2021年10月31日
東京11レース 天皇賞・秋(GI)
@コントレイル
調子↑
「大阪杯は道悪が全て。ダメージが大きく、宝塚記念をパスして秋に備えた。7月いっぱいはゆっくりさせて回復に努め、8月から負荷をかけてきた。帰厩後も順調に調整出来て、長所の柔らかみがしっかり出ている。この後にジャパンカップを使うけど、ここに全力投球で仕上げてきました。」と今回大いに自信を寄せていたが、結果勝ち馬のエフフォーリアに1馬身差をつけられての2着。レース振り自体は盤石と言えるものだっただけに、勝ち馬が強すぎたと言うべき内容ではあったが…。仕上がりは絶好だっただけに陣営としては悔しい結果か。
Aカデナ
調子→
「休み明けの前走でも具合は良かったが、使って更に上向いています。GIでは決め手の差が出ているけど、安田記念は内から一瞬いい伸び、だんご状態からの瞬発力勝負が理想かな。」とのコメントも、今回16着と最下位に敗れる形。状態面が案外だったか?この馬としては珍しく全く脚を使えない展開。衰えを隠せないか。
Bモズベッロ
調子↑
「一叩きして前回より状態は良くなっているが、今回はメンバーが強いし、スピード競馬はどうか。一雨来てくれればいいが。」とのコメントも、今回13着大敗。懸念していた通りのスピード競馬で持ち味を生かせず。時計が掛からないと現状は厳しい。
Cポタジェ
調子→
「この馬は下級条件から一歩筒上がってきた。その都度、今回はどんな競馬をしてくれるかと思いながら見ていたが、毎回相手なりに走ってくれて、掲示板を外したことがない。本当に堅実に走ってくれるし、初めてのGIでも楽しみにしている。」とのコメントも、今回6着に敗れる形。現状GIになるとやや力不足感は否めないか。もう一段階成長を見込みたいところ。
Dエフフォーリア
調子↑
「前走後はノーザンファーム天栄で調整。夏負けせず順調に調教メニューをこなし、9月30日に帰厩。体重も20キロくらい増えてたくましくなったし、加減することなく週2本ずつ追い切りをこなして来た。先週のひと追いでスイッチが入り、今週は折り合いよくラストも抜群の反応。今回は今まで以上にすごい相手だが、この馬自身も貼るより力を付けているからね。どんなレースになるかが楽しみ。」とのコメントも、今回見事歴戦古馬を寄せ付けず完勝する形。状態面が絶好だった事に加え、鞍上が焦らず仕掛けを待った点も今回は大きかった。一躍スター候補に。
Eトーセンスーリヤ
調子↑
「前走後は毎日王冠を使わず、ここに向けて調整したので、いい状態に仕上がった。久々のGI出走だが、昨年の宝塚記念当時とは状態が違うし、脚質に幅も出た。枠もいいところを引けたので好レースをして欲しい。」とのコメントも、今回15着と大敗を喫する形。ペースが流れただけに、好位で競馬をしていた当馬にとっては厳しい展開となってしまった。相手も強かっただけに致し方無し。
Fワールドプレミア
調子→
「2000メートルは距離不足かなという気はするが、東京コースはいいと思う。ようやく間に合ったという感じだが、今年、春秋連覇がかかっているのはこの馬だけなので、何とかいい競馬をしたいと思っている。」とのコメントも、今回11着と大敗を喫する形。懸念通り状態面がもうひとつだったか。春の良い頃と比べるとやや馬体が寂しかったか。次走立て直したい。
Gサンレイポケット
調子↑
「前走はおっつけても位置が取れなかったので、2000メートルに延びるのは好材料。当初から秋はここを目標に定めていたし、上積みは十分。しまいを生かすレースで上位を狙いたい。」とのコメントも、今回4着と見せ場を作りながらの善戦。3着馬とは離されてしまったものの、3強を除けば先着する格好。ここにきて力を付けてきている1頭。
Hグランアレグリア
調子↑
「すごくいい追い切りができた。手応えは抜群で息遣いも問題なく、このひと追いでトップコンディションになったのでは。大阪杯は最後に道悪がこたえたが、道中は冷静に走っていたし2000メートルに関しては全く心配ない。良馬場なら結果も違ったはず。いろんなレースの組み立てができる馬だし、枠順もピンク帽以外ならどこでもOK。フジサワ先生に、もう一度天皇賞をプレゼントしたい。」との力強いコメントも、今回3着に敗れる形。距離自体は問題なかったがペースが速く、結果的に厳しい展開となってしまったのは痛恨。状態面が良かっただけに…。
Iカイザーミノル
調子→
「前走も地力強化を感じさせる内容だったが、レース後のジョッキーは『走り切っていない』と。まだ余力があったようなので、天皇賞にチャレンジしてみます。一叩きして状態は上向き。どこまでやれるか楽しみです。」とのコメントも、今回14着と大敗。果敢にハナを切るも直線失速。GIでは現状厳しいという他ない一戦。
Jムイトオブリガード
調子→
「年齢的にグンとは上向いてはいないが、気配は上向き。GIで甘くはないだろうが、ブリンカーを着用して臨むし、集中して運べれば。」とのコメントも、今回10着と大敗を喫する事に。中団からジリジリとしか脚を使えず。流石に往年の力は見込めないか。
Kラストドラフト
調子↑
「前走は熱中症のような症状で、本来の実力を出せずに終わった。その後はうまくケアできたし、涼しくなった事で馬も元気に。馬体の張りも目に見えて良くなったし、間違いなく前走以上の状態に。距離が1ハロン延びるのもプラス。強敵はそろったが変わり身に期待したい。」とのコメントも、今回8着と見せ場を作れず。人気よりは好走も、後方からなだれ込むだけという形。良い頃の状態からは程遠い。
Lペルシアンナイト
調子↑
「2000メートルに路線を絞ってからは、馬場が悪い時以外は大きく崩れていない。年齢的な衰えは感じないし、ロスなく立ち回れれば。」とのコメントも、今回7着に敗れる形。最後方から上がり2位の脚をマークしており、まだまだ衰えは感じさせない。時計が掛かればチャンス有りか。
Mカレンブーケドール
調子→
「理想はもう少しうちの枠だったが、自在に動けるタイプだし、決まった所でベストを尽くすだけ。万全を期して坂路主体で仕上げたが、蹄の状態に不安はなく力はしっかりと出せると思う。距離にも対応出来るし、豪華メンバーのココに入っても善戦以上の走りができれば。」とのコメントも、今回12着とまさかの大敗。展開も向かなかったとはいえこの馬らしからぬ走り。原因究明して巻き返したいところ。
Nヒシイグアス
調子→
「1週前の追い切り後に身のこなしが硬くなったので、週末は調教を抜き、直前はレースまで間隔のある水曜追いに。この馬のリズムで走らせて引っ張り切れない手応え。追い切ると回復に時間がかかるが、カイバは完食。レースまでに心身のバランスを修正して臨みたい。」とのコメントも、今回5着に善戦する格好。久々のレースだったが、それだけに強敵相手に実りのある結果。叩いた次走再度注目。
Oユーキャンスマイル
調子↑
「2年前の天皇賞でも強いメンバーに入って4着だったし、東京コースの2000メートルは合っていると思う。2年経ったが、まだまだ馬は若くて調教でも素晴らしい動きをしているので、本番でも期待している。」とのコメントを寄せていたが、今回9着に敗走。現状後方からの競馬しかできず、展開に左右される形。往年の力は見込めないか。