2021年1月17日
中京11レース 日経新春杯（G2）
①ダイワキャグニー
調子→
「前走はアーモンドアイにかわされてからもよく踏ん張った。あの辺は去勢の効果かな。今週の動きも抜群。あんな動きはしたことがない。この距離で少しペースが落ち着いてくれればいいね。あとは57.5キロのハンデがどうかだけど、他馬との比較からこなしてくれないと。」とのコメントも、結果は12着大敗。状態自体は良かったはずだが…。乗り方も悪くない様に映っただけに、少々尾を引く敗戦となってしまったか。
②ロサグラウカ
調子→
「前走は自分の形にはならなかったけど、ラストまで頑張ってくれた。いい経験にはなったと思う。一週前にしっかり負荷をかけたので、今週は輸送を考慮してさらっとやった。体調は良さそう。」とのコメントを寄せていたが、結果は11着。前走よりは前目でレースを運ぶも脚を伸ばせず…。さすがに能力のピークは過ぎたか。
③サトノソルタス
調子→
「寒い時期なのでじっくりと乗り込んだ。若干良くなっており、中京芝2200メートルには対応出来る。前走は外枠が響いたように、中京は枠順による乗り難しさも。うまくいけば。」とのコメントを寄せており、故に内枠に入ったココは期待されていたが結果は5着。位置取り自体は悪くなかったが…。直線上手く捌けなかった印象があり、鞍上の手綱捌きに若干陰りが見えた感。
④サンレイポケット
調子→
「2週前はややフォームが定まらない印象だったが、先週の一追いで良化。前走と替らない状態で臨める。今の馬場状態がどう出るか。」とのコメントも、結果は4着と善戦。このような馬場は意外と合っている様だし、次走が更に楽しみとなる一戦になった。
⑤ミスマンマミーア
調子→
「休み明けだが、リフレッシュができたようだ。前走を見てもしまいは確実だし、ジョッキーには調教で乗って特徴をつかんでもらっている。斤量差を生かしたい。」と人気薄ながら、陣営としては手応えは有った様子。事実今回最後方から直線一気を決め、勝ち馬に3/4馬身差まで迫る2着。展開が向いたのは確かだが、陣営の手腕、そしてジョッキーの手綱捌きが冴え渡ったのは確かな一戦だろう。
⑥エアウィンザー
調子→
「前走後は在厩して調整。馬体が戻って、だいぶいい頃の雰囲気に戻ってきた。障害練習の効果をけいこの動きに感じるし、前進に期待。」と陣営は手応えを感じていた様だが、結果は13着と振るわず。やはり本当に良い頃と比べると今ひとつという印象。
⑦バレリオ
調子↑
「前走は荒れた内を走らされたし、掛かって消化不良に終わった。放牧を挟んだが順調に仕上がったし、今回は再びブリンカーを着ける。折り合って運べれば重賞でも通用していい。」そう期待を寄せられていた馬だが、結果はまさかの14着。全く流れに乗れなかった辺り、今回はブリンカー装着が逆に仇となってしまったか。
⑧サトノインプレッサ
調子↑
「絶好調だったダービーの頃には及ばないが、以前より歩様が改善されて気配はいい。リラックスさせるように調整しているので、落ち着いて臨めるといいですね。」とのコメントも、結果は7着。レース振りは悪くなかったが…。やはり本調子までにはもう一歩か。
⑨ヴェロックス
調子↑
「前走、最後に一押しが利かなかった辺りは休み明けの分でしょう。在厩調整で順調に乗り込めているし、使った分の上積みは見込めそう。前進に期待。」と強気なコメントを寄せていたが、今回まさかの9着敗走。前走の反動が出たか？レース振りに異常はなかっただけに無念の一言。
⑩アドマイヤビルゴ
調子→
「レースでも調教でも3～4コーナーで一瞬置かれる面があるが、この中間はそういったところがない。その辺は良くなっている。まだ一線級とはやってないが、いつも相手なりに走ってくれるし、勝負根性もある。距離も2200メートルまでなら大丈夫だと思う。」と注目されていたが、結果は10着とまさかの大敗。状態面に不安はなかったはずだが…。次走巻き返せるか少々気掛かりなところ。
⑪クラージュゲリエ
調子→
「調子調教の動きは目立たないが、今週も長めからしっかり消化。態勢は整った。実戦に行ってしっかり走るし、ここでも差はない。」とのコメント通り、結果は勝ち馬からコンマ3秒差の3着と上々。位置取りを考慮すれば現状コレがベターなレース内容か。
⑫ワセダインブルー
調子→
「前走は少し窮屈になる場面も。放牧を挟みここを目標に調整。落ち着きも出てきて雰囲気は良化。距離延長は歓迎。メンバーは強いが、展開の助けがあれば。」とのコメントも、結果は8着。展開は向いたものの、このメンバーでキレ味勝負はやや分が悪かった印象。
⑬レイホーロマンス
調子→
「芝3000メートルを使った後も疲れは感じず、今週の坂路も軽い走り。8歳でも高いレベルで状態をキープできています。G2でメンバーは強くなりますが、51キロを生かして頑張って欲しい。」との陣営コメント。結果は見せ場十分の6着。斤量51キロがプラスに働いた面もあれど、8歳を迎えた今年も未だ衰えなし。
⑭ショウリュウイクゾ
調子↑
「前走の敗因が今ひとつわからないが、今は2000メートルだと短いのかな。格上挑戦だけになんとも言えないが、本来は相手なりのタイプ。斤量差を生かしたい。」と今回陣営は半信半疑というコメント。結果は好位追走から粘り込んでの勝利。斤量53キロがプラスに働いた感は強く、加えて今回テン乗りとなった団野大成騎手の手腕も高く評価できるものだった。
⑮レクセランス
調子→
「現状は前目につけるよりも、出たなりの位置でリズム良く運んだ方がいい。窮屈な競馬だった神戸新聞杯の内容は良かったし、この舞台は合う。まだこれからの馬だが、先が見えてくる様な競馬を期待したい。」と陣営サイドの手応えは悪くなかったが、結果は15着。外枠発走が想像以上に響いたか、4コーナーでは早くもバテバテという印象。次走内枠なら巻き返せるか。
⑯ミスディレクション
調子→
「仕上がりは順調。いつも通りに積極的なレースをしてどこまで踏ん張ってくれるかかな。距離は大丈夫だし、ハンデ差を生かしたいところ。」とのコメントも、結果はしんがり16着大敗。自らペースを作るタイプなだけに、道中先行馬達に徹底マークされたのはやはり厳しかった印象。