2023年3月19日
阪神11レース 阪神大賞典（G2）
①ボルドグフーシュ
調子↑
「後肢に緩い所があるので、ダッシュの利かないところはあるが、ラストの脚は際立ったものがある。すごくいい雰囲気でレースに臨めるし、ジョッキーにもいい感触を持ってもらった。菊花賞で好走した舞台だし、良い結果を出したい。」とのコメントも、今回2着好走。好位の後ろから3コーナーで仕掛けて行ったが、先に抜け出した勝ち馬を捉える事が出来なかった。先行有利の展開だったとは言え、有馬の内容を考慮すると物足りない。本番どこまで上積みが見込めるか。
②ユーキャンスマイル
調子→
「ここを目標に順調。8歳になったけど、見た感じはそれほど変わりないし、得意の舞台。今回も頑張ってくれると思う。」とのコメントも、今回8着敗走。流石に年齢が年齢だけにこれ以上の上積みは見込みづらいか。余程展開が向かないと厳しい。
③ジャスティンパレス
調子↑
「放牧先で体を増やしてくれたので、普段より1週早めに帰厩。しっかり乗り込んできました。有馬記念では勝ちに行く競馬をして止まってしまったが、いい経験になったと思う。今後へ向け内容のあるレースができれば。」とのコメントも、今回後続に1.3/4馬身差を付け、見事勝利を収める格好。展開が味方したとはいえ、文句なしの完勝と言えるレース内容。まだまだ余力もありそうで、本番へ向けて視界良好と言える一戦。
④サンレイポケット
調子↑
「先週の追い切りでジョッキーにある程度いい感触をつかんでもらったし、8歳でも状態自体は上向いています。距離は未知数だが、内回りの消耗戦は向きそう。」とのコメントも、今回6着敗走。近走では悪くない内容だったが、一方で年齢的なものか脚色は良かった頃と比べるとひと息。次走どこまで上積みが見込めるか。
⑤メイショウテンゲン
調子→
「転厩馬で手探りな面はあるが、脚元に問題はないし、調整は順調。前走で復調の気配を見せており、前進に期待。」とのコメントも、今回14着と最下位に敗れる形。最後方に控えたまま何もすることが出来ず…。展開が向かなかったとはいえ、現状衰えは隠せない印象。
⑥ノーチカルチャート
調子→
「追い切りは6ハロンからいって及第点の動き。いい結果は出ていないが、良績のある芝の長距離で変わり身がないか。」とのコメントも、今回13着大敗。流石にこのメンバーが相手だと力不足感は否めないか。オープン特別で見直したいところ。
⑦ブレークアップ
調子→
「転厩初戦だがじっくりと乗り込み、徐々に体の使い方が良化。掛かるところはなく、距離も問題なさそう。どんな走りをしてくれるか楽しみ。」とのコメントも、今回3着好走。好位の後ろに控える形も、直線ジリジリと詰め寄ってきた。もう少し距離が伸びれば、といった印象。着実に力は付けてきている。
⑧アイアンバローズ
調子→
「前走でダートを試したが、カラ馬の影響もあって動きたいところで動けず。その後はここを目標に帰厩させて乗り込みは順調。メンバーは強いが長丁場なら安定している。昨年同様に早めのスパートで力を出し切りたい。」とのコメントも、今回7着敗走。中団に控えたが、手応えとは裏腹に直線の伸びが案外。昨年ほどの勢いはなかった印象。
⑨ゼーゲン
調子→
「前走後も在厩して調整し、水曜の調教後の馬体重は435キロ。体は戻っているし、追い切りでの息遣いもよかった。この距離を狙って再び遠征するが、今回は間隔を詰めての阪神への輸送。当日の馬体重と気配がポイント。」とのコメントも、今回9着に敗れる形。昇級緒戦だけにこの結果も止む無しか。年齢が年齢だけにどこまで上積みが見込めるか。
⑩メロディーレーン
調子→
「相変わらず坂路では動かないが、いつもと同じような調整。前回はいい位置につけて良い競馬だったが今回はメンバーも違うからね。ただ、長距離適正はあるし、ここに入ってどこまでやれるか。」とのコメントも、今回11着大敗。出遅れて後方からのレースとなってしまったのが痛恨。好位に付けられないとこのクラスでは厳しいか。
⑪アフリカンゴールド
調子→
「今週の追い切りは最後に盛り切り返していたし、動きは良化。前走は自分の競馬が出来なかったが、3000メートルなら。スタミナはあると思うよ。」とのコメントも、今回4着入線。ハナを切って直線あわやと思える程の粘り腰。長丁場で新境地を開拓する格好。展開次第でまだまだ侮れない1頭。
⑫シロニイ
調子→
「前走は前で競馬ができず、持ち味を生かせなかった。相手はそろうが状態自体は悪くないし、少し時計のかかる決着になって欲しい。」とのコメントも、今回12着大敗。好位の後ろに控えたが、徐々に位置取りを下げる形となり、直線は見せ場なく失速。このメンバー相手では力不足感が否めない。
⑬ディープボンド
調子↑
「先週まではズブさが目についたが、しっかり負荷をかけてきたことで気持ちが入り、今週は前の馬を捕まえに行く走りに。目標は天皇賞だが、良い仕上がりで力は出せる態勢。」とのコメントも、今回5着入線。逃げ馬をマークする形でレースを運んだが、昨年見せた粘り腰は鳴りを潜め、直線案外な脚色となってしまった。良かった頃と比べるとひと息。
⑭アケルナルスター
調子→
「この馬なりに順調。距離は初めてになるが、折り合い面に不安はないからね。輸送も大丈夫だと思う。相手は強力だが、頑張って欲しい。」とのコメントも、今回10着と大敗を喫する形。終始後方に控える形でレースを運んだが、前が残る展開で厳しい形に。自己条件で再出発したいところ。