■オーシャンステークス競馬予想のポイント
・内枠有利!
・人気薄でもオッズ20倍以下なら侮れない
中山芝1200mで施行する中央競馬の重賞。現在の格付けグレードはG3。正式名称は「夕刊フジ賞オーシャンステークス」となる。名称は英語で大海・大洋の意味である「osean」から。
開催時期は原則として中山の2回開催の3日目となる。始まりは1996年は4歳以上・芝1800mのオープン特別競走、オーシャンステークスとして施行されたのが始まり。現在は芝1200mの短距離戦として施行されており、上位入賞馬にはG1高松宮記念への優先出走権が付与される。本競走とともに高松宮記念への優先出走権を付与される阪急杯は対をなす存在。フルゲートは16頭でフルゲートでなかった開催はいまだに無い。
G3のグレード制導入は2006年からで比較的歴史の浅い重賞である。高松宮記念のトライアルレースということもあり、オーシャンステークス出走馬からは、同年の高松宮記念の覇者も輩出している。重馬場の舞台を中団やや後ろから抜け出して粘りこんだキンシャサノキセキ、最後方から凄まじい末脚を使い2着に入賞した翌2011年のキンシャサノキセキは高松宮記念連覇。1番人気に支持されながら重馬場に泣かされ本競走を4着に敗れた2012年のカレンチャンなどが高松宮記念を優勝しており、オーシャンステークスの上位入賞馬は後のG1レースでも軽視は禁物である。
過去の成績からレース内容をひも解いてみると、勝鞍は1〜4枠がほとんどで内枠有利な傾向が伺えるので、競馬予想の際には注意を払っておきたい。脚質では先行〜差しが中心で、追い込み馬は連対、あるいは複勝圏までが限界となっている。逃げ馬は厳しい傾向となっている。人気薄の馬の好走も多く、2ケタ人気の馬も平気で好走する。オッズで見れば15.0〜19.9倍の馬の連対率は20%を超えるなど軽視できない数字になっていると言える。年齢でいえば勝鞍が突出して多いのは5歳。4歳・6歳・7歳以上は横並びとなっている。