2021年10月17日 阪神11レース　秋華賞（GI）

�@スルーセブンシーズ
調子→
「今週の調教時計は予定よりも速くなったけど、疲れが残るような感じではなかった。あとは阪神に到着しても落ち着いていて、ご飯を食べてくれればいいね。伸びしろはあるし、舞台も合いそう。」とのコメントも、今回11着と大敗。良い形で競馬出来ている様には映ったが…。GIではまだ厳しいか。

�Aステラリア
調子→
「先週である程度仕上がっているので、今週は調整程度に。この舞台で春にオープンを勝っていますし、走りや体形からもともと中距離向きと思っていた馬。馬場も重くらいまでなら対応してくれると思います。あとはどれだけ自分の競馬ができるかでしょう。」とのコメントを寄せていたが、結果は6着。上がり3ハロンはメンバー2位と見せ場を作ってみせた。休み明けだけに次走上積みが見込めるか？

�Bクールキャット
調子↑
「GIへのチャレンジなので1週前にびっしり負った。その効果で最終追い切りは重心が傾く事なく、軽いタッチで走れて上積みがある。本質的には広いコース向きで、阪神の内回りにどれだけ対応して流れに乗った競馬が出来るかが鍵。」とのコメントも、今回15着大敗。初の関西圏で馬体はマイナス10キロ。仕上がっていなかったか。

�Cソダシ
調子↑
「先週、先々週と時計を出しているので、今週は息を入れる程度だったが想定した通りの調教ができたと思う。春から体重はそう増えていないが、筋肉の付き方が変わってきた。舞台も合うと思うし、ジョッキーと息を合わせてリズム良く運んで、この馬の競馬ができれば。」とのコメントも、今回10着とまさかの展開。自分のリズムで競馬出来なかったのが結果的には痛恨だったか。距離は前走で克服していると見ていたが…。

�Dエイシンヒテン
調子→
「まだトモを使って走り切れていない分、コーナーで外に張ったり直線でモタれたりしていたが、それでも踏ん張っていたのは力がある証拠。リングバミに替えるし、右回りの方がいい走りをする。ためて逃げても持ち味を発揮できないので、離して逃げて後続に脚を使わせたい。」とのコメントも、今回見せ場十分の4着に善戦。結果的に自滅する形にはなってしまったが、春の実績馬にも見劣らない程の好内容。前走がフロックでない事を示してみせた一戦。

�Eスライリー
調子→
「夏負け気味だった前走時と違って体調は明らかに良くなったし、動きもいい。折り合いが鍵だが、うまく前に壁を作って脚をためられればいい競馬ができると思う。」とのコメントも、今回5着に善戦。折り合いに専念した分直線では良い伸び脚を見せた。現状での力は発揮出来た印象。

�Fサルファーコスモス
調子→
「前走は骨折明けでレース間隔があいていたことを思えば、よく頑張っていたと思う。2000メートルはやってみないと分からないが、掛かる馬ではないのでこなせると見ています。」とのコメントも、今回12着と大敗。流石に距離が長かったか。マイルが主戦場だけにこの舞台では厳しい。

�Gエンスージアズム
調子→
「使った後の回復が早く、いい雰囲気。調教では集中しています。真っ向勝負より、しまいを生かすレースを考えています。ゴールに向かってしっかりと脚を使えれば。」とのコメントも、今回14着と大敗を喫する形。最後方からなだれ込むだけの競馬。まだ力不足感は否めない。

�Hアンドヴァラナウト
調子→
「2走前にいい勝ち方をしたので、前走も良いパフォーマンスができるだろうなと思って送り出したけど、それ以上に強いレースをしてくれた。その後も気負いはなく、落ち着いて調整。いい状態で送り出せる。使うごとに課題を克服しているし、右回りの2000メートルもクリアしてくれると思う。」との強気なコメントも、今回3着に敗れる形。勝ち馬とは1馬身差。やや仕掛けが悠長すぎたか。大きく負けてはいないだけに惜しい内容。

�Iアールドヴィーヴル
調子→
「カイ食いがいいし、春先と違って心身ともに成長しているのを感じる。器用さに欠けるところがあって、前走でも4コーナーで押し込められて厳しくなったが、そこから盛り返してきたのが力の証明。うまく流れや馬場がかみ合ってくれれば。」とのコメントも、今回同7着に敗れる形。好位から良い形で4コーナーを回ったが…。純粋にGIでは力不足か。

�Jユーバーレーベン
調子↑
「オークスで痛めた脚元の症状はすぐに収まりました。気持ちを高ぶらせる調整をしていたけど、今週はようやくやる気になってくれたね。阪神コースには実績があるけど、今回は内回りコースというのがポイント。最初から先行する馬ではないからね。そのあたりはジョッキーの感性に任せたい。いいレースを期待しています。」とのコメントも、今回13着と大敗を喫する形。陣営の強気なコメントとは裏腹に中身が伴っていなかったか。オークス時の状態には程遠かった。

�Kアカイトリノムスメ
調子→
「母とタイプが違って間隔があいてもしっかりと力を出せるので、オークスからの直行は予定通り。馬体に大きな変化はないが、ひと夏越して芯が入り、メンタル面も完成された印象。乗りやすくて競馬に注文がつかないし、実戦に行ってよりいいタイプ。オークスでは悔しい想いをしただけに、3冠最後のここは結果を出したい。」と意気込みを見せていたが、故に今回半馬身差で粘り込み、今回見事最後の3冠目を制する結果に。休み明けながら万全の仕上がりで一発解答。ようやく花開いた。

�Lホウオウイクセル
調子→
「先週に比べてしっかりとは実を取って走れていたし、息遣いも良くなって休み明けだった前走から確実に良化。中山で重賞を勝っているので阪神の内回りにも対応出来るイメージはあるし、ロスなく立ち回って一発を狙う競馬をしたい。」とのコメントも、今回16着と最下位に敗れる形。後方待機のまま何も出来ず…。状態面も悪かったが、GIでは現状力不足。

�Mファインルージュ
調子↑
「オークスは距離を意識した調整が影響したが、その点を踏まえた前走は非常に強かった。1週前追い切りは騎手に感触を確かめてもらい、当週は馬のは知りたいところまで走らせた。ここまで思惑通りにきている。」とのコメントも、今回2着に好走する形。中団から差し込んできたが、最終的に好位で粘っていた勝ち馬を捉えられず。着差が着差だけに悔やまれる内容。

�Nアナザーリリック
調子→
「前走は時計が速く前残りの馬場傾向ながら、想像以上に鋭い脚を使ってくれた。あの内容なら2000メートルでも大丈夫だと思うし、長距離輸送も経験済み。相手は強くなるが、この馬も心身共に一回り成長した印象を受ける。差しの利く展開と馬場になれば楽しみですよ。」とのコメントも、今回同7着に敗れる形。中団から脚を伸ばそうととしたが、小回りが不得手か？直線伸びが案外だった。

�Oミスフィガロ
調子→
「前走でもしまいの伸びは良かったし力は示してくれた。阪神2000メートルだと後ろからでは厳しいので、中団辺りで運んであの脚を使えたら。」とのコメントも、今回9着に敗れる形。中団に控える事が出来ず後方からの競馬。この相手関係では厳しい展開となってしまった印象。