G1/オークス

【開催場所】芝2400m
【コース】東京競馬場

■オークス 競馬予想のポイント
・差し〜追い込み馬で決まる!
・9番人気以下の馬で決まる!
桜花賞組が中心

東京競馬場、芝2400mで行われる中央競馬の重賞競走。開催時期は5月中旬〜下旬ごろ。イギリスのオークスステークスを模範としているためオークスと呼んでいるが正式には「優駿牝馬」である。レース名にもなっている通り牝馬限定戦。年齢は3歳戦となっている。オークスと、桜花賞秋華賞の3つで牝馬クラシック三冠と呼ぶ。斤量は定量制で55kgとなっている。

第1回の開催は1938年で非常に歴史のあるレースで、グレードによる格付けはG1。開催時期は日本ダービーの前の週の日曜日に行う。桜花賞が桜の女王決定戦と呼ばれるのに対し、オークスは樫の女王決定戦と呼ばれる。

3歳牝馬はオークスを迎えるまでに2400mを走ることはまずなく、どの馬にとっても未知の距離となっている。同じ三冠に数えられる桜花賞の勝馬であってもオークスで敗れることも少なくなく、一生に一度の距離となる競走馬もいるほどである。

トライアル競争が設けられている。桜花賞の上位4着馬までの各馬、フローラステークスの3着以内の各馬、オープン戦スイートピーステークス2着以内までの各馬には優先出走権が付与されている。

過去の成績からレース内容をひも解いてみると、2年に1度は3連単配当が10万円を超えるなど波乱な傾向が続いている。前述の通り、各牝馬ともに初めての距離というのが大きく影響していると思われる。脚質では先行馬が総崩れとなっており、3着が数回ある程度。圧倒的に後方待機の馬が優秀な結果を残している。特に差し馬が優秀で勝率・回収率ともに優秀だ。次いで追い込み馬も勝鞍を残している。一発を狙えるのは逃げ馬だが、追い込み馬ほどではないので、競馬予想の際には後ろから差せる馬から狙おう。

枠順では大きな傾向は出ていないが、3〜6枠の中枠は勝鞍が少なく、連対率も1枠2枠、7枠8枠と比べると低くなっているのは気になるデータだ。人気別に見ると、9番人気以下の各馬だったら基本的に全ての馬にチャンスがあると思ってよい。2ケタ人気の馬は苦戦傾向で、2008年に13番人気となったエフティマイアが2着と好走した他には、2ケタ人気馬の活躍は無いので、競馬予想の際の参考にしてほしい。

前走レースでは当然ながら桜花賞組が強い結果を残しているので、桜花賞組が中心。その他ではフローラステークス、スイートピーステークス、忘れな草賞など、ステップ指定を受けているレースからの馬で無いとオークスでの入賞は見込めないので、こちらも予想の際には覚えておこう。


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