■NHKマイルカップ 競馬予想のポイント
・先行〜差しが中心!
・7枠に好走馬が多い
・10番人気の馬が好走!?
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ニュージーランドT組は軽視禁物
東京競馬場、芝1600mで施行される中央競馬の重賞競走。開催時期は5月上旬〜中旬ごろ。3歳限定戦となっており、斤量は定量で57kg、牝馬は2kg減って55kgで出走可能である。グレードによる格付けはG1。
クラシック三冠(
皐月賞、
日本ダービー、
菊花賞)、そして牝馬クラシック三冠(
桜花賞、
オークス、
秋華賞)が外国産馬を認めないレースだったため、3歳の外国産馬が春のG1として目指す最大の目標となっていたレースだが、クラシックレースが外国産馬に解放された2000年からは、存在意義が薄れている。
しかし、牡馬クラシックが2000m以上のレースであるのに対し、距離の適性から短い距離なら好走すると思われる馬には、ここを目指す価値がある。トライアル競走が設定されており、
G2ニュジーランドトロフィーの上位3着以内の馬には、当レースへの優先出走権が付与される。
その他、優先出走権の付与は無いがステップレースとして利用されるレースとしては、
G3アーリントンカップ、
G3ファルコンステークス、
G3毎日杯、G1桜花賞、G1皐月賞、オープン戦マーガレットステークスなどが挙げられる。
過去の成績からレース内容をひも解いてみると、順当な決着と波乱の決着の差が大きく、順当で決着しグランプリボスが勝った2011年には3連単7920円だったのに対し、波乱となった2007年の17番人気のピンクカメオが勝った年は3連単は973万馬券が飛び出している。他にも2009年には10番人気のジョーカプチーノが勝ち3連単238万、2013年には10番人気マイネルホウオウの勝利で3連単123万馬券など、落差は激しいが、全体を通して波乱の方が多く競馬予想の際には荒れるつもりで予想することを推奨する。
脚質では決め手のある差し馬が中心で、次いで先行馬。直線が長いので追い込みが決まるケースもあるが、逃げ馬は不振なので競馬予想の際にはまず逃げ馬から切っていこう。枠順の傾向では最内1枠と、大外8枠が勝鞍無しとなっている。勝鞍で優秀なのは7枠で連対率・複勝率でもトップで回収率も高い。予想で迷ったら7枠に注目してみよう。
もっとも勝率が高いの1番人気で順当のように思われるが、2・3着のどちらか、あるいは両方に2ケタ人気が突っ込んでくるような波乱な決着も目立つ。特に注目は10番人気の馬で、他の人気薄よりも明らかに馬券になっていやすく、今後もこの傾向が続くのか注目だ。
前走レースではトライアルの指定を受けているニュージーランドトロフィー組がもっとも好走しやすく、次いで毎日杯組、桜花賞組と続く。皐月賞組は馬券になっても2着までという結果が出ているので参考にして欲しい。