2022年5月8日
東京11レース NHKマイルカップ(GI)
@マテンロウオリオン
調子↑
「前走も自身の脚はきっちり使えていた。阪神内回りと中山で上がり3ハロン33〜34秒台の脚を使うんだから、良馬場の東京ならかなり切れると思う。」とのコメントを寄せていたが、結果は惜しくも2着。見立て通り最速の上がりを使ったが…。今回は勝ち馬を褒めるべきか。展開が向いただけに悔しいレース内容。
Aソネットフレーズ
調子→
「球節の不安でクイーンCを回避。ただ、思った以上に回復が速く、帰厩後も考えていた以上のメニューを消化。もともと完成度は高かった馬。昨年制覇したシュネルマイスターと変わりないくらいのポテンシャルはある。」とのコメントも、今回17着大敗。ハイペースで脚が溜まらなかった上、馬体からも仕上がり途上といった印象。万全の態勢で秋に巻き返したい。
Bソリタリオ
調子↑
「前走は前半の進みが悪かった。あれが能力ではないはず。中間の動きはいいし、本来は立ち回りが上手な馬。好位の後あたりで運びたい。」とのコメントも、今回11着に敗れる形。後方に控える形も、ペースが速すぎたか。脚が溜まらず脚を伸ばせなかった。
Cセリフォス
調子↑
「距離に関しては一番得意な所だと思う。左回りに不安はないが、休み明けで勝負勘など未知数の部分が多いので、それがどう出るか。」とのコメントも、今回4着に敗れる形。およそ5か月振りの実戦で、陣営サイドの懸念が的中する形となってしまったか。左回り自体は問題なく、力は発揮している。
Dキングエルメス
調子→
「骨折休養明けで本調子手前の前走でも力を見せてくれました。使った後も順調にメニューを消化。減った体も少しは戻せそう。重賞勝ちのある東京で前進して欲しい。」とのコメントも、今回6着敗走。ハイペースの影響で粘り込めなかった。流れ次第で上位の可能性はあったか。
Eトウシンマカオ
調子↑
「マイルは守備範囲だが、タフな東京コースだと微妙に長い気はする。それだけに理想の良馬場で持ち味のスピードを生かし、正攻法の競馬でどれだけ食らいつけるか。」とのコメントも、今回8着に敗れる形。果敢にハナを切る形も直線止まってしまった。懸念通りこの距離はやや長かった。
Fタイセイディバイン
調子↑
「負けはしたが前走も好内容だったし、精神面がしっかりして冷静に対処できるのが長所。在厩機関の長い馬ですが、申し分のない仕上がり。GIでも楽しみはありそう。」とのコメントも、今回10着大敗。好位に付けていたが、ペースが速かった影響を受けてしまった印象。直線粘りを欠いてしまった。
Gアルーリングウェイ
調子→
「前走時より乗り出しの雰囲気が良く、中間のゲート練習でも落ち着きがある。競馬が上手なタイプだし、前走でも小差で頑張っている。左回りも悪くないイメージ。」とのコメントも、今回9着に敗れる形。流れに乗って後方から直線詰め寄ってきたが、想定以上にペースが速かったか。スタートで後手を踏んでしまった点も痛恨。
Hダンテスヴュー
調子→
「前走は展開も向かなかったが、若干距離も長いのかなと思ってここへ。血統や体型的にもマイル向きの感じになってきたし、直線が長いコースの方がいいと思う。」とのコメントも、今回12着大敗。終始位置取りが変わらず、純粋にスピードについて行けなかった印象。もう一段階力を付けたいところ。
Iカワキタレブリー
調子→
「前走は大外枠で厳しくなったが、しっかり出していき、ここにつなげるように運んでもらえた。狙い通りに良化。枠順や並びがかみ合えば、上位に食い込んでもいい。」とのコメントも、今回3着と大激走を果たす格好。展開に恵まれたとはいえ、中枠からスムーズに立ち回り上がり3ハロンは2位タイをマーク。想像以上に強かったと言うべきか。フロックではなく、次走も軽視禁物。
Jインダストリア
調子↑
「ちょうどいい枠順。ゲートはおとなしいので奇数、偶数は問わない。1週前に追い切ってからガラッと変わってきたし状態はこれまでで一番。挑戦者の立場だが、ここでも勝負になる力はある。」とのコメントも、今回5着に敗れる形。中団に控える形も、これ程までに速いペースは初めてだっただけに展開に戸惑ったか。最後まで脚を使うことが出来なかった印象。
Kセイクリッド
調子→
「血統的な気難しさがあり、あてにはできないが爆発力はある。それがこの舞台でどこまで通用するか。今後の為にもいいレースを期待。」とのコメントも、今回14着大敗。初芝でこのメンバーが相手では流石に厳しい。ダートの自己条件で改めて。
Lジャングロ
調子→
「以前と比べると腰回りに筋肉がついて、いい姿になってきた。今回も行く馬がいなければ行く形になるのかもしれないが、レースなのでどうなるかが分からない。いずれにしろだいぶ実力が伴ってきたので頑張って欲しい。」とのコメントも、今回7着に敗れる形。まさかの最後方に控えて脚を余す形。このメンバー相手に出遅れては厳しい。
Mフォラブリューテ
調子→
「今週は久しぶりに併せ馬を体重が増えて落ち着きもあるので、桜花賞時より一歩踏み込んだ調教ができた。少しゲート内でそわそわする面があるので偶数番もいい。ここなら出たなりの位置からレースもしやすいのでは。」とのコメントを寄せていたが、結果は18着と最下位入線。全く見せ場を作れず…。調整過程は順調だっただけに案外なレース振り。立て直したいところ。
Nオタルエバー
調子→
「外目をすんなりだったとはいえ、前走はしっかりと伸びて3着。馬群でもまれたときがどうかだが、控える競馬を重ねて我慢が利くようになってきたね。中間も順調。折り合って運べれば面白い。」とのコメントも、今回16着に敗れる形。ハイペースに惑わされて直線までに脚を溜められず。本質的にマイルもやや長い印象がある。
Oプルパレイ
調子↑
「乗り込みは順調で心身ともに成長。気持ちが散漫で、耳を絞ってやめようとするなど難しさがあったタイプだが、調教とレースで教えた事がやっと身についてきた。」とのコメントも、今回15着大敗。中団に控えたが脚が溜まらなかった。ハイペースは不得手か、自己条件で巻き返したい。
Pステルナティーア
調子↑
「追い切りは『しまいの反応を確かめて欲しい』との指示でしたが速かったですね。牝馬特有の切れ味が有りそうですし、内でじっと運べれば。落ち着いて臨めば、ワンチャンスありそうです。」とのコメントも、今回13着と大敗を喫する形。チューリップ賞に続き、全く脚を使うことが出来なかった。もう一段階力を付けたいところ。
Qダノンスコーピオン
調子↑
「中2週だけど前走のダメージは見られない。追い切りも馬にプレッシャーをかけることなく、楽な感じで坂路を上がってくる事ができた。ここまで順調にきている。」とのコメントも、今回ゴール前の大接戦をクビ差で制し、見事勝利を掴み取る格好。大外枠からスムーズな競馬が出来たのが何より大きかった。クビ差を制する事が出来たのは鞍上の手綱捌きの賜物。マイルの頂点へ上り詰めた。