■小倉記念 競馬予想のポイント
・先行馬から狙うのがセオリー
・枠順の有利・不利は無し
・5歳馬が他の年齢を圧倒
・57.5〜59kgを背負った馬の好走率が高い
・
新潟大賞典組が居たら買い。前走G1レースの馬も狙い目
小倉競馬場、芝2000mで施行される中央競馬の重賞競走。3歳以上のレースとなっており、ハンデ戦のため斤量はハンデキャッパーの裁量による。
第1回は1965年でグレードによる格付けはG3となっている。
七夕賞、
函館記念、小倉記念、
札幌記念、
新潟記念の5つからなるサマー2000シリーズの第3戦に数えられる。
過去の成績からレース内容をひも解いてみると、優勝馬は1ケタ人気馬の中で幅広く分布しており、組み合わせ次第では大万馬券となる可能性を多分に秘めている。現に過去10年で3連単100万馬券が1回、10万馬券が3回と波乱の結果となっている。また、2009年には16番人気のダンスアジョイが優勝し、この時の3連単は97万馬券となった。2〜3着馬も2ケタ人気馬まで幅広く散らばっており、一筋縄では行かないレースであることを物語っている。穴党には歓迎できるレースと呼べるだろう。
脚質では先行馬が最も多くの好走馬を送り込んでおり、勝率・連対率・複勝率で優秀な数字となった。これに若干劣る形で差し馬が続くが、追い込み馬となると一気に成績が悪化するので注意が必要。逃げ馬は2004年に2着馬を1頭輩出したのみで、基本的には馬券になれていない。小回り競馬場ということで向こう正面でマクる馬が出てくるが、過去2頭のマクった馬はいずれも馬券となっているので、マクってきそうな馬には注意が必要かも知れない。
枠順はフラットと見て良い。優勝馬や2着馬、3着馬は各枠に分布されている。勝鞍の無い枠としては1・4・6枠があるが、2〜3着馬は送り込んでいる状況。枠順に囚われずに他の要素を予想に組み込むことをオススメしたい。
年齢では5歳馬が過去10回のうちの6勝を占めており、ほかの年齢を圧倒している。次いで4歳、6歳と続く。甲乙つけがたい2頭で迷ったら5歳馬を選択すると良いかも知れない。
ハンデ戦ということで斤量にも着目してみると、該当馬が居た際に注目したいのは重い斤量を背負った馬。その中でも57.5〜59kgを背負った馬の好走率が高く、実績から重い斤量を課された馬の軽視は禁物と言える。59.5kg以上を背負った極端に重い馬と、51kg以下の軽い斤量の馬は、逆にまったく馬券に絡めていないので割り引くことが可能と言えるだろう。
前走レースに注目してみると、最も多くの好走馬を送り込んでいるのは
七夕賞組だが、これは単純に分母が多いだけで率にすると寂しい数字となってしまう。近年の注目は
新潟大賞典組で該当馬が4頭しかいないためデータとしては心もとないが、入賞率100%を誇っており、新潟大賞典経由で臨む馬は買いと言える。その他には
日本ダービー、
宝塚記念、
安田記念といったG1レースに出走していた馬も、5頭中3頭が入賞するなど侮れない結果となっている。