■桜花賞 競馬予想のポイント
・内枠が不利!1〜3は死に枠
・先行馬が好走傾向!差しもOK!
・前走チューリップ賞組が強い
阪神競馬場、外回り芝1600mで施行される中央競馬の重賞競走。3歳牝馬の限定重賞となっており、牝馬クラシック三冠の一つ。残りの二つは5月ごろに施行されるオークス(優駿牝馬)、と10月ごろに施行される秋華賞となる。斤量は定量制を採用しており55kgとなっている。上位4着までの各馬にオークスへの優先出走権が付与される。
第一回は1939年と歴史は大変古く、桜の女王決定戦と称される。グレードによる格付けはG1。トライアル競走が設けられており、前哨戦にあたるレースで上位入賞を果たすと桜花賞への優先出走権が付与されるようになっている。チューリップ賞、フィリーズレビューのそれぞれ上位3着以内の各馬、そしてオープン戦となるアネモネステークスの上位2着までの各馬が該当する。
また、優先出走権の付与は無いが、ステップレースとして経由される傾向にあるレースとしてはフェアリーステークス、クイーンカップ、フラワーカップなどがあげられる。
過去の成績からレース内容をひも解いてみると、順当と波乱の落差が大きく、一言で言えば予想が難しいレースと言える。勝鞍の数で言えば1番人気2番人気の馬がもっとも勝鞍が多いが、一方で7番人気までの各馬にも勝鞍がある点、2着3着となると2ケタ人気の馬も十分に射程圏となっている点などから、予想の困難さが窺い知れる。枠順による有利不利ではハッキリと内枠不利の傾向が出ているので、競馬予想の際には役立てたいデータとなっている。1〜3枠は連対したデータも無く、3着に入賞するのも稀なので、予想の際にはいかに有力馬であっても1〜3枠に入ってしまったら割り引く必要があるだろう。
脚質では先行馬の好走が多い。阪神競馬場ということでゴール板の前には坂が設けられているが、若い馬ということもあって、好位で追走した馬が抜け出してそのまま、というケースが多い。次いで差し馬、追い込み馬と続く。逃げ馬は不振なので、予想の際には切ってしまっても問題無いだろう。
臨戦過程を見ると、前走チューリップ賞経由で臨んだ馬がもっとも優秀で、これは桜花賞とまったく同じコースでレースを経験できていることに由来すると思われる。次いでフィリーズレビュー、フラワーカップが同率。数は少ないがエルフィンステークスも健闘している。2着までが多くなっているのはクイーンカップで、アネモネステークスは3着馬を1頭輩出しているのみとなっている。