■ファルコンステークス 競馬予想のポイント
・差し馬が有利!
・枠順に有利不利は無い
・特定のオッズの馬に注目!
中京競馬場、芝1400mで施行される中央競馬の重賞競走。3歳限定戦となっており、NHKマイルカップの前哨戦として位置づけられている。地方競馬所属の馬のみ、上位2着までの馬に出走権が付与されることになっている。負担重量は別定となっており、56kgを基本とし牝馬に関してはセックスアローワンスに基づき-2kgとなり54kgとなる。更に、収得賞金が1800万円を超える馬に関しては+1kgの斤量が課されることになっている。
第1回の施行は1987年で、かつては日本ダービーに出走できなかった馬が出走していたことから、「残念ダービー」と呼ばれていた。2006年からは開催時期を3月に移し、2012年からは距離を1400mに戻し、上述の通りNHKマイルカップを占うレースとして定着している。
過去の成績からレース内容をひも解いてみると、2ケタ人気の馬が連対しやすく競馬予想の際には注意を要する。距離が1400mに変更となる前後、開催場所となる中京競馬場の改修工事の前後でも波乱の傾向は変わらず、穴党には有り難いレースと言えるだろう。一般的に中京競馬場の改修後は直線が長くなったと言われているが、直線が長いと通常は差し馬がスピードを上げて先行勢を捕まえやすくなるが、このレースに関して言えば競馬場改修の前後に限らず差し馬の台頭が目立つ。逃げ馬はまず残れないので真っ先に割り引こう。
枠順では3枠4枠から勝馬が輩出されていないが、大きな差では無く枠順による有利不利はほぼ無いと思って良い。その他ではオッズに面白い傾向が出ているので紹介すると、2ケタ人気馬がなりやすい2ケタオッズに注目すると、過去に好走していた人気薄の馬のオッズは10.0〜14.9倍、そして20.0〜49.9倍の中に滞在していることが分かった。それ以上に人気薄は割引きが必要と言えそうだ。さらに15.0〜19.9倍からは複勝圏に好走する馬が1頭も輩出されていないのは興味深いデータと言えるだろう。