■JRAが阪神競馬場の芝3140m(2006年以前は3170mで施行)で施行する中央競馬の障害の重賞競走である。1968年に障害の重賞競走として創設され、年2回施行されていた阪神障害ステークス(秋)の競走を前身としており、1998年に行われた第62回競走を最後に廃止された阪神障害ステークス(秋)を機能低に引き継ぐという形で、翌年に障害競走にグレード制が導入されると共に、阪神競馬場の阪神競馬場の芝3170mの4歳(現3歳)以上の別定の混合の重賞競走、として新設された。なお、阪神障害ステークス(春)は同年に新設された、
阪神スプリングジャンプに引き継がれている。
2001年の馬齢表示の国際基準への変更に伴い、出走条件が4歳から3歳に変更され、2006年には阪神競馬場の改修工事により、中京競馬場の障害・芝3300mで施行。翌年には距離を現在と同じ、芝3140mに変更している。本競走は、年末の
中山大障害へと続く秋の障害重賞路線の第1戦であり、ダートコースの内側にある障害コース及び、欅コースを使用してレースが行われる。障害コースのバックストレッチから発走し、通常とは逆の左回りに周回したのち、欅コースを経由して右回りに方向を変えながら周回し、4コーナーで最も外側の芝コースに出て移動式の障害を1台飛越してゴールするのが一連の流れとなる。
〜過去の成績から見るレース傾向〜
枠番は5枠での勝ち鞍が多いが、連対率では外枠の方が成績が良い。障害競走の為、脚質に関しては有利不利がない。また、障害競走では力のある馬が引き続き好走する傾向がある為、前走で上位入着となっている馬には注目したい。その為、競馬予想をする際には前走で好走していた5枠発走の馬を中心に、外枠発走の馬を相手に考えるのが基本となる。