■フィリーズレビュー 競馬予想のポイント
・4枠が不思議と好走馬が多い
・先行馬から狙う。対抗は追い込み馬
・
阪神JF、エルフィンS組は重要視。
クイーンC組は軽視
阪神競馬場、芝1400mで行われる中央競馬の重賞競争。3歳の牝馬限定戦となっており、4月に開催される
桜花賞のトライアル競争として位置づけられている。正式名称は報知杯フィリーズレビュー。負担重賞は定量で54kgとなっている。上位3着馬までに桜花賞への優先出走権が付与される。
格付けグレードはG2。
桜花賞の前哨戦としてはもっとも格が高く扱われているが、当該レースの1週前にチューリップ賞が施工されており、桜花賞までの間隔を加味すると有力馬はチューリップ賞を選択するケースが多い。さらにチューリップ賞が桜花賞と同じ競馬場の同じ距離で施行されるのに対し、フィリーズレビューは距離が違うという点など、前哨戦として格は高いが同レースから桜花賞での好走馬と言う点においては、
チューリップ賞に一歩劣るという側面を持つ。
フィリーズレビューを臨戦過程に選んだ馬で、桜花賞で好走した馬では、2012年にフィリーズレビューを勝ち上がったアイムユアーズが、同年の桜花賞で3着。2008年に同レースを3着したレジネッタが、同年の桜花賞を優勝。2005年に同レースを1着したラインクラフトが、同年の桜花賞も制するなど、
チューリップ賞経由の馬と比べると格段に好走する頭数が少なくなってしまっている。
過去の成績からレース内容をひも解いてみると、近年は中波乱な結果になることが多く、昔ほど1番人気馬が勝てなくなってきている。近8年ほどでは、2年1度は1番人気馬が複勝圏にも来ないような結果となっているので、競馬予想の際には1番人気を中心に堅い馬券を狙うのか、1番人気馬を切って荒れる予想をするのかを選択する必要が出てくるだろう。
枠順による有利不利はほぼフラットと見て良いが、唯一4枠の勝鞍の多さが目立っているので、競馬予想の際には注目しておいても悪くないデータだろう。ちなみに好走率がもっとも低いのは5枠と7枠となっている。
1400mという距離もあり、脚質でもっとも好走が多いのは先行馬。逃げはまったくの不振で切っても問題ない。逆に追い込み馬は先行馬に次いで好走が多く、侮れない存在となっている。前走レースでは
阪神ジュベナイルフィリーズ、エルフィンステークス組がそれぞれ優秀となっている。
クイーンカップ経由の馬は、前述の2レースと比べた場合には割り引ける。また全体の話しでは、前走500万牝馬限定戦だった場合にはいかなる着順の馬も同レースで結果が残せていないので、まったく切ってしまって問題無いだろう。