■プロキオンステークス 競馬予想のポイント
・人気の馬ほど2〜3着が多い
・7枠の馬が優秀。3枠も要注意
・斤量53kg以下は割引。54〜55kg組は買い。
中京競馬場、ダート1400mで施行される中央競馬の重賞競争。3歳以上のレースとなっており、斤量は別定。3歳馬は53kg、4歳以上は56kg、牝馬はセックスアローワンスにより-2kg。その他、過去1年間にG1レースの勝馬には3kg増、G2勝馬は2kg増、G3勝馬は1kg増となっており、重賞勝馬は重い斤量を背負うことになっている。
第1回の施行は1996年で、現在のように中京競馬場で開催されるようになったのは2012年のこと。それまでは阪神競馬場で開催されていた。2006年は阪神競馬場の改修工事のため、2011年は中京競馬場の改修工事のため、それぞれ京都競馬場で開催されているため、過去のデータを参考にする際にはコースが違う点を考慮する必要がある。
過去の成績からレース内容をひも解いてみると、改修直後でコース形態が変わった2012年に12番人気のトシキャンディが2ケタ人気で優勝している他は、いずれも1ケタ人気馬が優勝を遂げている。一方、2着馬は5番人気以内の馬に固まっており、6番人気以下の人気薄からは連対馬の輩出が無い。3着馬も似たような傾向で1番人気馬が最も3着馬になりやすく、次いで9番人気馬が2回3着に入賞している。
脚質も改修前と改修後で極端な結果になっており、改修後に直線が長くなってからは差し・追い込み馬が上位を独占している結果となっている。先述のトシキャンディが逃げ勝っているが、改修後のコースでは先行馬の入賞が無いという結果になっており、差し馬が有利と言えるだろう。もっとも、改修後のデータはかなり少ないため、今後もこの傾向が続くのか注意を要する。
枠順では近年の注目枠は3枠で、近3年で好走馬を輩出している。また7枠も優秀で、こちらは改修前・改修後を問わず、毎年1頭は入賞馬を輩出できているため、競馬予想で迷ったときには7枠に注目してみると良いかも知れない。
別定戦ということで斤量に着目してみると、53kg以下の斤量で出走する馬からは馬券に絡む馬がいないことがわかった。斤量が軽い馬は割引が必要だろう。最も分布が多いのは56kg〜57kgで、頭数も多いので好走馬も実際にここに分布されていることが多いが、率で言えば54kg〜55kgに該当する馬は10頭中5頭が馬券になっており、半数が馬券になっていると言える点から、競馬予想の際には注目できる傾向と言えるだろう。