■高松宮記念 競馬予想のポイント
・勝馬は1〜4番人気の馬から
・差し馬が有利
・5歳馬が活躍傾向
・前走、阪急杯、オーシャンステークス組が強い
中京競馬場、芝1200mで施行される中央競馬の重賞競走。古馬戦となっているので出走には4歳以上の年齢制限がある。斤量は定量制が採用されており57kgとなる。ただし、牝馬に関してはセックスアローワンスにより55kgで出走することになる。
第1回の施行は1971年となっており比較的歴史のあるレースである。1997年まで後続の高松宮家より優勝杯を賜与されており、その時のレース名は「高松宮杯」。それにちなみ一部の競馬ファンなどからは宮記念や宮杯などと呼ばれることもある。1200mということで短距離戦に分類され、スプリント戦とも呼ばれる。3月の高松宮記念、そして9月のスプリンターズステークスは2つしかない短距離G1となっており、高松宮記念は春の短距離王の決定戦と呼べる戦いと言える。
過去の成績からレース内容をひも解いてみると、近年では短距離界の王者の存在がそのまま人気にも反映され、そしてそれがレース結果にも反映されるような結果となっている。したがって結果は順当な結果であることが多い。勝馬はいずれも1〜4番人気の馬で決まっており、人気薄の馬は勝てないので、競馬予想の際には参考にして欲しい。短時間で勝負を決するスピード勝負では紛れが少なく、純粋にスピードが出せる馬で無いと勝ち切れないと言うことが出来る。
短距離戦ということもあって、前に行く馬が有利かと言うとこのレースにおいては差し馬が中心。ハイレベルな短距離戦では先行馬はそのスピードを最後まで維持することが出来ず、後続の馬に捉えられてしまうケースが多くなっている。枠順の傾向ではまんべんなくほとんどの枠から勝馬が輩出されているので、有利不利はあまり無いと思われるが、唯一1枠だけは勝馬も、そして2着馬も輩出していない枠となっているので、枠傾向を予想に組み込む際には1枠は割り引いてみよう。
その他では、4歳以上のレースとなっているが、勝馬のほとんどは5歳から排出されているのも注目のデータと言える。優勝馬の多くは阪急杯からの臨戦過程を選んでいる。オーシャンステークス組も優秀なので、前走が前述2レースだった馬には注意を払っておこう。2014年から前述の2レースの勝馬には高松宮記念への優先出走権が付与されるようになった。