G3/新潟ジャンプS

【開催場所】新潟競馬場

JRAが新潟競馬場の障害・芝3250mで施行する中央競馬の障害の重賞競走である。正賞は新潟馬主協会会長賞。1998年まで障害のオープン特別競走として施行されていた新潟障害ステークスを前身とし、1999年に障害競走にグレード制が導入され、夏の中央競馬にも障害馬が出走できる競走を整備する意味合いの元、新潟障害ステークスを重賞に格上げする形で小倉サマージャンプと共に新設された。

1999年のみ欅コースを使用した3200mで施行されたが、新潟競馬場の馬場改修工事により2000年は中山競馬場で施行され、翌年より内馬場の欅コースが廃止となったため、平地競走の芝コースのみで行われることとなった。また同年から馬齢の国際基準への変更に伴い出走資格が4歳以上から3歳以上に変更され、施行距離も現行と同じ3250mに変更されている。

現在は芝コースに移動式の障害を8台設置し、バックストレッチからの発走。外側と内側のコースを順に約1周半してゴールする。競馬場の改修工事などにより日程が変更されない限りは、置き障害のみによって構成される競走としては年間を通して唯一の障害重賞競走である。ほぼ平坦で癖の無い新潟競馬場のコース構造も相まってか、他の重賞競走と比較してみても飛越能力と共に馬自身のスピード能力が大きく問われる重賞競走といえる。

〜過去の成績から見るレース傾向〜
枠番は1・5・8枠での成績が良く安定感があるが、2着への入着率で見ると3枠が最も高い。脚質は障害競走の為、ほとんど影響は無い。また、前走で1着だった馬が本競走でも勝ち馬となる傾向があるが、6〜9着以下だった馬が巻き返して上位に食い込んでくる場合もある為、油断は禁物。その為、競馬予想をする際には、前走1着だった馬を中心に、6〜9着だった馬の好走も視野にいれて考えるのが基本となる。


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