■阪神大賞典 競馬予想のポイント
・1番人気馬は無敵の実績
・先行馬がダンゼンの良積
・7番人気以下の人気薄は好走歴無し
・
有馬記念、
日経新春杯、
京都記念、
ダイヤモンドS組が強い
阪神競馬場、芝3000mで施行される中央競馬の重賞競走。4歳以上の古馬戦となっており、
天皇賞(春)への重要な前哨戦として位置づけあれている。斤量は4歳55kg、5歳56kg、牝馬はセックスアローワンスにより-2kgとなっている。その他には当日から1年以内にG1を勝った馬には+2kg、牝馬限定G1は+1kg、G2の勝馬には+1kgが課せられることになっている。
第1回の施行は1953年と歴史は古く、グレードによる格付けはG2。距離が3000mあることから、3200mの距離を誇る天皇賞(春)の前哨戦として、
G2日経賞、
G2大阪杯とともに重要なレースに位置付けられているが、前述の通り天皇賞(春)にもっとも近い距離とあって、他のどの前哨戦よりも重要視される傾向がある。
過去の成績からレース内容をひも解いてみると、格の高いレースの上に距離が長く、
天皇賞(春)を目指せる適性のある馬しか揃わないため、出走頭数がフルゲート16頭になることはまず無い。結果もかなり順当な結果に収まりやすくなっており、波乱を期待した穴狙いは危険なので、競馬予想の際には素直に狙った方が良い。
人気にもその傾向が如実に現れており、1番人気馬の連対率はなんと70%を超える。複勝率に至っては90%を超えるなど、1番人気馬の信頼はほぼ絶対的なものとなっているので、競馬予想の際には軽視は禁物だろう。2着馬や3着馬に人気薄の馬が入賞する、いわゆる「ヒモ荒れ」に関しても期待は出来ない。過去10年のデータによると7番人気以下の人気薄の馬は1回も複勝圏に入賞できておらず、当レースの順当ぶりを物語っている。
頭数が少なく、かつ距離も長いので、馬群に揉まれたり直線で不利があったりということは少なく、したがって枠順による有利・不利もほとんどない。ただし、傾向としては1枠2枠、7枠8枠に好走馬が多いので、競馬予想の際には頭の片隅に入れておいても良いかも知れない。
脚質では先行馬が圧倒的に勝鞍を修めているので、人気を背負った先行馬が軸馬として信頼がおけるだろう。その他のデータとして前走レースでは、
有馬記念からの直行組がもっとも成績がよく、次いで
日経新春杯、
京都記念、
ダイヤモンドステークス組などが好成績を修めやすい。