2021年7月17日
函館11レース 函館2歳ステークス（G3）
①グランデ
調子↑
「追い不足だった分か、最後で甘くなった。順調だしスピードは見せたので、距離短縮に不安は感じない。次につながる競馬が出来れば。」とのコメントも、今回3着と望外の大善戦。上がりはメンバー最速、見せ場は十分作った一戦だった。順調なら未勝利程度は即脱出できる器。
②フェズカズマ
調子→
「緒戦は内でもまれて厳しくなったけど、いい勉強になったと思う。北海道への輸送をクリアし、調整も順調。芝でどこまでやれるかだね。」とのコメントも、今回9着に敗れる形。直線全く伸びなかった辺り、現状はやはりダート向きか。参考外の一戦。
③イチローイチロー
調子→
「調教が地味で使ってからかと思っていたが、手応え以上にしぶとい伸び。いい勝負根性がある。上積みは大。どこまで時計を詰められるかな。」とのコメントを寄せていたが、結果は4着。人気を考えれば望外の善戦か。ここでも手応え以上にしぶとい走りを見せた。今後も展開一つ。
④ポメランチェ
調子↑
「札幌までの輸送があった初戦と違い、今度は滞在したまま臨めるのは大きい。あとは札幌より重い函館の芝になってどうかだが、パンパンの良馬場でやれれば楽しみ。」とのコメントも、今回7着と見せ場を作れず敗走。馬体重がプラス10キロと大幅に増えての一戦。滞在競馬が逆に仇となってしまったか。太め残りで直線粘り込めず終わってしまった。
⑤カワキタレブリー
調子→
「使った効果で道中や追ってからの反応は変わってくるはず。重賞のスピードへの対応が鍵だが、混戦になれば出番はある。流れに乗れれば。」とのコメントも、今回5着に敗れる形。勝ち馬からは大きく離されておらず、今後も展開次第か。成長途上。
⑥カイカノキセキ
調子↑
「放牧を挟んだが、フレッシュでいい状態。緒戦が余裕残しだったから上積みは十分。距離延長も問題なく期待。」とのコメントも、今回2着と好走。距離延長は問題なかったが、純粋に勝ち馬のスピードが上だったか。引き続き1200mなら有力な1頭。
⑦ラブミードール
調子→
「前走は息が入らない展開がこたえた。それでも厳しいレースを経験したのは糧になるだろう。芝は未知だが、スムーズに先行出来れば。」とのコメントも、今回11着と最下位入線。芝は全く合ってない様に映る一戦。ダートで改めて。
⑧トーセンヴァンノ
調子→
「武豊騎手がいい感触をつかんでくれました。持ち時計がないし、格上挑戦ですが、まだ全力で走っていない感じもあります。そこそこやれないかと思っています。」とのコメントも、今回6着に敗れる形。速い上がりは使えており、勝ち馬との差もコンマ5秒差。未勝利脱出は時間の問題だろう。
⑨メリトクラシー
調子↑
「調教通りの走りを実戦でもできたし、安定して力を出せるタイプだと思う。順調で具合も良さそう。馬格があり、洋芝も大丈夫だと思う。」とのコメントを寄せていたが、結果は10着。前走は逃げの一手で結果を残したが、今回は終始最後方で終戦。輸送が響いたか？立て直しを図りたい。
⑩リトス
調子→
「前走は初戦と違ってスムーズに加速出来たし、最後も突き放してくれた。小柄な馬だけど、細くなった感じはない。重賞でも期待しているよ。」とのコメントも、今回8着に敗走。前走が圧勝だっただけに反動が出たか。大きく負けてはいないだけに立て直しを期したい。
⑪ナムラリコリス
調子↑
「追い出しを待つ余裕があったし、前走は順当勝ちだね。もう少し距離があっても良さそうだが、重賞のメンバーでも大きな差はないと思う。」とのコメントを寄せていたが、結果は後続を圧倒しての勝利と文句なし。見た目以上に楽な内容で上々のレース。この距離なら世代上位の1頭。