■阪神スプリングジャンプ 競馬予想のポイント
・順当な決着が多い
・外枠が有利
・小坂騎手は押さえておく
阪神競馬場の障害コースで行われる障害の重賞競走。距離は3900m。出走条件は4歳以上となっており、実際出走してくるケースは少ないが牝馬も出走可能である。正式な格付けは「J・G2」となっており、国際グレードは与えられていない。
開催時期は3月の上旬〜中旬ごろ。第1回の開催は1999年と歴史の浅い重賞である。通常の芝・ダートのレースに比べて障害競走は施行自体がが少ないが、同レースはその年の10こある障害重賞の初めての重賞となる。斤量は59kgが基本で牝馬はセックスアローワンスにより2kg減となる。G1の優勝経験のある馬にはプラス2kg、G2ではプラス1kgとなっている。
4月に施行される中山グランドジャンプ、そして年末の中山大障害を占う意味でも重要なレースとなっている。コースは障害競走なので特殊。芝コースの正面スタンド前から4コーナー側に向かって逆走するスタートとなる。4コーナーを左へカーブして障害コースにはいり、1周障害コースを逆周する。周回コースに戻ると今度は順回りに進み、4コーナーから通常の芝コースへと合流。最初に飛越した障害を逆向きに飛越してゴールイン。レース中に飛越する障害の数は14にのぼる。
過去の成績からレース内容をひも解いてみると、勝鞍が6〜8枠に集中していることが分かり、外枠有利な傾向がうかがえるので、競馬予想の際には参考にしておいて損は無い。人気別にみると勝馬のほとんどは5番人気以内で収まる順当な決着が多くなっている。その他では9番人気に推された馬が、1着を獲るか着外という極端な結果になっている点にも注目したい。2ケタ人気の馬でも3着までなら可能性があり、3連複・3連単などの3頭を要する馬券の予想の際には人気薄の馬まで手広く目を光らせる必要が出てくるだろう。また、騎手では小坂騎手がバアゼルリバーとコウエイトライの2頭で2勝を挙げた実績があり、連対率・複勝率・回収率のいずれも優秀なので押さえておきたいところだ。