■朝日杯フューチュリティステークスの競馬予想のポイント
・優勝馬のほとんどは5番人気以内
・先行馬が有利
・偶数枠が有利?
・
東スポ杯2歳S組は好走率が高い
阪神競馬場、芝1600mで施行される中央競馬の重賞競走。2歳限定戦となっており、斤量は牡馬55kg、牝馬54kgが課されることになっている。(2013年まで中山競馬場で開催)
第1回の施行は1949年で、グレードによる格付けはG1となっており、2歳牡馬の王者決定戦に位置づけられている。
京王杯2歳ステークス、
デイリー杯2歳ステークス、東京スポーツ杯2歳ステークスをそれぞれステップ競走に指定しており、その他、芝の2歳重賞の勝馬には同レースもしくは
阪神ジュベナイルフィリーズへの出走件を付与している。
過去10年の成績からレース内容をひも解いてみると、優勝馬はすべて1ケタ人気馬で決着しており、5番人気以内で9勝。さらに2番人気以内で6勝を挙げるなど順当な決着が多い。2着馬は10番人気まで、3着馬は8番人気馬まで分布しているが、1着馬が順当なため3連単も10万馬券を超えることは稀である。
脚質では先行馬が圧倒的な好走率を誇っており、勝率・連対率・複勝率・単勝回収値・複勝回収値ですべての脚質を上回っている。好走馬の数で言えば差し馬の方が先行馬よりも多いが、こちらは分母が多いため率では先行馬に軍配が上がる。逃げ馬は過去に好走馬が複数いたが、2008年以降は好走は無し。追い込み馬は基本的に割り引いて良い。
枠順では、好走馬は不思議と偶数枠に固まっており、2・4・6枠の優勝馬の数は7頭にのぼる。ただし、同じ偶数でも8枠は2011年にレオアクティブの3着を輩出したのみで不振。同じく5枠も2006年ローレルゲレイロの2着を輩出したのみで入賞率は低くなっている。
前走レースでは、ステップレースの指定を受けている3レースを経由してくる馬が中心となる。中でも
東京スポーツ杯2歳ステークス経由の馬は好走率が高い。特に東スポ杯で馬券になっていた馬の不用意な割引は避けた方が良い。出走頭数で見れば
京王杯2歳S組が多いが、巻き返しは難しく京王杯2歳Sでの連対馬に特に注意を払っておく必要がある。
デイリー杯2歳S組は頑張っても2着までの結果となっており、さらに2008年以降は入賞馬の輩出も無いので思い切って軽視しても良いかも知れない。