種牡馬/ハーツクライ
産駒はファーストクロップから活躍!【ハーツクライ】

現役時代の成績 日本、UAE、英国通算【19戦5勝】

【主な勝ち鞍】ドバイシーマクラシック 有馬記念 京都新聞杯
【代表産駒】ウインバリアシオン ジャスタウェイ ギュスターヴクライ ツルマルレオン

3歳1月に武豊騎手騎乗で京都芝2000mのデビュー戦を快勝。続くきさらぎ賞で3着、若葉Sを制覇し、早々と皐月賞の優先出走権を獲得した。しかし、その皐月賞では14着と大敗を喫した。しかし、次走の京都新聞杯で重賞初勝利を飾ると、日本ダービーでは鋭い末脚で2着と好走したが、その後は重賞競走に出走するも揮わない結果が続いた。
年が明けて4歳となると、馬体が一回り成長し、心身ともにパワーアップを果たし、徐々に本格化の兆しを見せた。秋のジャパンCでは、レコード記録したアルカセット相手に同タイムの2着。その差はわずか3センチだった。続く暮れの有馬記念では、今までに無い積極的な走りで無敗の三冠馬ディープインパクトの猛追を交わしての1着。初のG1制覇となった。5歳時は海外に遠征し、ドバイシーマクラシック制覇、キングジョージ3着と世界トップレベルの成績を残した。

ウインバリアシオンやジャスタウェイなどの代表産駒の多くは父と同じ追い込みの脚質で惜敗が多い。仕上がりは早く、2歳夏の成績はディープインパクト産駒を凌ぐ程だが、一旦伸び悩む時期を挟み、3歳秋以降からジワジワと成長する傾向がある為、割引は控えたいところ。
血統的には、バブルガムフェローやザッツザプレンティと同じスタミナ型。その為、2200m以上の長距離戦での成績は秀逸で、距離は伸びれば伸びるほど良い。まだ1世代のみだが、成長の度合いから見ても晩成の中・長距離タイプと見て取れる。コース別成績では中山の芝、阪神のダートと相性が良く、道悪を苦手としている。活躍馬には牡馬が多いため、競馬予想をする際の注意点としておきたい。



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