2023年8月13日
小倉11レース 小倉記念（G3）
①カレンルシェルブル
調子→
「七夕賞の後は回復が速かった事で、ここまで順調に進めて来られました。リズム重視でしまいを生かしたいタイプ。脚質から開幕週の馬場でどうかでしょう。」とのコメントも、今回5着入線。最後方から上がり最速で追い込んできたが、結果的にスタートで後手に回ってしまった事が痛恨。開幕週の馬場もこの馬向きとは言い難かったか。
②テーオーシリウス
調子→
「前走はバランスを崩して走る気を無くしていました。小倉は2勝しているし、ハナを切ってリズム良く運べれば。」とのコメントも、今回2着好走。ハナを奪うとそのまま独走態勢かと思われたが、直線では勝ち馬の決め手に屈する形。勝ち馬を褒めるべき内容で、当馬も重賞初制覇は目前。
③エヒト
調子→
「この中間は短期放牧を挟んだものの、1度使った分もあり、だいぶしゃきっとしてきた。もともと使った方が良いタイプだし調子は上向いている。小倉にも良績がある。」とのコメントも、今回後続に2馬身半差を付け、見事勝利を収める格好。好位集団に取り付き、3コーナーから手応え十分に進出を開始すると直線そのまま突き抜けてみせた。ここにきて見事復活。秋もG2クラスなら勝ち負けを狙えるか。
④マリアエレーナ
調子↑
「前走は強風で進みが悪かった。夏は最も調子の良さを感じる季節。調教時計からもそれがうかがえる。斤量は背負わされたが愛知杯で対応しているし、快勝した昨年同様のパフォーマンスを期待している。」とのコメントも、今回4着入線。結果的には斤量面が堪えた形か？好位からジリジリと脚は使っているが、前を捉える事は叶わなかった。昨年程の勢いも感じられない様に映った。
⑤モズナガレボシ
調子↑
「障害試験は1回でパスしたが、完全に休養させた影響で馬が緩く、中身を作る為に平地重賞を使う。大型だが夏が得意な馬らしく元気いっぱい。ハードに乗り込めたので、ここにきて態勢は整ってきた。」とのコメントも、今回10着大敗。道中押し上げる場面が有る等、見た目以上に善戦している感はあったが…。年齢的にも上積みは望み辛く、これ以上の上がり目はどうか。
⑥カテドラル
調子→
「7歳になるが元気いっぱい。暑い時期が合っているし、小倉も相性がいい。ただ、今回は開幕週なので、ある程度のポジションは取りたい。」とのコメントも、今回11着と大敗を喫する形。後方に構えていたものの、3～4コーナーにかけて数頭かわしただけで直線はジリ脚。現状衰えは隠せないと言わざるを得ないか。
⑦ゴールドエクリプス
調子↑
「1週前は坂路で、今週はCクラスでラストまでしっかり動けた。前走は坂の有る2000メートルで外を回りながら善戦。平坦コースはいいし、今回もハンデ51キロ。立ち回りひとつで上位争い出来そう。」とのコメントも、今回3着好走。後方に構えて3コーナーから進出を開始し、直線良い脚を使ってはいたが…。現状はこれが精一杯か。
⑧エニシノウタ
調子→
「ハンデを見て重賞に挑戦する事にした。1週前からしっかりと時計を出しているし、いい状態でレースに迎えそう。直線が平坦のコースは合うし、小倉でもいい競馬をしている。50キロを生かしてどこまでやれるか。」とのコメントも、今回9着敗走。後方に構えたが直線はジリ脚。ハイペースでは持ち味が生きないか？もう一段階力を付けたいところ。
⑨スタッドリー
調子→
「帰厩後は加減せずに調整出来ているし、暑さがこたえている様子もない。近2走は折り合いを欠いた分でしょう。リズム良く運んでしまいを生かしたい。」とのコメントも、今回8着に敗れる形。前走より追走自体はスムーズに映ったが、相手が強かったという他ないか。着順ほど負けてはいないものの、もう一段階力を付けたい。
⑩ククナ
調子→
「今週の動きも良かった。以前と違ってレース後の反動がなくなり、コンスタントに使えるようになったのは何より。前走は馬混みでもやめずに走れたし、ハンデも据え置き。前走の様な入りができれば。」とのコメントを寄せていたが、結果は6着。前走ほどの仕上がりにはなかったか？出遅れてそのまま挽回する事が出来なかった。スタートさえ決まれば巻き返しは可能。
⑪ワンダフルタウン
調子→
「前走はスタートが決まって、リズム良く運べたのが良かったですね。先週にしっかり追っているので今週は余力残しの徴性。ッ最近の熱さが少し影響している印象もあるので、対策をして臨みたい。」とのコメントも、今回15着大敗。好位の後ろにつけていたが、徐々に位置取りを下げる形で直線は早々に脚色一杯…。立て直しは必須か。
⑫ザイツィンガー
調子→
「新潟からの中1週でも、見た目には疲れもなくいい状態。以前に2000メートルを使った時は東京のタフなコ―スで厳しくなったけど、平坦小回りなら自分のペースで運べれば辛抱できないかな。」とのコメントも、今回13着と大敗を喫する形。向こう正面で動きがあった際にそのまま後方に下がってしまい、以降も上がっていく場面が見られず終戦。良かった頃の動きからは程遠いデキ。
⑬アップデート
調子→
「先週にコースでしっかり追っており、輸送のある今週は反応を確かめる程度。格上相手になるが、ロスなく立ち回ればひと脚は使えると思う。」とのコメントを寄せていたが、結果は12着。最後方から少し追い上げるだけの形でレースが終わってしまった。重賞では厳しい。自己条件で改めて。
⑭ヴァンケドミンゴ
調子→
「状態はキープ。調教の雰囲気は維持できているし、力はあるからね。きっかけひとつで前進があってもいい。」とのコメントも、今回14着大敗。ひと叩きされたが上向いたという印象は感じられず…。年齢的にも上積みは望み辛いか。
⑮レヴェッツァ
調子↑
「前走を使ってからも順調に来ています。格上挑戦になりますが、軽ハンデですし、小回り平坦のコースで一瞬の脚をうまく生かせれば。」とのコメントも、今回7着敗走。逃げ馬をマークする形で運んだが、直線は粘れずに失速してしまった。格上挑戦を思えばこれが精一杯という印象も。次走自己条件なら。
⑯スカーフェイス
調子→
「前が壁になる場面はあったが、前走も頑張って追い上げていた。遠征の疲れは釣れ、中間も馬は元気。展開が向けばもっとやれる。」とのコメントも、今回16着と最下位に敗れる形。道中は好位の後ろに控えていたが、3～4コーナーにかけて大失速してしまい…。何らかのトラブルがあったか？立て直しは必須。