■京都記念の競馬予想のポイント
・順当な決着になりやすい
・好走馬の多くは先行と差し
・外枠の特に偶数枠が有利
・
有馬記念経由の馬に注目
京都競馬場、芝2200mで施行される中央競馬の重賞競走。4歳以上対象の競走となっており、斤量は別定。4歳55kg、5歳以上56kg、牝馬2kg減を基本とし、2013年2月9日以降のG1競走(牝馬限定戦を除く)1着馬は2kg増。2013年2月9日以降の牝馬限定G1競走またはG2競走(牝馬限定戦を除く)1着馬は1kg増。2013年2月8日以前のG1競走(牝馬限定戦を除く)1着馬は1kg増(2歳時の成績は除く)が課せられる。
1942年に春と秋の年2回施行するハンデキャップ競走として創設。当初はの競走条件は春・秋共に5歳(現4歳以上)だったが、1951年より秋は4歳(現3歳以上)に変更された。1984年には秋の競走が廃止され、以来年1回の施行となった。負担重量は1994年より現在の別定に変更されており、1995年より現在の京都競馬場の芝2200mに施行場と距離が定着している。
過去10年の成績からレース内容をひも解いてみると、優勝馬は1ケタ人気に収まり、1番人気が4勝を挙げ、勝率・連対率・複勝率の全てでトップの成績。2着も同様に1ケタ人気に収まり1番人気から3頭が入賞。3着は2ケタ人気まで分布し、2着から3頭の入賞馬が輩出されている。成績面からも好走は上位人気馬から輩出されることが多いため、比較的に人気サイドの順当決着となることが多いレースだと言えるだろう。
脚質では先行・差し馬が4勝を挙げ、2着には差し馬から5頭、先行馬から3頭が入賞。3着には先行馬から5頭が入賞を果たしていた。勝率・連対率・複勝率のいずれも先行・差し馬が成績を二分する傾向が見られるため、軸は先行・差し馬から選ぶと良いだろう。また追込馬は過去10年で38頭が出走し、1勝、2着1回、3着2回と成績は揮わないため、後方一気の走りでは厳しいという点は押さえておいた方が予想しやすいかもしれない。
枠順では6・8枠がそれぞれ3勝を挙げ、2着には7枠から3頭、1・8枠から2頭が入賞。3着には8枠から5頭が入賞を果たしていた。好走馬の中心は6〜8枠と外枠発走の馬に偏り、内〜中枠発走の馬は不振傾向。勝率・連対率・複勝率の面では6・8枠の馬が成績上位となっているため、外枠発走の中でも偶数枠の馬が優勢だと言えるだろう。
前走レースでは、
有馬記念経由の馬が4勝、2着2回、3着4回と最も好成績を挙げていた。他の重賞経由の馬では
日経新春杯、
京都金杯、
新潟記念、香港C経由の馬が勝ち鞍を挙げているが、いずれも出走馬自体が少ないため割引。2着は中〜長距離重賞を経由してきた馬が万遍無く入賞を果たしているものの、こちらも出走馬自体が少ないため、有馬記念経由の馬が中心となるだろう。