■京都新聞杯 競馬予想のポイント
・1〜3番人気馬が強い
・中枠有利、外枠不利
・皐月賞、毎日杯組が好走。未勝利戦からの勝ち上がり組は割引き。
京都競馬場、芝2200m外回りで施行される中央競馬の重賞競走。3歳限定戦となっており、日本ダービーを目指す馬の中から、収得賞金順での出走を目指す各馬が出走してくる。斤量は56kgで、牝馬はセックスアローワンスにより2kg減の54kgが課せられることになっている。
第1回の施行は1953年で、グレードによる格付けはG2である。当レースから日本ダービーを優勝した馬は少ないが、皐月賞に出走できなかった馬などにとっては、日本ダービーへの出走権利獲得の最後のチャンスの一つであり、「東上最終便」と呼ばれている。
過去の成績からレース内容をひも解いてみると、比較的順当な結果で収まることが多く、勝鞍は1〜3番人気の馬で分け合っている。連対の分布は9番人気まで、複勝圏の分布は11番人気までとなっており、人気馬ほど上位入賞する傾向が顕著で、前述の順当な結果を物語っている。
脚質では先行・差し馬が全くの互角となっている。率だけで言えば先行馬の方が少し分があるが、馬券の中心は先行〜差しというのを覚えておこう。また、逃げ馬はほとんど馬券になれていないので、競馬予想の際には割り引くことが出来る。展開が向くと追いこみ馬からも勝鞍が輩出されることがあるため注意が必要だが、入賞できているのはある程度の人気がある馬となっている。
枠順傾向では1枠、そして7枠8枠は勝鞍・連対率・複勝率が薄く、中枠有利の傾向が出ている。最も優秀なのは3枠で連対率29%、複勝率35%を超えている。逆に最も苦しいのは8枠で連対率4.8%、複勝率9.5%にとどまっている。こちらも外枠で好走している馬はいずれも人気を背負った馬で、実力馬が実力通りに走るという印象である。
その他、前走レースでは皐月賞で上位入賞出来なかった馬が、賞金目当てで目指すことから、皐月賞経由で臨む馬が最も多く、好走傾向も強く出ている。他には毎日杯経由で臨んだ馬が好走傾向にある。逆に最も厳しいのは前走未勝利戦で、前走で未勝利戦を勝っていきなりこのレースに出走してくるような馬は、ほとんど結果が残せて居ないので注意が必要だ。