2022年10月29日
東京11レース アルテミスステークス（G3）
①ニシノコウフク
調子→
「前走後は放牧を挟んでここを目標に調整。当週は控えめながら余力十分で仕上がりはいい。初戦でセンスを見せたし、操縦性が高い馬。重賞でも十分にやれる。」とのコメントも、今回10着と最下位に敗れる形。スタートからひと息で直線でもいいところがなく…。現状ここに入ると力不足感は否めないか。
②コウセイマリア
調子→
「初戦は最後で馬群を割る根性を見せた。放牧を挟み、テンションが上がらず調整出来ている。エンジンのかかりが遅いので、ヨーイドンの形になると分が悪い。追い込みが利く展開になれば。」とのコメントも、今回8着敗走。後方に控える形も脚を使うことが出来なかった。良馬場の重賞ではまだ力不足。
③リバティアイランド
調子↑
「初戦は能力の高さを見せてくれました。その後はノーザンファームしがらきに放牧へ。体を増やして戻してもらいましたし、ひと追いごとに動きも良くなっています。」とのコメントも、今回2着好走。大本命での出走となったがクビ差での敗走。結果的に前目に位置取ったのが痛恨となったか。着差が着差だけに悔しい内容。
④ディナトセレーネ
調子→
「今週は体の感じや調教の反応が良かったし、いい雰囲気になっている。東京で瞬発力勝負になった時にどうかだけど、能力を評価している馬。先々を見据えて、どんな走りを見せるか。」とのコメントも、今回6着敗走。コンマ4秒差だけに大きく負けてはいないが、決め手勝負で見劣る形。陣営の懸念通り、東京ではやや分が悪かった様子か。
⑤デインバランス
調子→
「初戦は外差し有利の馬場状態で内から最速の上がり。あの内容で重賞参戦を決めました。引き続き左回りのコースも合いそう。状態の良さでどこまで。」とのコメントも、今回4着入線。好位につけて脚を伸ばしたが、ゴール前の末脚比べで後手に回ってしまった。東京よりは小回りコース向きか。
⑥アリスヴェリテ
調子→
「中間は在厩でしっかり乗り込んだ。前走は燃えてしまったが、うまくタメが利けば速い脚を長く使える調教で教えてきた事を出せないか。」とのコメントも、今回3着好走。距離短縮でも見せ場十分のレース内容。本質的にはもう少し長めの方が良いが、この馬なりに力は発揮した。
⑦ミシシッピテソーロ
調子↑
「前走後はここを目標に調整。騎手に続けて調教に乗ってもらったが、いい動きだった。しまいは脚を使うし、この舞台で勝っている。今回のメンバーでも楽しみ。」とのコメントも、今回9着敗走。休み明けの影響かプラス12キロの馬体増。成長分というにはやや太めだったか？次走どこまで上向いてくるか。
⑧マスキュリン
調子↑
「前走のテンションのが高さが気になったので、今回は在厩で調整。落ち着きと素軽さは出てきました。しまいまでしっかり頑張るタイプだし、改めて。」とのコメントも、今回7着敗走。逃げ馬をマークする形で運んだが、直線では早々に粘りを欠く格好。重賞では現状荷が重いか。
⑨マラキナイア
調子→
「帰厩後はいい意味で前向きさが出て行きっぷりが良化。フットワークも大きくなり、ひと夏を越しての成長を感じます。重賞の舞台でどこまでやれるか。」とのコメントも、今回5着入線。勝ち馬から大きく負けてはおらず、今回は経験の差が出た形か。これを糧にどこまで上積みが見込めるか。
⑩ラヴェル
調子→
「初戦は輸送をクリアして、ラストはいい決め手で勝利。少し前進気勢が強くなっているので、追い切りはソフトに。好メンバーのココでどこまで動けるか。」とのコメントも、今回ゴール前の接戦をクビ差で制し、見事勝利を収める格好。着差こそ僅かだが、最後方から上がり最速で豪脚一閃。距離短縮も問題なく、一気に世代上位の存在に。