【主な勝ち鞍】ジャンプラ賞(仏)
【代表産駒】ベストタッチダウン ベレヌス ヴェントヴォーチェ
デビュー戦は2004年、翌年にはペリエ騎手とのコンビでフランスのマイルG1ジャンプラ賞を勝つなどしている。その後、G1レースでの優勝は無いが、第一線での活躍を見せた。引退後は種牡馬として安価での種付けがされていたが、初年度産駒の好走見て種付け料の高騰が見受けられたため社台グループによって購入、日本競馬界へ産駒たちが活躍することとなる。
タートルボウル産駒の傾向だが、3:5の割合でダートの方が多く使われているという傾向が出ている。これは当初父の影響を受けて芝でのレースを使ってみたが、ダートを使ったら意外とよく走った、であるとか、あるいは母系の系統を踏まえて最初からダートを使う気で種付けがされたということがあると想定される。芝では2000m以上の距離で好走をしており、ダートでは1600m〜1800mでの好走実績が多い結果となっている。
競馬場別のデータで、まずは芝。函館競馬場、福島競馬場、阪神競馬場、小倉競馬場でそれぞれ複勝率20%超えを果たしている一方、中山競馬場、中京競馬場での成績が今一つとなっているので、予想の際には注意してほしい。続いてダートでは福島競馬場、新潟競馬場、東京競馬場が特別に複勝率が下がっているので割引が可能かもしれない。
馬場状態についてだが、芝は稍重までなら良く走る。稍重の複勝率は25.8%を誇る。ダートはどうかというと、稍重・重馬場・不良馬場のいずれもおおむね20%前後で好走していて、道悪を苦にしないというのがデータから出ている。競走データの分母通り、ダートで活躍しそうな血統だ。