2021年2月7日
中京11レース きさらぎ賞（G3）
①ジャンカルド
調子→
「前走は逃げ馬にうまくやられたが、折り合いに問題はなかったし、レースぶりは良かった。中間に挫跖があったが、その影響はなく追い切りの動きは今までで一番良かった。パワーがあるので今の中京の馬場は合うし、重賞のここでも楽しみ。」と期待を寄せられるも、今回9着と大敗。挫跖の影響は本当になかったのか？次走立て直せるか注目したい。
②ラーゴム
調子→
「前走に比べ馬がしっかりしたぶん力みが強くなり、少し収まりづらくなっている。収拾がつきにくくなっている感じがある。ためればキレる脚を使えると思うが、それが競馬でどう出るか。」と陣営からは控えめなコメントだったが、今回G1･3着馬をしっかり抑えての重賞初勝利。陣営の懸念通り、少々収まりづらいところは見せていた。それだけに最後まで上手く制御した、北村友一ジョッキーの手綱捌きは流石の一言。
③ヨーホーレイク
調子↑
「前走は初めての多頭数の競馬だったが、内容的には良かったと思う。切れるというよりは長く脚を使うタイプで今の中京の馬場はいいと思うし、直線の長いコースも合っている。」と期待を寄せられていたものの、今回勝ち馬とのマッチレースを制する事が出来ず2着。コメント通り中京は合っている様子も、それだけに紙一重の内容が悔やまれる。
④ダノンジェネラル
調子→
「調教でそこまで動くタイプではないが、この馬なりには動けていると思う。まだこれからの馬だと思うが、いいものは感じるし、今の段階でこの相手にどれだけ動けるかですね。」とのコメントも、結果は7着惨敗。道中も上手く流れに乗れていなかった節があり、まだ重賞で活躍するには力不足感は否めない。
⑤タガノカイ
調子↑
「前走はうまく運べたとはいえ、しぶとかった。2走前は重賞挑戦で大きく負けていないし、今回も先行力を生かせそうな組み合わせ。粘り込みを期待。」とのコメント通り、今回しぶとさを生かしての4着。自分のレースは出来たが、ここは上位3頭が強く食い込むには未だ力不足だったか。
⑥トーセンクライマー
調子→
「前走はペースが上がったところで動く強気な競馬をした分、止まってしまった。度外視できる一戦。仕上がりはいいし、中京の荒れた馬場を見越してここへチャレンジすることに。持ち味のしぶとさが生きれば。」とのコメントも、今回8着と結果を残す事は出来ず。陣営のコメントとは裏腹に、最後方からレースを進める非常に消極的な競馬。人気薄とはいえ陣営の心境はいかほどか。
⑦ショウナンアレス
調子→
「いいリフレッシュになったようで、放牧先からいい状態で戻ってきたし、態勢は整っている。重賞でメンバーも強くなるけど、相手なりに動ける強みを生かしたい。」と期待を寄せる口振り。だが結果は6着と無念の着順。相手なりに動く以前に、勝ち馬に徹底マークされてしまい自分のレースが出来なかった印象が強い。
⑧アクセル
調子↑
「前走は出遅れたからね。この中間はしっかりとゲート練習をしたし、けいこでは大丈夫。うまく発馬を決めて、どこまで頑張ってくれるか。」と巻き返しを誓っていたものの、今回まさかの11着しんがり大敗。中京が合わなかったにしても、負けすぎている印象は否めない。ゲートだけでなく中身も立て直したいところ。
⑨ランドオブリバティ
調子↑
「ハミを替え、いろんな場所で調教をやり、対策してきた。今のところ走りは問題ない。何とか直線に向くまでしっかり走ってくれれば、いいレースになると思う。改めて期待したい。」とまさかの競争中止となった前走から、しっかり立て直されての一戦。故に3着に敗れるも、復帰戦としては及第点か。次走後方以外からも競馬ができるかどうか、改めて注目したいところ。
⑩ドゥラモンド
調子→
「前走は休み明けが影響しました。中間は落ち着きがあるし、動きもいいですね。体調は前走以上。今回は距離の2000メートルがポイントですね。」とコメントを寄せていたが、案の上か結果は10着大敗。2000メートルはこの馬にとって少し長い印象。
⑪アランデル
調子→
「先週がもうひとつだったので今週は調教でクロス鼻革を着用。ハミ受けがよく、動けていたし、左回りの走りもスムーズ。少し時計のかかる馬場も合うし、ここでどれだけやれるか見てみたい。」とのコメントも、今回5着に敗れる事に。一定の力は示したが、重賞で活躍するにはもう少し成長が欲しい。